皆様、毎日の育児、本当にお疲れ様です。命がけの出産を終え、休む間もなく慣れないの育児の連続…。いきなりの大仕事にもうココロもカラダもクッタクタですよね。
しかし、ただでさえすでに身体はボロボロなところに、追い打ちをかけるように始まるもの。そう、それが「夜泣き」です…。
赤ちゃんの夜泣きのパターンは様々で、その理由もいまいちよくわかっていません。月齢によるものなのかもしれないし、季節や気圧が影響しているのかもしれないし、もしかしたら、ただの性格なのかもしれません…。
実際、小児科の先生や保健師さん、先輩ママさんやネットのQ&Aサイト…、いろいろなところに相談してみると、実に様々な回答が返ってきます。
ではどうすればよいのか。まずは「正解なんてない」ということを知っておきましょう。誰も「正しい夜泣き対応」なんて知らないし、夜泣きが激しいこととお母さんの育児には何の関係もありません。
赤ちゃんもお母さんも誰も悪くないのです。大人になっても夜泣きしている人なんていませんし、必ず終わりは来ます。
とはいえ、終わりが来るまでひたすら耐えるのも辛いですよね。ならばとりあえず、片っ端から効きそうな対策を試していきましょう。
オススメなのは「チェックシートを作る」こと。これからご紹介する対策をチェックシートに書き出し、ひとつずつ試してみてください。
まずは基本ですが、ここから確認していきましょう。赤ちゃんはまだ胃袋が小さいため、昼にたくさん食べておき、夜はずっと寝ている、ということはできません。ですから夜、数時間おきにお腹が空いて起きるのはふつうのことです。
これで寝る時間が増えたらもうけものです。完全母乳の方は、ミルクをあげるのに抵抗があるかもしれませんが、母乳よりもミルクの方が断然腹持ちします。もし可能ならば、一度試すだけでもやってみるといいかもしれません。
季節の変わり目などではこの原因もあり得ます。まずは、温湿度計を買いましょう。温度は18~26度、湿度は40~60%くらいが理想ですので、空調や加湿器を使って調整します。
大人にも過ごしやすい温湿度ですね。赤ちゃんの服の枚数で調整するのもOKです。室温を上げたり下げたりしながら、夜泣きとの連動性を様子見しましょう。
皮膚トラブルを起こしている赤ちゃんの場合、痒さが不愉快で深い眠りにつけない可能性があります。痒くても手が届かない、もしくは、掻きすぎて痛い、などもあり得ます。
もしそのような兆候が見られた場合、皮膚科で相談してみましょう。「眠れなくて困っている」ということを伝えればかゆみ止めの薬を出してくれると思います。
「かゆみ止めの薬にはステロイドが入っているから使いたくない」という方もいますが、お医者さんの指示を守って使えば決して怖いものではありません。もし、眠れない原因が痒さだとしたら、何より赤ちゃんがかわいそうです。一度試してみましょう。
赤ちゃんは眠るときの状況と起きた時の状況が変わっていると、心底びっくりするそうです。
大好きなお母さんのおっぱいを飲みながら幸せいっぱいだったはずなのに、ふと目を覚ましたら自分ひとりで布団の上にいるのでびっくりするんですよね。
これを解消するには、授乳による寝かしつけをやめて、添い寝にすることです。おそらく最初の数日間は寝かしつけの際、泣き叫ぶでしょう。
親にとっては大変つらいですが、寝るまで布団の上で泣かすしかありません。もしくは、添い乳で寝かしつけ、ぐずったらまたすぐ添い乳をする、という方法でもよいでしょう。何度も繰り返すうちに、赤ちゃんも安心してくれるかもしれません。
冬などは夕方に就寝となるので、仕事に出かけているお父さんには気の毒ですが、その分、朝の時間を親子のコミュニケーションの時間にするなど工夫をして、とりあえず試してみましょう。
また、昼寝の時間を調整し、午後の遅い時間にはなるべく昼寝をさせないようにすることも大切です。
いかがでしょうか。とりあえずこれらをひとつずつ試してみてください。とはいえもちろん、これら以外の原因も考えられますし、そもそも原因などないのかもしれません…。冒頭の繰り返しになりますが、「正解なんてない」のです。
必ず夜明けは来ます。どうか自分を追い込まず、なるべく明るい気持ちで赤ちゃんと接してあげてください。