夫が部屋を散らかす問題対応策3連発!散らかす夫に鉄鎚を!?

散らかす夫に鉄鎚をのイメージ画像

妻だって家事や育児で疲れているのに、せっかく片付いている部屋を夫がかたっぱしから散らかしゆく。毎日のことだとイライラしますよね。しかし、夫の方も妻のことをイライラさせるためにわざわざ部屋を散らかしているわけではありません。

どうやら、妻と夫で部屋の片付けについてのなにかがずれているようです。今回は、夫が部屋を散らかすことに頭を抱えている妻へ、散らかす夫をタイプ別に分類するとともに具体的な対策を提案したいと思います。

できるのにやらないのか、できないからやらないのか

散らかす夫のタイプは以下のように分類できます。

  • できるのにやらない
  • 片付けの感覚が希薄
  • 片付けたことがない
  • 片付けができない

できるのにやらない

独身のころは自分で部屋を片付けていたのに、結婚してから散らかすようになったという夫は、片付けは妻の仕事なので手を出さないと決めているのかもしれません。できるのにやらない散らかし夫には、素直に、片付け続けることが苦痛になっていると伝えましょう。

亭主関白的な考えを持つ夫だと、妻が苦痛を訴えても片付けようとしないかもしれません。あなたが選ぶのはふたつにひとつです。亭主関白を受け入れ、苦痛でも自分が片付け続けるか、話し合って夫の行動を改めてもらうかです。

片付けの感覚が希薄

このタイプは、部屋がきれいだと気持ちがよいという感覚が希薄なのかもしれません。もしくは、「片付いた部屋」というものについての概念が妻と大幅にずれているとも言えます。

片付けたことがない

子供のころから母親が身の周りの世話をしてきたために、自分が片付けるという経験をしたことがない人です。単純に片付けたことがないから片付け方を知らないタイプです。片付けたことがない夫は、さらに分類する必要があります。

片付けの素養はあるはずだが経験がない人なのかそれとも片付けの素養もない人なのかという分類です。

片付けができない

散らかす夫を散らかさない夫にするべく試行錯誤していると、気付くときが来ます。「あっ!この人片付けることがどうしてもできないんだっ!」。それだけのことだったのです。このタイプの夫は、できるのにやらない、のではなくやりたくても「できない」のです。

妻が夫の散らかしを片付けてばかりいると、不公平な家事分担についてイライラするのかもしれません。しかし、夫は妻に嫌がらせをしているわけでもなく、ただたんに「片付けることができない人」なだけなのです。

片付けることができる人なら、家事分担など関係なく夫は普通に片付けているかもしれません。

夫にがみがみ言う前に

なぜ夫は散らかすのだろうとイライラする前に、男性と女性の能力の差を理解しましょう。
「夫は冷蔵庫のバターをみつけることができない」。男性と女性の能力差の例えとしてよく挙げられます。
冷蔵庫を開けた夫:「ねえ、バターどこ?バターがないよ」
妻:「ここにあるじゃない」。冷蔵庫を開けて即座にバターを出す妻。

平面の視野が広い女性と奥行きの認知が優れる男性。小さい子供たちを見守りながら育てるには視野が広い方が、遠いところにいる獲物を探しだして狩りをするには奥行きの認知に優れている方が理にかなっているからです。

男性は冷蔵庫のなかのものを見つけられなくても車の運転は上手だったりしますよね。

散らかし夫への対応策とは

では、具体的な対応策を見てきましょう。

連鎖を断ち切れ!

例えば食器について、以下のような流れが繰り返されていませんか。

自分が食べた分の食器は下げてほしいと妻が夫に頼む→夫同意する→しかし夫下げない→妻文句を言う→結局妻が下げる→翌日夫また下げない→妻文句→妻下げる→夫下げない→妻文句→妻下げる→以下エンドレス

一度連鎖を断ち切ってみましょう。

妻下げてと頼む→夫同意→夫下げない→そのまま放置→そのまま→そのまま…

散らかった部屋に耐えられない人にはそのまま放置するのはつらいでしょう。しかし、連鎖を断ち切るためにともかく様子をみましょう。

片付けてと頼んで夫が同意したのにもかかわらず、あまりにも放置が続くなら、試しに放置された食器に夫の分の料理をよそおうとするという暴挙にでてみてもいいかもしれませんね…(実際によそうかどうかはおまかせします)。

先の冷蔵庫の話と同様、女性の方が視野が広いので下げられていない食器に早く気が付きます。気が付くゆえに下げられていない状態が心地悪く、つい片付けてしまうわけですが、男性は食器が下げられていない状態にもなかなか気づかないのです。

夫からすると「食器を下げて」と言われ食器を下げようと思っているものの、テレビを見るなどして気付いたらいつのまにか食器が下げられているという状態にあるのかもしれません。「片付けてあるならまいっか」。

とすると、食器が放置されることにより、そのときはじめて、「食器を下げるという行動を『自分』がしないと、卓上はきれいにならない」ということを散らかす夫は学ぶのです。

つまりは、散らかす夫が部屋を散らかすのは「妻がやるから夫やらないというシステム」のうえに成り立っているのです。

手を出すところと手を出さないところと明確に区別

散らかす夫相手に部屋全体の片づけを妻がやっていたら、キリがありません。イライラはたまる一方です。例えば、ダイニングテーブルの上のものだけ妻が片付ける。床の上のものだけは妻が片付ける。などはっきりと分けて片付けるようにします。

夫の私物がリビングにあっても、片付けずに夫の部屋などの、夫固有のスペースに移動するだけにする。夫固有のスペースは夫が片付けえうというルールも作ります(多分ルールを作っただけなら片付けないでしょうけども)。

妻が夫のスペースを整頓することは絶対にしないで、ごちゃごちゃに置かれているもののなかから本人が探せばよいというスタンスを妻は取り続けましょう。妻が片付けるスペース、片付けないスペースを明確に分けるのです。

夫にも片付けやすい環境を作る

妻がつくりあげたモノの収め方のシステムが複雑になっていませんか。もしくはモノが多すぎてひと目ではどこになにを置いていいのかわからない状態になっていませんか。

新聞や雑誌を読みかけで放置するなら、マガジンラックを設置しておく(おそらくマガジンラックが満杯になったときの整理の作業は妻になるかと思いますが)。チラシやダイレクトメールのための郵便物置き場を作る。

散らかりやすいモノは所定の場所を確保しましょう。読みかけや使いかけのまま夫が放置したものについては、先のとおり、夫スペースに強制移動(妻は整頓しない)するという方法だと、妻が片っ端から片付けているよりはイライラも減るはずです。

どちらを選ぶか

散らかす夫に対するイライラから解放されたいなら、どちらかを選ぶしかありません。

  • 夫やらない→妻怒る→結局妻やる→夫やらない→…
  • 夫やらない→根気強くしつける→できるようになる

もしくは、妻が家を長期間あけることになり自分が片付けないと部屋がきれいにならないことに夫自ら気付くということもあるでしょう。しかし、それは偶発的なものですよね(夫が散らかすことを理由に実家に長期滞在するという強硬手段もあるのかもしれませんが)。

みな最初からできたのか

散らかす夫に妻がイライラするのは、いきなり自分と同じレベルを求めているゆえかもしれません。妻自身、片付けができるようになるまである程度の時間と鍛錬があったのではないでしょうか。

つまり、片付けができない夫はその鍛錬の時間を持たなかったということなのです。散らかす夫を片付ける夫にするには、妻が今期強く鍛錬の時間を夫に与え続けるということが必要なのです。

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る