3~6歳のうちに子供の能力を最大限伸ばす方法

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子供には可能な限り出来ることをしてあげたい、と考える母親が多いのではないでしょうか。子供の可能性を広げるためにも、子供の能力を最大限引き出し、伸ばす方法を知っておきたいものです。

子供の能力を最大限に引き出すためには、3~6歳のうちに適切な教育をはじめると効果的だと言われています。まだ小さくて必要ないと思うかもしれませんが、一番吸収力がいいのはその時期なのです。

順応性が高く、スポンジのようにどんどん吸収していく3~6歳のうちに成長させてあげませんか?お金をかければ子供の能力を引き出すことができるわけではありません。適切な場や適切な方法を知るだけで大きく子供の成長が変わります。

空間認知能力を発達させる

空間認知能力を発達させるためには、小さいころから空間を意識させることが必要です。生活の中では平面ばかりと接していることが多く、意識しないと立体や空間を学ぶことはできません。空間認知能力を発達させるには、3歳~6歳の間に行うと効果的です。

小学生になると空間や立体を算数の授業で習うようになります。その時期になって苦労するお母さんが多いです。そこではじめても遅いとは言いませんが、やはり3~6歳のうちに学ぶ場を与えてあげるとどんどん吸収していきます。

そこで有効なのは、立体の模型を作るということです。空間認知能力を発達させるために、磁石を利用したプレートの知育玩具なども発売されています。そのような知育玩具を利用すると、小さいころから簡単に立体を意識させることができます。

知育玩具などを利用すると、遊びながら学ぶことができるので、子供も苦になりません。親も無理やり押し付けることなく熱中して遊んでくれるので、これほど楽なものはありません。

運動能力を発達させる

運動能力を発達させるためには、いろいろな動作を経験させることが必要です。日常生活だと走る、跳ぶという動作しか経験することができません。

しかしマット運動や鉄棒、トランポリンなど体操の動作を取り入れると、回る、跳ねるなど基本的な動作以上にいろいろな動きを経験することができます。小さいうちに自分の身体の使い方を知る、ということが大切です。

自分の力でどのような動きをすることができるのか、自分の動きに限界があるのかということを経験できる場を与えてあげましょう。

精神面を強くする

精神面を強くさせるためには、いろいろな感情を経験させることが必要です。嬉しい、楽しい、悔しい、悲しいという気持ちを体験させることで精神的な面を強くすることができます。

精神面を鍛える前に大切なことがあります。それは自己肯定力を育てるということです。自分を肯定することができなければ、困難にぶつかったとき、自分を信じて立ち向かうことができません。

自己肯定力も小さいうちに鍛えることが必要です。プラスのイメージを持たせるように、小さいころは否定的な言葉を使わないということが大切です。

母親は子供と一緒に過ごす時間が長いため、子供に強い影響を与えることになります。母親が日常から子供に否定的な言葉を投げかけてしまうと、自然と子供は否定的な考え方になってしまい、自己肯定力を育てることができないのです。

子供と接するときには否定的な言葉を使うのを避け、子供を肯定する言葉をたくさん使うようにしましょう。

子供との会話を増やす

母親とたくさん会話をしている子供は安定した気持ちを手に入れることができ、安心して自分の能力を開花させることができます。

そのためには子供の話に耳を傾けるということが大切です。しかしいくら待っても子供が話をしてこない、と悩む母親も多いのではないでしょうか。

確かに子供にも性格があるので、自分からたくさん話をしてくる子供と全く自分から話をしてこない子供がいます。それは性格ですので、仕方ありません。自分から話をしてこない子供には、うまく話を引き出してあげることが必要です。

ゆっくり向き合う時間を作る

忙しい時間の中で子供の話を聞くのは、難しいです。急かされると子供は自分の頭の中で話したいことを想像したり、整理したりすることができません。

ゆっくりした時間の中で会話をすることで、話を整理し、相手に伝えたいという気持ちを育てることができるのです。

子供が話しやすい状況を作る

自ら話をする子供であればいいですが、全員が全員話上手で話好きではありません。子供から話をしてこない場合は、子供が話しやすい状況を母親が作ることが必要です。

「誰と、どこで、何を」を聞く

子供とゆっくり会話をしたい場合は、答えやすい質問を投げかけます。例えば、「今日は、誰とどこで何をしたの?」ということを尋ねます。そうすると子供は何を答えればいいのか、わかりやすいですよね。

子供は相手が何を聞きたいのか、自分で処理する能力がまだ低いので、答えやすい質問をされないとすぐに理解することができません。

そこで「誰とどこで何を」などわかりやすい質問をすればいいのです。その返答からさらに詳しく話を聞き出すことができるので、まず会話のきっかけとなる質問を投げかけましょう。

子供が口に出すまで話の途中で割り込まない

子供がなかなか言葉を口に出さないとき、割り込んで代わりに話し出してしまうという母親が多いのではないでしょうか。子供が話し出すまで待てない母親が多いのです。

子供が自ら頭で言葉を整理して、言葉を選んでいる状態のときにそれを遮るかのように母親がしゃべりだしてしまうと、子供は話をする気をなくしてしまいます。

まず子供の話を聞くときには、子供が主導権を握るようにしましょう。母親は笑顔でそれを聞いて、相槌をつくだけです。そうすると子供は安心して、話をしやすくなります。

部屋をきれいに掃除する

「子供の話を聞く」というのと「部屋をきれいに掃除する」というのは、全く関係ないように感じますが、そうではありません。部屋が整理されていない中で会話をすると、子供は考えや気持ちを整理することが難しくなってしまうのです。

特に子供は目で見たものが頭の中を邪魔しやすいです。そのため子供の話を聞きたいと思っても、部屋が汚いと思い通りに話が進まない場合があります。

部屋を整理整頓して綺麗な状態にしておくことで、子供が頭を整理しやすくすることができ、会話をスムーズに進めることができるのです。

「家の中をきれいに掃除しておく」ということは、子供の成長のいろいろな面でいい影響を与えます。子育て中のお母さんは是非部屋をきれいにしておきましょう。

子供の能力を最大限に引き出すには、高い月謝を払ってスクールに通わせるだけではありません。大切なことは、子供にいろいろな経験をさせて、子供が生活しやすい環境を母親が整えてあげるということなのです。

子供と一緒に食事をとるということも子供が成長する上で大切なことですが、一緒に食事をしなければ絶対にダメというわけではありません。

母親が子供と一緒に食事をとった方がいい、という考えを持っているだけで子供への影響は大きく違うのです。母親が何を考え、子供に何ができるのか、ということを真剣に考えていることが重要になります。

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