痩せたいと思っているのに過食スイッチが入ってしまう時

過食スイッチが入ってしまう時のイメージ画像

痩せたいと願ってダイエットを意識しているのに、ふとした瞬間に過食へのスイッチが入ってしまうことで悩みを抱えている女性がいます。普段は意識して食べ過ぎないようにしているのに、一旦過食スイッチが入ってしまったら、食べ過ぎだと分かっていても途中で食べることを止められなくなってしまいます。
一体どんな理由で過食スイッチが入ってしまうのでしょうか。どうして食べ過ぎだと分かっているのに、お腹がはちきれそうになるまで食べてしまうのでしょうか。

ダイエットを意識しているから過食してしまう

過食はダイエットを意識して常に痩せたいと願っている女性に起こりがちです。自分の体型にわりと無頓着な女性に較べて、自分の体型を気にして食べることに意識を傾けている女性に往々にして過食は起こるのです。

ダイエットを意識しているがために、ダイエットの努力を台無しにしてしまう過食に陥るなんて、なんとも皮肉な現象ではありませんか。でも、時所かまわずむやみやたらと過食に走るというわけではありません。過食に走る過食スイッチが入るタイミングがあるんです。

どんなタイミングで過食スイッチが入るのか

過食に走りがちな女性は痩せたいと願って、常に食べ過ぎることを自重するよう、食事をコントロールすることを心がけています。そのため、食べることに関しては気持ちにあまり余裕がありません。食欲をいつもギリギリのところで抑えているからです。

その自制が崩れて過食に走ることになるきっかけというものがあります。それこそが過食スイッチが入るタイミングといえるのです。痩せたいと願ってダイエットをしている女性は、いつも自分が食べていい食べ物の種類や分量を決めています。

痩せるために自分で許可した食べ物の種類や分量を破って余分なエネルギーを摂取することを自分で禁じています。それが、あるきっかけから揺らぐことがあるのです。例えば滅多に食べられない高級ブランドのお菓子やケーキを食べられる機会が巡ってきた時等・・・。

「この機会を逃したら次はいつそれを食べられるか分からない、もしかしたらもうそんな機会は二度と巡って来ないかもしれない」そう考えると自制していた気持ちは大いに揺れます。「めったに食べられない珍しいお菓子やケーキを食べるチャンスが来たというのに・・・」

「この機会をみすみす逃したらずっと気持ちが引っかかって後悔してしまいそう・・・。
でも、食べしてしまったら太ってしまう」その時の彼女の心の中は、ダイエットを意識していない人には理解できないぐらいの葛藤が起こっているのです。

他の人からすれば、「一回ぐらいお菓子やケーキを食べたってどうってことないじゃない」という他愛ない問題のように見えますが、痩せることで頭が一杯の彼女には気持ちに余裕がありません。食べたら太るというのは一番の懸念事項なのですから。

そんな時に周囲の人達に強く勧められて、誘惑に負けてほんの少しでも食べてしまったら、たちまち過食スイッチが入ってしまうのです。自分で許可していた食べ物の種類や分量を超えたエネルギーを摂取してしまったと考えた瞬間にスイッチが入るのです。

そうなるともう自制がききません。頭の中が真っ白の状態になって、お腹がはちきれそうになるまで食べてしまいます。一個だけと思って口に入れたお菓子やケーキを立て続けに二個、三個と口に押し込むように食べるのです。あればあるだけ食べてしまいます。

そして、食べ尽くした後にとても後悔するのです。「一個で止めておけばよかったのに、どうして二個も三個も食べてしまったんだろう・・・。結局あるだけ全部食べちゃった」
こんな風に過食スイッチが入るきっかけというのは実に他愛のない事なのです。

それは外で人と会食している時にも起こります。太りたくないために、一定の量を超えて食べることを彼女はしたくありません。でも相手のいる会食の場合、そんなに都合よく事は運びません。自分だけが「それは太るから私は食べられません」なんて言い難いのです。

いくら食事に気を付けているからといっても、会社の行事や付き合い、親戚の法要等、どうしても人のペースに合わせなければいけない会食の場面はいくらでもあります。そうして人のペースに合せて食べているうちに自分の制限分を超えて食べてしまうことがあります。

そんな時にも過食スイッチが入るのです。ただし外で食べ過ぎた場合、実際に過食の行動に移るのは自宅に帰ってからです。「余分に食べちゃったから太ってしまう」という懸念が過食に走らせるのです。

食べ過ぎた自分を許すことが過食を防ぐ鍵に

そうして考えてみると、過食スイッチが入る原因というのは、自制していた自分の食事内容を守れなかったという自責の念から起こるものだと考えられないでしょうか。自分でラインを引いていた目盛りを超えて食べてしまったことで自制が効かなくなる過食。

ほんの少しでも余分に食べてしまったからといって、自暴自棄になってお腹がはちきれそうになるまで食べてしまう前に、「少しぐらいなら太ってもいいから食べてしまった自分を許してあげよう」と一呼吸置くことが過食を防ぐ鍵になるのではないでしょうか。

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