夜中に冷蔵庫を開ける習慣がどうしても止められない

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家族が寝静まった夜中にこっそり台所に入って、そうっと冷蔵庫を開ける。誰かが起きてきやしないかと背中で人の気配をうかがいながら音を立てないように注意して冷蔵庫の扉を開いて中に入っている食べ物を物色する。

そしておもむろに一つの食べ物を取り出して食べ始める。どこかで「カタッ」と小さな物音がして、慌てて手にしていた食べ物を両手で包み込み隠す。

物音が気のせいだと分かり、手に包み隠していた食べ物を再び食べ始める。食べてしまってから訪れるのは少しの満足感といつもの後悔。そんな行為を止めたいと思ったことはありませんか?

夜中に冷蔵庫を開ける習慣が身に付いていた

家族がみんな寝静まった夜中にこっそり台所に忍び込み、誰にも気配を悟られないようにそっと冷蔵庫を開ける習慣が身に付いてしまった女性。

きっかけはダイエットだったのかもしれません。食べたい物を我慢しているうちに、食べ物に対する欲求がどんどん膨らんできて、頭の中を占める食べ物の割合が大きくなっていきました。

始めのうちは食べたい欲求にかられても、ダイエットのためだと自分に言い聞かせて空腹感を感じながらも我慢して眠るようにしていた女性。

でも、だんだん食べ物に対する欲求が執着へと変わっていき、その日我慢して食べられなかった食べ物のことで頭の中が一杯になるように・・・。

食べたい物を食べられなかった欲求不満で、寝床に入っても冷蔵庫の中に入っている食べ物のことばかりが気になって全然眠れない。

眠れずに目が冴えたまま一晩過ごすことが辛くなったある晩、いたたまれず台所へと向かい冷蔵庫の扉を開けてみた。

そのまま冷蔵庫の扉を閉めて寝床の中に戻ることができなくて、彼女は本能が赴くままに冷蔵庫の中に入っていた食べ物に手を伸ばし、考える間もなく食べてしまった。

我慢していた食べ物を食べたことでその時感じた、少しばかりの満足感、それが毎晩のように冷蔵庫を開ける習慣を作るきっかけになってしまったのではないでしょうか?

一回だけのつもりがいつの間にか習慣に

夜中に食べてしまったけど、それは今日だけ。今日だけならそんなに太る心配も無いだろうし・・・。夜中に予定外の物を食べた行為を悔やみつつも、自分にそう言い聞かせてその晩は眠りに就いた彼女。

ところが、翌日の夜になるとやはり、冷蔵庫の中に残っている食べ物のことが気になって目が冴えてしまう彼女。

このまま我慢して無理やり眠ってしまおうか、冷蔵庫に向かおうかと寝床の中で悩み続け、前の日の晩に冷蔵庫を開けて食べた時の満足感に引きずられるように、再び夜中に台所へ・・・。

それを繰り返しているうちに、夜中に起きだして台所に忍び込み、そうっと冷蔵庫を開けて何かを食べるという習慣が身に付いてしまったのです。

夜中にこっそり何かを食べているところを家族に見られたら、「こんな時間に台所で何しているの?」と問い詰められるでしょう。

たまたまお腹が空いていただけで、そういう行為をしていたのなら、何も臆することなく、「お腹が空いて眠れなかったんだもの」と答えればいいでしょう。

でも、それが習慣となってしまっていた彼女は、その行為を家族に知られたくはないのです。一度ばかりか毎晩のように夜中に起きだして食べ物を物色する姿を、自分では後ろめたく感じているのです。

そんな自分のことを何とかしたいと思っているのです。こんな行為はもう止めにしたい。そう思っているのに、夜中になって家族が寝静まると、いつもと同じような葛藤に苦しむのです。

このまま欲求不満の状態で無理やり眠ってしまおうか、ちょっとだけ何か食べてしまおうか・・・。

習慣を打破するきっかけが必要

もし、そんな習慣に悩んでいることを家族の誰かに打ち明けでもしたら、「あんた、夜中にいったい何をしているの!」と責められるのではないかと思い悩む彼女。

家族の誰にも相談できないとしたら、自分でその習慣を打破するきっかけを作らなければならないでしょう。

その習慣が身に付いた始めのきっかけとなった行為をよく思い出してみることです。

食べ物に対する欲求不満が募って、翌朝までその欲求を抑えきれないようなら、夕食の時間までに思い切って、我慢していた物を食べてしまったらどうでしょうか?

ダイエットにはならないかもしれませんが、夜中に起きだして食べてしまうのなら、夕食の時間に食べてしまっても同じことですから。夜中に思い悩みながら欲求に負けて食べてしまうよりもマシでしょう。

或は、一晩眠れなくても食べたい欲求と戦って翌朝まで食べることを我慢する方法を試してみるのはどうでしょうか?

欲求に負けることなく無事に一晩やり過ごしたことが自信となって、悪しき習慣から抜け出すことができるかもしれません。

同じ物を食べるにしても夜中に食べることに比べれば、朝早い時間帯に食べた方が身体にとってもいいに違いありません。何より、その習慣を実行せずにいた自分に自己嫌悪を感じずに済むのです。

悪しき習慣から抜け出すために、一度夜中に冷蔵庫の扉を開けるのを思いとどまってみてはどうですか?

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