結婚・離婚を繰り返すというと、パッと思い浮かぶのは、芸能人・セレブたちの話題という人も多いことでしょう。一般的には、何度も結婚・離婚を繰り返すことはないはずと思いがちです。
「自分たちは、お互い芸能人やセレブではないから、関係ない。」なんて、思っていませんか?実は、一般的な夫婦にも「全く関係のない話。」ではないのです。
今現在、結婚していて、何となく彼と上手くやれない、彼とは合っていないと悩み、「離婚しようか。」と悩んでいる女性もいるのでは?
よほどのことで、彼とは合わないことがあるのであれば、「離婚」という決断を下したほうが、お互いのためになることもあります。しかし、安易に「離婚」を考え、実行すると、その後も結婚・離婚を繰り返すことになることになります。
周囲からしてみると、「そんなこと、付き合っている間に分からなかったの??」なんて考えがちですが、所詮、夫婦のことは夫婦しか分からないのです。実際に一緒に暮らしてみなければ、分からないことなんて山ほどあります。
お互いに我慢できないほど合わない部分があって、話し合いをしても平行線のまま、お互いどちらも歩み寄れないようであれば、「離婚」という決断もやむを得ません。
離婚自体がいけないわけではないのです。結婚したら、一生離婚しちゃいけないわけではなりません。
でも、せっかく結婚したのに、「離婚」をすぐに思い浮かべてしまう様であれば、もしかするとあなたの考え方や行動パターンに癖があるからかもしれないのです。
夫婦二人の問題で離婚を考えているのか、あなた自身に問題があって離婚を考えているのかで、「結婚・離婚」を繰り返す典型的なタイプなのかどうかが分かります。
それを自分自身で認識していないと、自分でも分からないうちに「結婚・離婚を繰り返す悪循環」に飲み込まれていっちゃいますよ!
「結婚・離婚を繰り返す女性」には、特徴があるのです。人って、なかなか相手のことや周りの人のことは分かっていても、自分のこととなると疎くなる人がほとんどなのです。
なので、人から「あなたって、こんな癖があるね。」とか、「そういう考え方は、特殊かもよ。」なんて指摘されないと、なかなか気付くことができません。
「結婚・離婚を繰り返す女性」のタイプとしては、
です。
今、「彼との結婚生活を終わりにしようか。」と悩んでいるならば、自分がこのタイプに当てはまっていないかどうか、もう一度確認をしましょうね。
当てはまっているようであれば、考え方や行動の癖を直さなければいけないのは、あなた自身なのです。容易に「離婚」という言葉など、相手に突きつけてはいけません。
「離婚」をしたとしても、別のパートナーと結婚・離婚を繰り返すだけになります。
独身の頃というのは、結婚というと「好きな人とずーっと一緒にいられる。」とか、「大好きな彼とラブラブな毎日を送る!」なんて考えがちの女性も多いのです。
独身の頃というのは、彼とお付き合いをしていて、彼と一緒に過ごす時間というのは、ほんの短時間のデートが多くを占めます。
それに、デートはあなたの好きな場所や、彼の好きな場所にいきますので、それはそれは楽しい思い出しか残らないのです。
毎日仕事にいったり、学生であれば学校に行ったりアルバイトしたりという日常的な生活の繰り返しの後、休日には日常生活から離れた場所や気持ちで、彼との時間を楽しんでいることになります。
そんな時間を彼と過ごすことになれば、彼と一緒にいることは、もはやカップルの頃のような「特別なこと」では、もちろんなくなります。
「結婚生活がつまらない・退屈」と感じて悩む人の多くは、「結婚後も、大好きな彼とだったら、週末のデートのような気分が毎日続く!」と勘違いしていることが多いのです。結婚生活に夢や理想を持ち続けるタイプのあなたは要注意ですね。
普段の何気ない生活を二人で積み重ね、お互いに助け合い、生活をつづけるのが、結婚です。
結婚後、「カップルのようなときの気持ちが消えた」のは、普通のことで、今度は二人で穏やかな心安らげる家庭を作り上げるのが、結婚の醍醐味であり幸せなのです。
ドキドキやワクワクは、週末にどこかに出かけるなどして味わう程度で充分です。日常生活ではそういった感情がなくなったとしても、その代わりに「やすらぎや心地よさ」を手に入れられるはずです。
最近になって、離婚率が上がっている原因のひとつに「女性の社会進出」があげられます。昔の日本では、離婚は珍しいもので、離縁を突きつけられ、泣きを見るのは女性でした。
しかし、今では共働きの家庭も増え、婚約しても、結婚しても、妊娠しても、出産しても仕事を続けることは、とてもスタンダードな形になってきています。
そのため、「生活するため、生きるために自分には合わない結婚生活を我慢して続ける必要がなくなった」のです。
仕事も家庭も何でも自分でこなしていく女性は、バイタリティにあふれています。「これがだめなら、次は、こっち!」という決断も早く、結婚相手に対しても同じ決断をしがちです。
仕事をする上で、早い決断、チャンスを逃さないためにも必要なことですが、問題が「結婚」となると、すぐさま「離婚」という決断をすることは、必ずしも正しい決断であるとは限りません。
たとえ、最初の数年間でお互いが上手くいかずにギクシャクしたことが多かったとしても、次の10年の期間のうちに、お互いが譲歩をしあうことを覚え、理解しあう力が養えれば、上手く結婚生活を続けていくことだってできるのです。
お互い持っている考えも、価値観も違うのです。それを一緒に仲良く生活するためには、少しずつ、すり合わせていくほかないのです。
「結婚」は、赤の他人と一緒に生活する、いわば「人生の試練」だと思いましょう。血のつながった両親と一緒に生活していたときには、あなたのわがままも多くは通ったはずです。
でも、他人となれば、「それは、おかしいよ。」とはっきりと指摘されることも多くなるはず。自分の駄目なところは認め、譲歩することで、人間的にも大きく成長できる、それが「結婚」なのです。
自分の意見や考え方を周囲の人にはっきりと伝えられることは、重要な能力です。職場でも意見を求められる場面は多々ありますので、はっきりと自分の考えを持つあなたは、一目置かれているはず。
特に職場などでは、自分の意見を周囲の意見に流されるように、コロコロと変えたりすると「一貫性がない。」とみなされて、次第に信頼も無くす原因になります。
しかし、それを結婚生活にまで持ち込むと二人の関係はこじれ、厄介なことになるわけです。結婚は、長く仲良く続けるためには、適当なところで譲歩したり、「まあ、いいか。」と相手の意見や行動を受け流すことこそ重要になるのです。
癖になっていることは、自分でも意識しないうちに、人生のパートナーにしてしまうもの。相手にしてみれば、「なんて強情で強気な女なんだ!」という印象しか残りません。
「これは、譲れない!」という部分を除いては、他は「どうでもいい。」と思う感覚が大切です。「あれもだめ、これもだめ。私だったら、こうするのに!」と考えても、イライラするだけなのです。
自分の意見はやんわりと相手に伝えつつ、相手の意見もちゃんと聞く耳を持ちましょう。お互いに足らない部分はあるはずです。それを、お互いに補い合いながら、協力していくことができれば、素敵な夫婦を目指すことができますよ。
この世に完璧な人などいません。そして、あなたも同じように完璧な人間ではないのです。相手が至らないことにイライラしたり、文句をつけたりするのは、意味のないことです。
アメリカなどでは、「離婚を繰り返すたびに離婚率は上がる」という統計があるほどです。できれば、そんな悪循環には陥りたくはないですよね。
せっかく縁あって結婚した旦那さんと素敵な夫婦になれるように、自分自身をもう一度見直してみましょう。