昔から、カップルや夫婦においてはケンカするほど仲が良いとされていて、ため込むよりはちょくちょく小さな喧嘩をしている方がよっぽどいいとされていました。しかし、果たして本当にそうでしょうか。
喧嘩しないなら喧嘩しないに越したことはないのではないでしょうか。特に今子供がいるというのであればなおさらです。子供にとって親の喧嘩シーンなんていうものは、見たくないもののトップ3に入るくらい見たくないものです。
ちょっとしたことですぐに言い合いになり、直ぐに喧嘩してしまうような両親のもとに育った子は、どうしても何か心によくないものを抱えてしまいがちになります。自分たちのせいで、何より大切なものを傷つけてしまうことになるのです。
喧嘩するのは癖みたいなもので、一度ハマるとなかなか抜け出せなくなります。したがってちょっと喧嘩が増えてきたなと感じたら、直ぐに手を打たなければならないのです。
今回はそんな夫婦喧嘩が増えてきたなと感じる夫婦に向けて、夫婦喧嘩をしないための3つの方法をご紹介いたします。これらを参考に、喧嘩の少ない尊敬できる両親をめざしていって下さい。
喧嘩が増えてくると何気ない日常会話からも相手の嫌のところが透けて見えてきてしまい、日常会話すらもするのが嫌になるということもあると思います。しかしそれではやはりうまくいきません。なかなか喧嘩も減らないでしょう。
相手がどんなことを考えているのか、どうしてそういうことを考えるかを把握すれば喧嘩は起こりにくくなります。それを把握するためには、どうしても日常会話を増やすよりほかないのです。
また、声をかわすことで、自然と心の距離も近づいてきます。会話にはそういう効果もあるのです。せっかくそういう効果があるのですから、活かさない手はありません。積極的に会話していって下さい。
将来の事など重たいことは後回しにして、とりあえずはテレビの話や、夫が今日お昼に何食べたか、とか、最近おいしいものたべた?とかそういうことでいいのです。付き合いたてのように何気ない会話を楽しみましょう。
それができないカップル・夫婦はそうそう長くはつづきません。続いていたとしても夫婦同士の会話も、二人の間の感情も何もない、仮面夫婦と化していきます。それでは意味がないので今のうちから会話はしていって下さい。
嫌なところは誰にだってあります。それをわざわざ見つけようとはしていませんでしょうか。良いところばかり見るようにしていけば自然と嫌なところもまぁいいかで片付けられるようになります。
もちろん女性側が全て悪いわけではありませんが、どちらかが大人にならないと夫婦喧嘩というのはなくなりません。子供のことを考えるなら、こちらが大人になってあげる方がてっとりばやいでしょう。
いいところを見つけるには、やはり文字にして書き起こすのが一番です。いざ文字にしてみるとあまり出てこない自分に気が付くでしょう。そこで始めて、いかに相手の嫌なところだけ見ていたか実感することになるかもしれません。
昔はこういうことをしてくれたから、そこが好きだったとか、そういうように昔の彼の事を考えるのはNGです。昔の彼ではなく、今の彼の中で愛せるところを10個見つけてみてください。
人は変わる生き物です。昔の彼の中に愛せるところを10個見つけたとしても、それはもはや彼ではありません。あくまでも昔の彼です。そんなことをしても逆に失望しか覚えないでしょう。
今の彼には今の彼なりのいいところが必ずあります。じっくり時間をかけてでもいいので彼のいいところを探しましょう。そうしていいところを探していくうちに、彼の嫌なところなんていつの間にか見えなくなってきますから。
過度な期待はケンカのはじまりです。色々なことに対して、事前に期待してしまうと、その期待を超えることなんてめったにないので、失望の方が大きくなってしまいます。人間関係も同じです。
これをしたらこうしてくれるだろう、なんていう期待ですとか、こう声をかければこう返してくれるだろうと期待は全て捨て去る方がいいです。イベントごとなどもそうです。
たとえば結婚記念日で、彼は覚えているだろうと期待して家で待っていても、何事もなく終わってしまうこともあります。そうするとその時の失望と怒りはすごいものになりますよね。
しかし、もし、相手も覚えていないだろうなと思っていれば、覚えてなくても、ですよね。で済ませられますし、万が一覚えていてくれて何かしてくれたら、それだけでかなりうれしく感じるはずです。
逆に期待をすることのメリットについて考えてみた時に、期待しないことのメリットに対抗できるようなメリットは思い浮かびません。ということは期待することになんて何のメリットもないのです。
人間とは不思議なもので、期待をしてしまうと、その期待以上の何かを与えられない限り幸せを感じないものなのです。しかしそんな期待男性陣は全く超えてくれないでしょう。
それならば期待なんてしないほうがいいに決まっています。喧嘩をしたくないと思ったら、とにかく相手に期待することをやめてください。以上、夫婦喧嘩をしないための3つの方法のご紹介でした。
それでも喧嘩をした時には、謝り方のルールや、喧嘩のルールを決めておくといいでしょう。二人とも大人なのですから、ある程度納得いかないことにも、心の中で折り合いをつけることには慣れているはずです。
それを応用して、根本的には解決していないけど喧嘩をしていてもどうせ解決しないから、無理やりに折り合いをつけるのです。そういうルールが一つあるだけで、喧嘩した時に、子育てへの悪影響がかなり少なくなります。
喧嘩を減らしていく前にそういうルールを決めておくのも、今後のためにはすごく大切なことかもしれません。もちろんのこれらの方法をしっかりと自分のものにして、しっかりと喧嘩を減らすほうが、重要ではありますが。