今までは学生として生活してきて、これから社会へ飛び立つ!という方には、沢山の期待と不安を持っていることかと思います。
色んなタイプの人がいる環境・幅広い年齢差のある環境、今まで過ごした学生時代とは異なる“未知の世界”に期待だけでなく大きな不安や恐怖を持っている方も少なくありません。
「社会人になるのが怖い」という感情を抱いている方は貴方だけではありません。沢山の女性が社会に大しての恐怖感や不信感、不安さや居場所の無さを感じています。
「仕事がちゃんと出来るかな…」「人付き合いがうまく出来るかな?」「社会に対応できる人間になれるかな…」と、その悩みや不安も、人それぞれです。まずは“何に対して怖いのか”を自己分析してみましょう。
社会になるのが怖い!と感じているその気持ちを、社会に出る前に、少しだけ和らげてみませんか?心の負担を、ちょっとだけ軽くして、“怖い”と感じるのではなく“楽しみ”に変えるように心がけてみましょう。
社会に出ることが怖い!と思う気持ちを、より深く分析していきましょう。まず、社会に対してどんなイメージをもっているのかを挙げてみてください。思いつくだけ沢山メモに書き残していきましょう。
社会に出る事の怖さを挙げていくと、対人関係(上下関係)への不安であったり、責任感の大きさ・働く事の大変さ(労力)・自立しなければならない環境に追い込む姿…様々なイメージが浮かんでくるかと思います。
今、思い浮かべた“社会に対してのイメージ”は、今の貴方が不安に思う気持ちや期待している楽しさが素直な形として浮かびだされたものです。
自分が何に対して恐怖・不安を感じているのかを分析することで、その恐怖・不安を拭うためには、どんな心構えが必要なのか、どんな対策が必要なのか見えてきます。
貴方がイメージしている社会は、きっと間違いではない部分も多いかと思います。貴方がイメージにあげた“社会”も、もちろん存在するものでしょう。
しかし、社会とは“自分自身を成長させるための材料”が山ほど揃っている人生の貴重なステージです。良い意味でも悪い意味でも、沢山の成長が出来る、自分を磨くだけの環境があるステージです。
また、学生時代の世界とは違い、“守られていた立場”から“守る立場”(結婚・親になる)へと変わる舞台も“社会”ではないでしょうか。沢山の出会いがあり、沢山の選択肢があり、沢山の可能性がある…大きな変化を遂げる世界でもあります。
様々な世界を知ることが出来るステージではありますが、良いことばかりではなく、行動全てに責任が生じます。就職するにも、生活するにも、食べる事にも、簡単にはできない世界なので、決して甘い世界ではありません。
自分を成長させることが出来る、沢山の可能性を秘めた“社会”という世界ですが、それと同じくらい責任感の大きさや過酷さ・人付き合いの難しさ・絶望を感じる事・深く傷付いてしまうこともあります。
色んな現実を受け入れようとすると、“恐怖”の気持ちが大きくなり「社会人になりたくないな」と思うかもしれません。こんな時、社会人になることへの恐怖を克服させる方法には“思考を変える”方法と経験を積むことが重要です。
思考を変えるとは、様々な周りの意見や助言を参考に、プラスの捉え方をしていくことです。まさに、先ほど述べたように“沢山の成長が出来るステージ”だという部分に意識を向ける…といった考え方が大切です。
学生時代のうちに、様々なアルバイトをして、社会経験を学んだり、社会人の人と関わる時間を沢山作ると良いでしょう。社会の大変さや、過酷さだけでなく楽しさや喜び・やり甲斐も身近に感じることができます。
これまでの段階で、社会に対してのイメージを思い浮かべたり、社会への恐怖・不安を見つめてみたりしてきましたが…そこだけ見ると「やっぱり社会って怖いところだ」「社会人になりたくないな」と強く感じてしまうでしょう。
では、今度は“社会の面白い所”にスポットを当ててみていきましょう。社会に出ることで、どんな楽しい事があるのか、どんな世界を体験することが出来るのか、どんな環境が待っているのか…を伝えたいと思います。
まず、社会人になる醍醐味として挙げられる“人との繋がり”。人は誰しも、一人では生きていけません。そして自分自身とばかり向き合っていては成長もしません。
社会に出ると、今までに会ったことのないようなタイプの人と知り合ったり、年齢の高い方とまで関わる時間が増えるようになります。更に、出身地・出身国が違う“異なる環境で育った人”とも出会うようになります。
沢山の人と出会うことによって、それだけ自分自身の、知らなかった世界を広げていくことが出来ます。それは仕事関係だけでなくプライベートでもですし、知識・経験も積み上げていくことが出来ます。新たな自分を見つける事も出来るでしょう。
社会とは、学生時代の世界よりもはるかに大きくて深いものです。学生時代は本当に小さな世界にしか過ぎません。今の貴方にはもっと様々な可能性が秘めいますし、その可能性を発揮させるためには“社会”というステージが必要です。
会社に勤めるということは、勤めた分だけ、お給料を頂くことが出来ます。学生時代のアルバイトでは時給○○○円、と決められていたと思いますが、お勤めをすれば、基本給・福利厚生・能力給や歩合給など大きな金額を貰えるようになります。
沢山のお給料に感動を覚え、つい一気に使ってしまう方もいるかもしれませんが、先々の事を考えてもしっかり貯蓄をしていきましょう。まとまった大きな金額の収入があることは社会人としての喜びや嬉しさを感じることが出来る部分です。
社会に出ると、先々の将来も考えてしっかり貯蓄をしていかなければなりません。また、健康保険や所有する車などの保険・管理費なども発生してきます。学生時代とはまた違った様々な責任も出てくるので、お金は大切にしましょう。
社会の面白いところ、それは“自分を成長させることが出来る場である”というところです。学生時代のように教科書を見て学ぶ!というスタイルではありませんが、会社の先輩を見て学んだり、経験を通して体得したりしていく場でもあります。
様々な経験が自分を磨き、強くし、優しくし、たくましくさせてくれます。傷つくことも山ほどありますし、日々怒られて怒られて、落ち込んでしまうこともありますが、誰もが通った道です。その辛い・苦しい経験こそ、一番の源です。
経験をして成長をすると、より魅力的な女性になります。人の心を理解し、より周りから愛されるような女性になります。気配り心配りも養うことが出来、掛け替えのない居場所を与えてくれます。
色んな経験をしている人は非常に魅力的で、沢山の世界を知っています。いつも笑顔で魅力的な方というのは、必ず同じくらいの辛い・苦しい経験もされてきています。そんな魅力的な女性に、貴方も変身することが出来ます。それが社会です。
社会に出ると、“遊び方”が変わってきます。学生時代ではなかなか出来なかったアウトドアや、スポーツ・車に乗っての遠出・国内外の旅行、高級エステなどなど…プライベートが充実するようになります。
社会に出ることで行動範囲も広がり、スケールの大きいイベントをする事が出来るようになるのです。これは経済力や心の余裕、新しい世界の友人との出会いや“経験者(先輩・上司)”からの誘いなどによって実現します。
学生時代にはカラオケ・ボーリング等が定番の遊び場だったかもしれませんが、社会にでると、海外旅行・友人との飲み歩き・少し贅沢にスパやエステ…など、“遊び”の内容も多彩に増えてくるのでプライベートが充実していきます。
年齢を重ねてくると、自然とやりたい事や、経験したい事・挑戦したいもの等も変化していきます。社会に出て、様々なものに刺激されて、新たな自分を発見することが出来るのです。
社会人になると“心と生活”に余裕が出来ます。これは経験を積む事と、経済的な余裕が出来ることが大きいのですが、心と生活に余裕ができると、自然に心も穏やかになり、周りの事をよく見れるようになります。
心と生活に余裕が出来ることで、色んな情報・観察力等を吸収する力も備わるでしょう。自分自身に余裕があると、悩みからの制限(金欠である事や時間がない・食べ物がない等)や可能性(遊びや学び)を狭めてしまう事も少なくなります。
社会は楽しいこと・面白いこと・嬉しいことが山ほどあります。これらの経験は必ずあなたの人生において大きな財産・助けとなるでしょう。
社会人になることでの魅力を知ったところで、少しでも「社会人っていいな」「そんな人生が始まるんだ…」と楽しみを持つ事が出来たでしょうか。
次は、社会人としての大切なポイントを紹介します。これは絶対に忘れてはならない事ばかりで、必ず貴方を守ってくれる心得でもあります。
“約束を守ること・責任をもつこと”は、当たり前のことかもしれません、中には、幼い頃から教えられた!と言う方もいるでしょう。
しかし社会になると、なかなか思い通りにいかないこともあります。そんな時でも、絶対に約束を守り、全ての行動に責任をもつ事が重要です。周りからの信頼性も左右されてしまいます。
行動1つにしても、“自分だけ”では済まなくなるケースも珍しくありません。会社の顔に泥を塗ってしまうような事が起きてしまう事もありますし、時には犯罪になり有罪・処罰が下ることもある。そんな危険やリスクとは紙一重です。
社会人になる自分へ「全ての行動に責任が求められる」という点と、「必ず約束事を守る・出来ない約束はしない事」という姿勢が大切です。その意識が、必ず自分を守ってくれるでしょう。
社会には本当に様々な人がいます。気の合う人もいれば気が合わない人もいます。沢山の人との関わりをしていくステージでもありますが、そんな生活の中でも大切にしてほしい事…それは“芯のある人間になること”です。
周りと上手に付き合っていかなければならないですし、上司からも愛される部下であってほしいと思いますが、自分の芯はしっかりと持って、周りに流されないような人になる事を心がけてください。
自分の芯の強さがマイナスに働いてしまう事も無いとは言い切れません。場合によってはあるでしょう。しかし、曖昧な人間や、人の意見に流されてばかりの人間は信頼度も下がってしまいます。自分を信じてみましょう。
近年、入社数ヶ月で退職してしまう若者が増加傾向にあります。入社から1年経ったころには、入社当時に比べると、残っている新入社員が半分以下!という事も珍しくないのです。
「社会に出て、怒られるのが嫌だ」や「厳しさに着いていけるか分からない」と不安を感じる気持ちも分かりますが、社会というステージは“怒られた数だけ成長するもの”です。失敗をしなければ成長は出来ません。
挫折や後悔・無念さ・悔しさ・罪悪感などが全て、自分を育てるために必要な感情でもあるのです。失敗を恐れたり、周りからの目を気にしすぎてしまっては良くありません。
失敗しない新入社員よりも、失敗をして成長している新入社員の方がよほど、高い評価を得ることでしょう。会社に慣れるまでは沢山の時間が必要です。入社数ヶ月で退職する事はしっかり検討をして決断しなければなりません。
自分を成長させるのは自分自身!社会に出て、出来るだけ人脈を広げておくと、何かあった時に、「よかった!」と思うような事があるかもしれません。
自分ではなく同期や家族、周りの先輩に対して、“感謝の気持ち”を常にもっておきましょう。沢山の人に感謝し、沢山の人との繋がりを大切にし、自分の存在も皆に知っておいてもらう…それだけで広がる世界はどんどん広くなります。
自分自身の経験や知識・友人関係も増やしておくことは、後々自分自身にも良い影響があるということです。それは自分自身を磨く事であったり、自分に何かあった時には沢山の人に助言や助けを求める事も出来ます。
最後に伝える、社会に出て大切な事とは…それは“目標を持ち続けること”です。どんな目標でも良いです。人は、何か目標に向かって夢中になっていると、向上心ややる気が強くなります。社会に出る場合にはこの気持ちが非常に大切です。
目標に向かって努力している人はとても魅力的ですし、自分のやるべき事をしっかり見定めている芯のある人のようにも感じます。目標を達成出来れば、あた新たな目標を立てるのです。
周りから「○○さんのような人になりたい」と思われるような存在になれるように日々の努力と目標を掲げること!様々な経験をすることで、“社会人”がより楽しくなります。
いかがでしたでしょうか。社会人の楽しみ方をお伝えしましたが、イメージとして想像していた恐怖や不安は、多少なりとも拭えましたでしょうか?
社会人になることが沢山の不安もあります。未知な世界ですし、どんな人がいるのか分からない・どんな過酷な仕事が待っているかも分かりません。
それでも、“怖い世界”と捉えるのではなく、“新ステージ”だと捉え、自分自身を磨くためにも、前進していきましょう!貴方を支えてくれる人は沢山います。助けてくれる人も沢山います。まずは社会へのイメージを変えていきましょう!