大好きな彼と恋愛して、素敵な結婚式を挙げて、二人の新居で生活することになったあなた。家具も食器も、センスの良いもので揃えて、二人でいつまでも付き合っていた頃のように暮らしたい。
「結婚の生活」を独身者がイメージするとこんな感じになるでしょう。結婚には、甘い現像や理想が付きまとうもの。だからこそ、結婚式もロマンティックな演出をするものが多いのです。
でも、現実はそんなものではありません。二人で暮らすことになるのであれば、そこには生活が付きまといます。
家事、掃除、洗濯、買い物、仕事、育児・・・・・。生活とは、どれも手間がかかり、かなりの時間を割かれるものが多いのです。
尚且つ、その作業が得意だろうが、苦手であろうが、どの作業も全て、「毎日行わなくてはならない。」という部分が、多くの人たちの負担となり、「面倒だ。」と感じる原因になっているのかもしれません。
でも、どんなに面倒でも、やりたくなくっても、二人きりなのですから、どちらかがやらなくてはならなくなります。
素敵な結婚式の後のロマンティックな新婚旅行から帰ってくれば、翌日からは現実の生活が待っています。
男性が、結婚したいと思う理由のベスト3に入ってくるのが、「家事をやってくれる女性がほしい。」なのです。
極端に言えば、「自分の身の回りの世話を、甲斐甲斐しくしてくれる、できれば若くて可愛い女性がほしい。」と、言うことなのです。
男性は、基本的に「甘えたい」という欲求があります。なぜかといえば、今では、女性の社会進出も進みましたが、ちょっと前までは、外で働くのは男性の役目でした。
家から外に出て、会社に通いお金を稼ぐということは、ある意味、「日々、外の厳しい世界の中で戦う」ということでもあります。
外で戦ってくるのですから、家の中では、誰かにいたわってもらいたい優しくしてもらいたいという本能的な欲求があるわけです。
あなたは、あなたで「結婚後の生活」にお付き合いしている当時の彼の優しさを求めますし、彼は彼で、「結婚後の生活」には癒しやくつろぎを求めていることになるのです。
そして、二人の欲求が二つとも同時に叶うことはないという厳しい現実を知るのです。
結婚生活を、まだ体験したことがない独身女性であれば、「大好きな彼と毎日、一緒に過ごすことができる。」という甘い幻想を抱きがちです。
恋愛中というのは、彼の良い面しか目に付きませんし、仮に悪い面が見えたとしても、「見て見ぬ振り」を知らず知らずのうちにやってしまっていることがあります。
交際中の彼と、そろそろ結婚をと考えるようになったのであれば、彼のことを一歩引いてみるような冷静な観察が必要になるかもしれません。
恋愛中なので、「冷静に」といっても難しいかもしれませんが、「私と彼が一緒に生活したらどうなるのか?」ということを、イメージしてみるのもいいかもしれません。
二人の日常生活をイメージして、「ここは、確認しておきたい!」と感じたことは、結婚や婚約の前に、彼と一緒に話し合ってみることも、有効な手段ですね。
彼との夢にまで見た結婚生活を始めたら、理想と現実のギャップに戸惑い、彼の嫌なところばかり目に付くようになって、関係もギクシャクしてしまうようになったと悩むこともあるでしょう。
二人が幸せな結婚生活を送るためには、「デキる妻」にあなたがなる必要があります。「そんなの難しそうでなれない。」と思うかもしれませんが、意外に簡単なポイントを押さえるだけで、結婚生活をうまく過ごせることになるのです。
「デキる妻」になるためには、
の3つです。
「結婚したら、彼はわたしのもの」と思う女性も多いかもしれません。確かに、「結婚」という契約を交わし、いつまでも一緒にあなたと過ごすということを誓った彼。でも、彼は一人の自由な権利を持つ人間の一人であることには、変わりはありません。
「おこづかい制度にするのは、当たり前。」とか、「仕事が終わったら、必ずすぐに帰宅してほしい。」、「彼の携帯をチェックするのは、妻の権利。」などと考えてしまうあなたは、要注意なのです。
束縛をされると、人は逃げたくなります。どんなに好きな相手からでもです。逃げることは、二人の関係を改善させることにはなりませんが、逃げざるを得ないのです。
なぜなら、人は本能的に自由を求める生き物だからです。何かに束縛され、管理され、制圧されながら生きるのは、苦痛以外の何者でもないのです。
「彼を束縛せずにはいられない!」というあなた。では、何故、彼を束縛してしまうのかを考えてみることがお勧めです。
そうではなく、「自分はなんで、彼を束縛してしまうのか?」と自分自身を見つめなおすことが、根本的な解決につながることがあります。
例えば、「どうしても、旦那さんの携帯チェックをしてしまう」という妻も多くいるはずです。携帯電話をどうしてもチェックしてしまうのは、彼の行動が気になるから、心配な行動があるからということでしょう。
つまり、旦那さんの「浮気」が気になっているのです。中には、旦那さんの行動は怪しくないけれど、彼の行動全てを把握していたいということもあるかもしれません。
どちらにしても、あなたは彼に対して、「彼の携帯をチェックしている」今現在のところ、「彼との絆に自信がない。」ということが、一番の原因になっているのです。
何かしらの原因が分かったり、思いついたりしたら、彼と相談し、解決するのもいいでしょう。
自分自身だけの問題であれば、原因が分かった時点でほぼ解決ですが、彼がかかわっている限り、彼に本当のあなたの不満、心配を訴え、一緒に解決することが、一番です。
「そんなこと、心配いらないよ。」とあなたを一番安心させることができるのは、彼なのです。
彼からの愛情を疑ったり、自信がないことが原因になっていることが多いので、原因が分かった時点で、彼に相談しましょう。
そうすれば、無駄にあなたと彼の関係をギクシャクさせることもなく、二人の関係をより一層、良いものにすることが出来るはずです。
二人で一緒に暮らすというのは、楽しいことです。でも、お互いに「思いやり」を持って暮らせればという前提条件がついています。
今まで赤の他人だった二人が一つ屋根の下で暮らすのです。ちょっとした行き違いや勘違いから、イライラしたり喧嘩をしてしまうことも多いのが現実なのです。
どの夫婦も最初はお互いに葛藤があり、不満があり、衝突をしながら、二人に合った生活のペースを掴むものなのです。
お互いに「思いやり」を持つことが理想ですが、先ずはあなたが変わってみましょう。あなたが旦那さんに対して「思いやり」を持つことで、二人の関係はよくなるはずです。
「思いやり」を彼に持てば、彼もあなたに「思いやり」を持つように、必ず変わります。
「思いやり」というのは、相手にしてもらって当然と思わないことです。どんな小さなことに対してもです。
毎日仕事から帰ってくる旦那さんに「お疲れさま!」とか、「今日も大変だったね。」と相手を気遣うことができます。または、家事を手伝ってくれた彼に対して、「ありがとう。」とか、「本当に助かったよ。」などと言うのもいいでしょう。
気遣いをされた相手は、今度はあなたにしてもらっていることにも次第に「感謝」の気持ちを持つようになります。
お互いがやっていること、してもらっていることを「結婚したんだから、当たり前」とか、「旦那なんだから、妻なのだから当然」と考えていては、関係は良くなるどころか、相手の足らない部分にばかり、お互いに不満を持つようなことになります。
「感謝」の気持ちをいつも忘れないことは、二人の関係を良くするための潤滑油なのです。
結婚して四六時中、一緒にいることが多くなれば、お互いに相手の嫌な部分が自然と目に留まるようになります。一緒に暮らす中で、それまで自分の中では「当たり前」と思っていた生活ルールから外れたことを、相手が平然と行う事だってあるでしょう。
その度に、ピリピリとしていては、二人の生活はお互いにとって、苦痛なものに変わってしまいます。
「食器を片付けるのが遅いのが、嫌。」、「休日にだらだらとしている所が、目に付く。」、「洋服は脱ぎっぱなしにする。」など目に付く部分は、沢山あるでしょう。
しかし、それと同じように相手だって、あなたの「完璧でない部分」が目に付いているはずなのです。
お互いに完璧ではないのですから、お互いに譲歩して、相手の足らない部分は自分が補ってあげるくらいの気持ちでいなくては、生活は続かないのです。
「完璧でない。」と感じることの原因のひとつに、相手の生活スタイルが自分の生活スタイルと違っているということが多くあります。自分では当たり前と思っていることから、相手が外れた行動をした時に、「不満」が生じることが多いのです。
無駄にイライラしたり、彼を責めたりしないためにも、相手の習慣を認めてしまうといいのです。
自分自身も楽になりますし、彼への負担も減らすことができます。
二人で暮らすことは、衝突の連続だともいえます。それを潜り抜けて、お互いに譲歩しあえたカップルだけが、長続きする夫婦となれるのです。
あなたの心構えを少し変えるだけで、二人の結婚生活が幸せなものになるのか、幸せではないかが決まってきます。
ずっと一緒にいると約束してくれた彼にも、自由を認め、束縛などはしてはいけません。また、相手への思いやりを持って接することが出来れば、お互いに優しさのやりとりを日常的に行える関係になれるはず。
いつも一緒にいれば、相手の欠点ばかりが目に付くこともあるけれど、完璧な人間などこの世にはいません。お互いに完璧ではないことを認め、足らない部分を補い合える関係になれれば、最高ですね!
デキる妻というのは、何も家事、炊事、洗濯が出来るということではありません。それよりも、精神的な面で、彼の支えになれるかどうかで決まるのです。
本当の意味でのデキる妻になって、彼と二人で、理想の夫婦目指して、頑張りましょう!