子供は1人1人それぞれタイプが違います。例え同じ親から産まれた兄弟でも、全く同じ子育てというわけにはいかないのです。
子供のタイプに合った子育てをすると親の心にも子供の心にも余裕が生まれ、今後の人格形成に大きく関係していくことでしょう。
幼児期、言葉を覚えたり行動範囲が広がったりすると、自我に目覚め、それぞれの子供のタイプがハッキリとわかってきます。頭ごなしに怒ってしまう前に行動や様子をよく観察して、子供のタイプを理解してあげましょう。
このタイプの子は、リーダー格で人気があり、友達もたくさんいます。しかし、同時に王様気質でもあるので、いずれ対立する友達も増えてきます。
また子供の立場を上手く使って、甘えたりアピールしたり、大人の受けがいい構ってちゃんだったりします。
『こうしてあげたら、この子はうれしいんじゃないかな?』などと声をかけてあげましょう。
負けず嫌いのタイプは、とにかく自分の思った事を突き通し、そのためなら泣き言を言わない頑張り屋さんです。ですが他の子が、少しでもそれを妨げようものなら、泣いたり喚いたり時には手を上げたりしてしまう、少々わがままな面をもっています。
また、努力家の気質を上手く使って『自分から言えたらもっと凄いんだよ。』と目標を持たせましょう。
職人タイプの子は、好きなものがハッキリしていて、肌身離さないこだわりのおもちゃを持っていたり、誰と遊ぶかではなく、何をして遊ぼうかを重要視する子です。
だから友達と遊ぼうが、一人で遊ぼうが集中して遊べます。1人でいても、よく集中して楽しそうに遊んでいる様なら見守ってあげましょう。
自分のやり方にこだわりがある職人肌なので、例えば、積み木を高く積み上げてる最中に他の子が『おうち作る。』と始めちゃうのが許せなかったりします。
学者タイプの子は、言葉にとても敏感です。『なぜそうなるのか』『なぜこれをしなければならないのか』自分が理解できるまで、とことん追求します。
そして、できる限り答えてあげましょう。答えに困った場合は『ママならこう思うわ。』と補足をあげて下さい。
またこのタイプは、約束などにもとてもこだわるので、安易な約束は気を付けましょう。
消極的で、中々友達の輪に入っていけない恥ずかしがり屋さんの子は、親に原因がある場合があります。
頭ごなしに怒っていませんか?また、何でも手取り足取り全て過保護にやってあげていませんか?
こうした子は、アピールすることが苦手なのではなく、アピールの仕方がわからないのだと思われます。
もちろん恥ずかしがり屋なので全てを打ち明けるのには少々時間がかかるかもしれませんが、そこは焦らず、ゆっくり待ってあげてください。
実際あまり解決しなくても、『打ち明けられた』『理解してもらえた』事が自信につながったりもします。
このタイプの子は、習い事をすると変わるケースが多いです。おすすめはダンスや演技の運動系、習字やピアノなど芸術系の習い事です。
以上が子供のタイプ別での子育てですが、ここに書いたことが必ずしも全てではありません。ママやパパが、楽しんで子育てできるヒントになれば幸いです。
※上記の子供のタイプは、およそ2~6歳の幼稚園期を対象に書いたものです。