旦那激務で両親も高齢で頼れない…。
高齢出産が増えるこの時代、そんな方がこれから増えてくると思います。
産後、親切な保健所がお知らせしてくれることもあるファミサポ制度ですが、産後のドタバタで登録どころじゃなくなり、利用していない方も多いのが現実のようです。
妊娠中は脳内が幸せマタニティライフでお花畑、出産がゴールだ!と過ごしているママはぜひ産前にファミサポ会員登録されることをおすすめします。
36歳での出産。実家のサポートがなかった産後の生活は、思ったより大変でした。今まで夫婦二人でそれなりの収入がありオトナだけでのんびり暮らしてたギャップ…。
泣き止まない小さなベビーと格闘しながら老体に鞭打って夜中の授乳に掃除洗濯、晩御飯づくり。これに加えて高齢で変に知識があるもんだから育児本やスマホとにらめっこしながら、あれ?情報どおりにいかない!とストレスもたまる一方。
周りのママたちと話していると、かわいいわが子を見知らぬ人に預ける罪悪感から利用を躊躇しているママも多いようです。
ベビーシッターの事件などがあるとなかなか踏み出せませんよね。
私が最初にファミサポを利用したのは、娘がまだ8ヶ月の時でした。思い切って利用してみたきっかけは、一人でがんばる私がストレス限界でぶちきれたとき、激務の夫から「お金で解決できるなら誰かに預けて息抜きしたら?」と言われた一言でした。
住んでいる自治体でファミサポを管轄しているところに利用登録に行きます。(私の場合は保健所でした)子の誕生日など書類を書いて、説明ビデオを約10分ほど赤ちゃんを抱っこしてみるだけの簡単なものでした。
あとは利用したい機会が発生したときに事務局に電話して担当者に日時を連絡すると、マッチするサポート会員さんを紹介していただけます。
初回は面談があります。ようは、自分の子供を預けるのに、サポート会員さんとの相性や住んでいるお宅の雰囲気などをお互い知る機会が設けられてます。
そこでお互いこの人なら安心!と思えば、次回お願い本番に至るわけです。
最初に面談したのは自宅から一番近くの方でした。約束の日時にお邪魔すると、うーん、何か違う…。ハイハイ赤ちゃんを安心してお願いできないなと感じるお部屋、何より赤ちゃんを預かりますよ!というその人からのウェルカム感が感じられない。
わざわざ面談の時間をとっていただいて申し訳なかったのですが、「今回は登録したくてお伺いしました。頼る人がいないので、今後もし何かお願いする事態が発生したときはぜひよろしくお願いします。」とご挨拶して帰りました。
大人気ないと思われるかもしれませんが、大事な自分の子供を守るのは母しかいないのです。そして事務局にお電話して事情を説明し、急は要さないので良かったら別の方をまた紹介してほしい旨を伝えました。
出会いはある。そして1時間600円※で得る大切な時間。
その後ご紹介頂いたサポート会員さんと幸いマッチし、子供が1歳半になる今までの間、3時間×3回ほど利用しました。
髪を切りに行ったり、珈琲を飲んだり、貴重な一人の時間。決して子供を無下にしているという罪悪感を感じないでください。
利用を躊躇しているママ、産後の準備がベビー用品だけという妊婦さん、ファミサポを気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
※1時間600円は自治体によって異なります。