結婚したい彼がいる・結婚を前提にお付き合いしている彼がいる…それなのに結婚の決意が固まらない…そんな女性は、実は少なくありません。
結婚をしたくない訳ではないけれど、何かが引っかかって入籍に踏み出せない。何かがスッキリしていなくて両家での顔合わせが出来ない…。そんな方はいませんか?
“結婚”とは恋愛とは違うもので、大きな覚悟が必要になる事でもあります。特に女性であれば今まで名乗っていた苗字から嫁ぎ先である彼の苗字へ変わる大きな変化もあります。
結婚に対して様々な想い・不安を抱えている現状をなんとかしたい…どう考えたら良いのか、どう捉えるべきなのか、まずは自分を見つめ直してみましょう。
自分の気持ちと素直に向き合い、本当の自分を知ることが大切です。結婚を躊躇してしまう悩みとして、多くの方が感じてしまう問題を挙げてみます。悩み別で対策なども見ていきましょう。
沢山の女性が抱える“結婚への悩み”、同感するものがあれば、是非参考にしてみてください。その解決の糸口を探していきましょう。
まず最初に、そもそもなぜ結婚への決意が固まらないのか、自己分析をしてみましょう。彼に対しての不満なのか、仕事への気持ち・実家への思い・自分の人生経験や年齢等、要因は様々です。
結婚の決意が固まらない部分がなんとなくでも解ってくれば、そこに対しての対処法・捉え方・決断を考えたり見直すことも出来ます。
1つ1つの疑問を自分に投げかけてみて、「ちょっとだけ不安かも…」と思うことでも、トコトン深く追求し、見つめ直してみましょう。
根本的な事かもしれませんが、結婚をするという事は、多少なりとも結婚への願望がなければなかなか踏み込めません。
今現在、「結婚したい」「家庭をもちたい」という気持ちがあるかどうか?という部分も大きく関係します。
これは相手の結婚願望がどうか…という事は、今は考えないでください。あくまで自分自身と向き合ってください。
結婚願望があるか解らない…という場合には、“今なにをしたいのか・何が大切なのか”を追求してみてください。仕事なのか、プライベートなのかハッキリ見えてきます。
結婚後の生活を考えると不安があり、結婚を躊躇してしまう…と思う女性は、ほぼ全員とも言えるのではないでしょうか。
結婚後、新しい生活になり、旦那様側のご家族との付き合い、今まで自分中心で生活してきた事が変わってしまう環境へ不安を感じる方は多く、逆に感じないという方はいないハズです。
結婚後の生活が想像出来なくて不安…という場合には、これはもう“覚悟”の問題です。確実に結婚後の生活が理想通りに進んでいく!という事はほぼ無いとも言えます。
結婚後の生活が保証されている相手など到底見つかりません。未来など誰にも解らない世界です。結婚後どんな生活を望むのか?も大切ですが、飛び込んだ世界でどう生きるかが重要なのです。
「結婚してしまうと、地元を離れなければならない」「大好きな家族を置いて、友人もいない土地へ引っ越すようになる」と、“嫁ぐ”事での不安を感じている方は多いはずです。
友人も親族も誰もいない、そんな環境へ飛び込み、新婚生活・家族付き合い・妊娠・子育てをこなすなんて…と考えだすとキリがありません。
しかし、それも“嫁ぐという事の本質だ”と受け止めるだけの心が必要です。さらに、地元に残る事が出来たとしても、結婚する旦那様の仕事の都合で転勤となれば結果離れなければならないケースも…。
嫁ぐという決意や地元を離れるという決意は、結婚して自分の家庭を持てば、どんな家庭であっても必ず抱える現実です。“巣立つ”立場として理解をし、心得ておかなければなりません。
結婚すると、“寿退職”をしなければならない状態になってしまう女性も多いです。職場は継続して働く事が可能であっても、妊娠すれば退職しなければならないという暗黙のルールがある会社も正直なところ、存在します。
結婚をして家庭をもてば、早く帰らなければならない・近いうちに妊娠をする可能性もある、と判断されてしまい、周りに理解してもらえない・責任のある仕事は任されなくなるという現実もあります。
全ての会社がそうだとは言いませんが、絶対に無いと断言も出来ません。また、仕事と家庭を両立するだけの器量があるかどうか不安だ…という女性も沢山います。
現状では仕事にしっかり集中でき、自分の生活のベースは仕事だという意識でいても、結婚すれば、ベースが“家庭”となる訳です。
結婚と仕事をどちらも完璧にこなすことはとても難しい事です。どちらも完璧にこなすのではなく、結婚をし、生活していく中で、力の入れ具合や周りの理解を得て、ベストな環境へ整えていけば良いのです。
結婚を躊躇してしまう悩みの1つに“年齢”というものがあるかもしれません。彼との年の差が離れすぎている・結婚するにはまだまだ若く、人生経験が足りないと感じる等、年齢による悩みは様々です。
最近では、“年の差婚”の話題がテレビでもよく取り上げられるようになったため、周りからの理解も大きくなり年の差結婚への抵抗も和らいできたような印象を受けます。
年の差婚へのハードルは低くなったと感じても、先々の将来を考えたり子どもの事を考えると、「本当に結婚して良いだろうか…」と真剣に悩んでしまう事もあります。
確かに人生経験は自分を成長させる必要不可欠なものですし、周りと比較すれば結婚が早すぎる・年の差がありすぎると悩むことも間違いではありません。
結婚に早いも遅いも無いのです。大切な事は“心”です。結婚が早くても周りの大人から吸収するものは沢山ありますし、年の差であっても二人が幸せであれば、そこが重要なのです。
結婚するにはある程度貯金を貯めて…と殆どの方が考えているかと思います。学生時代にはなかなか貯金が出来ず、社会人になってようやく貯蓄が出来始めた!という方も多いでしょう。
結婚するのであれば互いの貯金も知ることになるでしょうし、今後一緒に生活していく上で貯蓄の中からやりくりをする事も出てくるようになります。
「貯金が少ないと恥ずかしい!」「お嫁になんて行けない…」と思っていたり、結婚式資金くらいは最低でも貯金してから入籍したい!と目標を立てている方もいます。
貯蓄に関しては、もちろん、あるに超したことはありません。しかし、“貯めてから結婚する”の意識が互いに同じであれば問題ないのですが、互いの気持ちに差が出来てしまうのであればしっかり話し合いましょう。
結婚前にちゃんと明白にしておくべき事は“借金”の有無です。今後の生活にも響くので、借金に関しては互いに隠すことなくしっかりと向き合って計画を立てなければなりません。
なかなか結婚の決断が出来ない女性は「結婚をしたみんなは、どうやって決意したの?何を基準に決断するの?」と考えてしまいます。
考えても、実際には正解など解りません。10人いれば10通りの“決断”があるのです。結婚とは、最終的に“飛び込んでみるしかない”のです。
沢山の意見を聞き、参考にすることは出来ますが、考えるだけでは何も始まらないですし、運命的にビビッ!とくるものがない方も多いはずです。
結婚への決断に迷った時には、自分の気持ちを見つめる事と、彼を見つめる事が大切です。“結婚への不安”よりも“結婚への期待”が大きくなるような相手であれば良いパートナーかもしれません。
不安を拭ってくれて安心させてくれるような彼であれば、結婚相手として決め手になる良いポイントです。理想通りの彼を求めるのではなく、彼そのものが理想に近い…という視点がベストな捉え方でしょう。
ここまでは自分自身の気持ちと向き合い、自己分析をして不安に感じる要素・その対処法・捉え方・考え方について挙げてきました。
ここからは、自分ではなく、“彼を見る”事に重点を置いて、不安を解消させていきましょう。
まず、彼の存在を頭に描いた時・向き合った時、彼との将来が想像できるかどうか、といった点もとても重要です。
好き=将来のビジョンとはまた違って、「この人と人生を歩む」と考えた時に、「…なんだか頼りないな」「チョット想像できないかも…」と思ってしまうと、現段階では、結婚へ進む事が難しいかもしれません。
とても大げさな話をしますが、万が一、自分の身に何か起こった時…相手を信頼し、自分の身を相手に託す事ができるかどうか?といった点も“将来を想像する”事の1つと言えます。
逆に、相手の身に何かあった場合、手となり足となり、自分がしっかりサポートしていける!!という自信が現段階であるかどうか…も見つめてみてください。
“万が一”のケースが結婚の決断に繋がる条件だとは言い切れませんが、あくまで参考として、こんな考え方もあるんだ…と頭に入れてもらえると、結婚への意識が明白になるかもしれません。
結婚をすればゆくゆくは子どもも欲しい…それはどんな女性であっても願う理想の家族像でしょう。
しかし、中には「子どもはいらない」という男性もいます。子どもに対しての気持ちや欲に差があり、結婚を断念してしまったという話は決して珍しいことではありません。
入籍をしてしまった後に「僕は子どもなんて必要ない」とズバッと言い切る男性も、世の中にはいない訳ではないので、子どもが欲しいかどうか、そして子どもが好きかどうかを聞いてみましょう。
「子どもがいらない」という彼であり、貴方も子どもを望まないのであれば良いかもしれませんが、“子どもがほしい”という気持ちに差があると、結婚後に衝突してしまう事はハッキリしています。
貴方自身は彼との結婚を考える中で、「彼の子どもが欲しいな」と思っていますか?これは彼との将来が想像できているかどうか?という部分と同じ視点で考えられます。
「彼の子どもが欲しい」と“彼”に限定して将来のビジョンが見えているのか、それとも「彼はともかく、結婚をすれば子どもがほしい」と、パートナーはさておき自分の人生ビジョンを見ているのか?がポイントです。
結婚になかなか踏み込めない、悩む事は沢山ある…それでも彼の子どもが欲しい・彼と子育てをしていきたい、そう思えるのであれば彼との将来に対して良い方向性が出ているのかもしれません。
ここはとても大切な事で、“結婚”という事への意識や物事の価値観、この違いが大きければ大きいだけ、互いの心の溝を埋めることは困難になります。
一度、彼に“理想な家族とは?”や“結婚したらどんな夫・パパになりたい?”など聞いてみてください。彼が思う理想の家族、“結婚”への意識を知ることができます。
また、お付き合いをしている段階から、金銭感覚の違いや、一緒にいても「なんだか気が合わない…」と思う事の頻度・重度をチェックし、しっかり見つめてみてください。
結婚への理想・意識や、物事の価値観の違いというものは、簡単に変える事ができない人間の本質でもあります。一緒にいて「ん?」と違和感に感じる場合には、結婚に対して、彼と真剣に話をしてみても良いでしょう。
上記でも述べましたが、金銭感覚の違いやお金への価値観に差があると、結婚してもうまくいくかどうか悩むところです。そこの問題をカバーするだけのプラス要素が沢山あれば問題ないでしょう。
しかし、“お金”に対する価値観の差はあまり無い方がベストです。また、「彼の収入が低い・安定していない」という点で、結婚へ踏み出せないという方も多いはずです。
これはもう気持ちの問題かもしれませんが、どんな人でも、いつ会社が倒産しクビになってしまうかもしれない…という可能性は皆、抱えているリスクです。
「この人と一緒になればお金で苦労しないわ」という男性が居れば理想的なのかもしれませんが、100%大丈夫だという保証はどんな方であっても言い切れません。
お金への価値観の違いがさほど無く、互いの収入の低さや不安定さであっても、“一緒にいたい”と思える存在であれば、そこがとても重要な気持ちなのではないでしょうか。
色んな悩みについて、取り上げてみましたが、最終的には“彼の事をどうおもっているのか?”ここが最も重要なポイントです。
どんなに悩んで、どんなに結婚を躊躇して、決断が出せなくても…結局のところ、“彼のことを愛しているかどうか”なのです。
好きだからこそ乗り越えられる壁は沢山あります。もちろん、好きだけではダメだという現実もありますが、どんな問題に直面しても強い意思で立ち向かい協力し合うためには、信頼や愛が深くなければなりません。
どんな悩みを抱えても、結婚にうまく踏み出せなくても、最終的に「それでも彼が好き」「彼を失いたくない」という気持ちに行き着くのであれば、答えは出ているのかもしれません。
結婚は一大決心です。だからこそ悩む事は当たり前です。しかし、悩んでも答えは出ません。飛び込んでみなければ、正解か不正解かは解りません。愛をしっかり育んだ仲であれば、きっと良い夫婦になれるでしょう。
いかがでしたでしょうか。ほんの少しでも「あ、こんな考え方があるんだ…」「そうだ、大切な部分を見れていなかった…」など気づくキッカケになりましたでしょうか。
人生をかけた大きな決断だからこそ、簡単には踏み込めない…その気持ちは皆同じです。それでも“タイミング”を逃して後悔するような事はしない様、トコトン自分の気持ちと向き合ってみてください。
追求するだけ追求したら、最終的にはストンッと心に落ちるような“良い答え”に出会えるかもしれません。彼との将来を本気で見つめてみてください。