ストレス社会で生きるあなたに!簡単癒しのおすすめのプチ園芸

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仕事や家事や人間関係に疲れ、「何か心が癒される趣味を持ちたい」と考えている女性は多いことでしょう。すでに趣味は持っていても、それでは心の疲れは取れない。だから新しい、癒される趣味を持ちたいという気持ちは、多くの女性が共有しています。

そんな女性にイチオシの趣味として、ここでは「園芸」を取り上げます。最初に「なぜ園芸がオススメなのか」を説明し、その後で、これまでまったく経験のない人でも無理なく始められる5つのステップを紹介しましょう。

なぜ、園芸が癒しの趣味になるのか?

新しい趣味を始める際に、一番重視しなければならないのが、「ストレス」です。その趣味を始めたために、かえって新しいストレスを生んでしまったのでは、「癒し」にはとてもなりません。

ですから、たとえば趣味のサークルに入るというのは考えもの。そこでの人間関係にストレスを感じてしまうケースが少ないからです。

また、相手を必要とする趣味もNG。いつでも好きなときに、自分ひとりで楽しめるものでなければ、心を癒すという目的は達せられません。

となると、多くの人が思いつくのが、ペットかもしれませんね。好きなペットを飼うというのは、なるほど心癒される楽しみではあるでしょう。

しかし、動物を飼えば、その世話が大変ですし、病気になればストレスを受けずにはいられません。さらに「ペットレス」という大問題も想定する必要があるのです。

そこでオススメしたいのが、園芸。セラピーの一つに「園芸療法」があります。治療法にも用いられるのですから、植物を育てることが心の癒しに直接つながるのはまちがいありません。

園芸の良いところは、低予算ですぐに始められること。一人で好きなように楽しめること。そして、失敗したときのダメージが、ほかのものとは比べものにならないぐらい小さく、そのためストレスを感じることがほとんどない、ということです。

では、実際にどうやって始めたらいいか、5つのステップで説明していきましょう。

ステップ1. お部屋の中のミニ観葉植物からスタート

園芸と縁のなかった人がいきなり家庭菜園に挑戦したりするのは、やはりストレスの元です。最初は誰でもできるところから、始めてみましょう。

おすすめはミニ観葉植物。園芸店でなくても、ホームセンターや雑貨ショップ、あるいは100円ショップでも売っていますから、思い立ったその日に手に入れることができるでしょう。

1鉢2~300円ぐらいで売っていますから、3種類ぐらい買ってきて、リビングのシェルフや寝室の窓際などに飾ってみましょう。初心者でも育てやすいのは、ポトス、アイビー、ベンジャミン、パキラ、ガジュマル、シェフレラ、ドラセナなどです。

ステップ2. 台所でも楽しめるハイドロカルチャー

ミニ観葉の一種に「ハイドロカルチャー」という栽培方法があります。「水耕栽培」のことで、土の代わりに高熱で焼いて発泡させた特殊な煉石を使いますから、なんといっても清潔。神経質な女性でも抵抗なく台所に置けるはずです。

水やりもかんたんなので、初心者でも気軽に育てられます。これもホームセンターなどで扱っていますし、通販で入手することも可能です。ふつうのミニ観葉よりはすこし割高になりますが、それでも小銭でじゅうぶん買える価格帯です。

慣れてきたら、自分で作ってみるのも楽しいですよ。園芸というよりも、「夏休みの工作」をしているような気分になるにちがいありません。清潔で楽しい、「癒し」にはもってこいの園芸手法と言っていいでしょう。

ステップ3. ミニ盆栽~盆栽女子が増加中なんです!

次が、盆栽。というと「盆栽なんて、おじいさんの趣味じゃないの?」と思われてしまうかもしれません。とんでもない。ここ数年、特に若い女性の間で盆栽がひそかなブームになっていて、「盆栽女子」「盆栽ガール」という言葉が生まれたほどなんですよ。

彼女たちにとって盆栽の魅力は「かわいくてリーズナブル。そして癒される」ということ。ミニ盆栽なら手ごろな価格で売っていますし、桜や梅などの花もの盆栽や、草もの盆栽、丸くてかわいい苔玉(こけだま)といった変り種も楽しめます。

「小さな世界」を持っているのが盆栽最大の魅力でしょう。目を凝らしてその小さな世界を凝視していると、自分もその世界の住人になったような気になり、日常の憂さをすっかり忘れてしまうにちがいありません。

人間や動物のミニフィギュアを配して楽しむ、という方法も人気です。

4. さあ、花を育ててみましょう~球根からスタート

さて、ここまではグリーン中心の園芸でした。水やりなどの基本的な管理に慣れたら、花を育ててみましょう。育てた植物につぼみがついて、それが徐々に膨らみ、開花したときの喜びは格別。まさに癒しそのものです。

とはいっても、いきなりタネから育てるのは大変。失敗してストレスになっては困ります。一般的なのは、苗を買ってきて育てるやりかたで、これなら失敗はまずありません。

しかし、すでに花が咲いている苗がほとんどですから、今言ったような楽しみ方はできなくなってしまいます。

そこでおすすめしたいのが、球根。だれでも小学校のときにヒヤシンスの球根を水栽培した経験があるでしょう。また、学校の花壇にチューリップの球根を植えて育てた経験を持つ人も少なくないはず。つまり球根は、子どもにも育てやすいのです。

チューリップやヒヤシンスのほかにも、アネモネ、水仙、グラジオラス、カンナ、アマリリス、クロッカス、フリージアなどなど、球根植物は女性が大好きな「スター」が勢ぞろい。秋植えと春植えがありますから、一年を通して楽しめてしまうのです。

ぜひ挑戦してほしいのが、百合の女王「カサブランカ」。女性にとって憧れの花ですね。ただし、切花は大変高価なので、ほとんどがギフト用になります。自宅用にカサブランカを買ったことのある人は、かなりの少数派にちがいありません。

けれど、球根ならカサブランカも安く手に入るのです。ベランダでカサブランカを育て、開花する瞬間の感動を味わい、その後切花にして部屋に飾る。

そんな「カサブランカのフルコース」を楽しんでみてはいかがでしょうか。百合は花持ちが大変よいので、長く目と心を癒してくれます。

5. ベランダ菜園で、収穫体験

さて、最後のステップは、野菜です。これも最初は苗から育てるとまちがいがありません。ただ、花と違って野菜の場合、ベランダ園芸に向くものとそうでないものがありますし、難易度もかなり幅があります。

ですから、園芸店やホームセンターへ行って、初心者でも失敗しない野菜を教えてもらいましょう。どういう環境で育てるのかを説明すれば、適切なアドバイスをしてもらえます。もちろん、収穫後、自分で食べるという最大の楽しみがあるのですから、「好きな野菜であること」が絶対条件です。

ハーブも別に育てて、「完全自家製サラダ」を作ってみるのもオススメです。心が癒されるだけでなく、美容や健康にも高価があるのですから、こんな効率的な趣味はないでしょう。

5つのステップに分けて、お話ししてきましたが、何もこの順番どおりにステップアップする必要はありません。最初から野菜に挑戦しても、もちろんかまわないのです。

ただ、このような段階を踏んだほうが、失敗がないということ。あくまでも「癒し」が目的なのですから、最初は安全運転で始めることおすすめします。

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