肌荒れやくすみなど、肌のトラブルに悩まされる女性のために何が一番良いでしょう?
美しい肌を取り戻すためにはおそらく食生活を改善することが一番大切で最短の近道ではないでしょうか?
でも日々仕事に勉強に家事や趣味に忙しいのが現代の女性のライフスタイル。
食生活をしっかり管理するのもめんどうだしちょっと手軽に外食で済ませてしまう日があってもあたりまえ。
そんなあなたに1日これ1品をメニューに加えるだけで美肌プログラムのエースとなる食べ物をご紹介します。
美しいお肌は細胞がしっかりイキイキとしていることが大切です。
細胞を正常に機能させて肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進することが美肌のカギとなります。
ではその細胞を作る主成分の栄養素は何でしょうか?
それは「タンパク質」です。
タンパク質は20種類あまりの「アミノ酸」から成っています。
ほとんどのアミノ酸は体内で合成できるのですが、9種類だけ人間の身体が造ることができず、食べ物から取り入れなければならないものがあります。
これは「必須アミノ酸」と呼ばれます。
この必須アミノ酸が不足すると身体の機能が正常に維持できなくなるので食物から必ず補う必要があります。
この必須アミノ酸が含まれており他にもお肌の健康に欠かせないビタミンなどの栄養素がたっぷり入った優秀な食品があります。
意外にもそれはとても身近にある「味噌」だったのです。
今や日本だけでなく世界各国でも和食ブームが続き、味噌はとても良く知られる調味料となりました。
生活習慣病予防としての健康食品としてや、美しいセレブ達がきれいな肌や髪を作るためにダイエットメニューに取り入れたりと美容食品としても大人気の「MISO(味噌)」。
昔の日本では一汁一菜(味噌汁1杯と野菜のおかず1品)だけの食生活で庶民が健康に生活できていたほどの栄養たっぷりのスーパーフードです。
その味噌ですが日本国内においては消費量が全体的には減少傾向にあります。
しかし国民に肥満やそれに伴う病気が多く、そして美しさと健康への意識が高まる一方のアメリカ・ヨーローッパを始めアジア各国にも日本の味噌は輸出量を増やして重宝されています。
健康やダイエットのためにはもちろん、日本人女性の美しい肌をめざして味噌を毎日の食習慣に加える外国のかたも多いのです。
それほど優秀な健康食の「味噌」が手軽に近所のお店でいつでも買える日本に住んでいて、味噌のパワーを利用しない手はありませんね。
大手味噌メーカーと東京工科大学の教授が行った共同研究で、味噌を継続的に摂取すると、美肌に効果があることが確認され、学会でも発表されました。
味噌汁を1日3杯ずつ飲む女性のグループと、味噌を使わない汁物を同じように飲む女性のグループでは、2週間後に肌の保湿状態が違ったという結果が出ました。
味噌汁を飲まなかった女性のグループでは角質の水分量がわずかに減少しており、味噌汁を継続的に飲んでいた女性のグループでは角質の水分量が増加して、なおかつ肌のきめが摂取前より改善していたというのです。
味噌汁を毎日食べるだけで効果がはっきりとわかるのなら、高級な化粧品を使い続けるよりも美しい肌を得るためには最短でもっとも安価な方法が「味噌の継続摂取」かもしれませんね。
味噌の成分である「大豆」は身体を作る源である良質タンパク質の代表格です。
大豆は「畑の肉」と呼ばれる通り、タンパク質の必須アミノ酸が牛肉と同じくらい含まれています。
味噌にはタンパク質の他に、美しい肌を生み出すためのビタミン群、食物繊維、イソフラボン、レシチン、乳酸菌酵素etc.などが含まれています。
その栄養価の高さは極めて優れており、最も優秀なバランス食と言えるでしょう。
特に女性にとっては美しくなるために大切な栄養がタップリです。
女性にうれしい「味噌」の主な栄養素
他にも味噌にはコリン、トリプシンなどあげればたくさんの嬉しい栄養素が入っています。
美しい健康な肌で輝くためにいますぐ「味噌」を生活に取り入れてみませんか?
栄養バランスがすぐれた「味噌」はこれ一品でも、不規則な生活や食習慣が乱れたファストフード世代の現代人にとって、疲れた身体をリセットする救世主でもあります。
サプリメントや栄養補給のドリンクばかりに頼らず、天然のサプリとも言える「味噌」を取り入れれば健康増進や美肌維持にも最適で、手軽な価格でできる最高のダイエット・美肌プログラムを作ることができます。
そして、味噌の持つ驚異的なデトックス効果について触れておきます。
味噌は「毒消し」と呼ばれることもあり、二日酔いの朝の味噌汁で元気を回復できるという効能を聞いたことがあるでしょう。
驚くことに、長崎の原爆投下後に医師が味噌を被爆者の治療に用いたことや、チェルノブイリの原発事故の後に放射能対策としてヨードとともに味噌が住民に配られたという逸話があります。
お酒の飲み過ぎはもちろん、放射能汚染という毒素ですら排出する強力なデトックスパワーが味噌には秘められているのです。
これほど強い排毒作用のある味噌ですから当然お肌をきれいにするデトックス効果があることは容易に想像できますね。
肌荒れや吹き出物などのお肌のトラブルは、口からまたは皮膚から体内に入った人体に有害な物質が原因であることが多くあります。
お肌をきれいにするためにはまずこのデトックスで身体の掃除をして、細胞を正常に健康な状態に整えることが必要です。
きれいな肌をめざす女性には最高の味方となってくれること間違いありません。
味噌だけでもこれだけのバランス栄養食であり、健康と美しい肌を目指すためにはぜひ取り入れるべき食品であることがわかりました。
また数多くの欠かせない栄養素を含むことに加えて、味噌はコレステロールや脂肪がとても少ない食品なのでダイエット中のかたにも強い味方となります。
むしろタンパク質や食物繊維、ビタミンも豊富なのでダイエット中には健康にやせるための効果を倍増する食品と考えた方がよさそうです。
そして、美しい肌や身体のために「味噌」はぜひ食べ続けたいけど、忙しくて料理に時間をさけない女性でも、料理が苦手な女性でも簡単に作れるのが「味噌汁」です。
まったく難しい調理が必要なく、さらに味噌にプラスした具材である野菜や海草などの栄養素で美しさをパワーアップする役目があるのが「味噌汁」なのです。
毎日の味噌汁メニューで苦労なく簡単に美しい肌へのステップを上ることができるでしょう。
それでは「味噌汁」できれいになろう!と決心したところで、味噌汁をどうやって作るかわからないかたいますか?
一番簡単な味噌汁の作り方をお知らせします。
まず、熱湯でかつおぶしや昆布、煮干しなどからだしをとります。
もっと簡単にしたい場合は市販の粉末や液体のインスタントだしをお湯に溶かして使います。
次に味噌汁に入れたい具材を火が通りにくいものから順番に煮ます。
具材が柔らかくなったら味噌を入れて火を止めて出来上がりです。
味噌は煮立たせないように気をつけてください。
味噌汁の作り方はとても簡単なのでぜひ作ってみてください。
だいたい味噌汁の具として代表的なのは、豆腐、わかめ、油揚げ、そしてネギ、なすや大根などの野菜です。
味噌汁のすごいところは大抵の野菜はなにを入れても大丈夫、美味しくできることです。
お好みのものを何でも入れてみましょう。
お肌に良い、腸の掃除をしてくれる食物繊維が豊富な野菜を選んだり、ビタミンCがたっぷりの野菜を選ぶなどして味噌汁の美肌効果をパワーアップしてください。
しかし「毎日野菜を切って作るのはやっぱりめんどう」「毎日同じような味噌汁でもう飽きちゃう」というお悩みも出てくるかもしれません。
その場合にぜひ知っておきたいおすすめの味噌汁のアレンジ法をお伝えします。
同じ発酵食材であるキムチや納豆を入れて風味の変化を楽しみながら、腸の善玉菌を増やして美肌効果をさらに高めましょう。
加熱してもビタミンCが壊れにくいジャガイモとカルシウム満点のチーズを加えて洋風味噌汁にするのもおすすめです。
エノキ、エリンギ、しめじなどのきのこ三昧で腸のお掃除味噌汁にするきのこづくしみそ汁は腸のおそうじには最適です。
身体の機能を正常に戻す働きのタウリン豊富な貝をつかった貝類の味噌汁にする、総合栄養食である卵を半熟で入れるか溶き卵の味噌汁にするなどもでき、味の変化も楽しめます。
豆腐やわかめ、野菜などの定番具材の他にも味噌汁に使える食材は多種多様です。
意外な具材ですがトマトやゴーヤ、とうもろこし、アスパラガス、オクラなども味噌汁に合います。
四季の旬の食材を入れることでその季節を元気に乗り越え、肌も健やかでいられるパワーあふれる味噌汁になるでしょう。
また、インスタントのだしを「かつお」「昆布」「いりこ」「あごだし」など数種類そろえて使い分けると、風味のバリエーションをさらに楽しめます。
もし具材はいつも定番だったとしてもトッピングする具材で味噌汁をお好みにアレンジしましょう。
トッピングする定番としては万能ねぎなどの香味野菜が定番ですが、他にもたくさん何でも試してみると良いですよ。
しょうが、しそ、しらす、七味、梅干し、漬物、ごま油、ラー油、バター、パルメザンチーズ、とろけるチーズ、ナッツ類、ブラックペッパーなどをトッピングすると、味噌汁に変化が出ます。
従来の味噌汁のイメージとは違う「和風」「エスニック風」「洋風」な味噌汁を日替わりで楽しんでみてはいかがでしょうか。
野菜を切る時間がもったいない、味噌汁の具を考えるのが今日はめんどう、という日のために常備しておきたいのが「乾物」です。
乾燥わかめ、乾燥わけぎ、切り干し大根、高野豆腐、のり、麩などに加えて、味噌汁用の乾物野菜もあります。
いつも台所に乾物を置いておくとお湯を沸かして味噌を溶き、乾物を入れるだけでサッと味噌汁が作れて便利です。
これらの乾物は煮た具材にトッピングしても楽しめるので味噌汁のトッピングとして変化をつけたい時にもおすすめです。
味噌汁といえば必ずごはんと一緒に食べるというイメージがありませんか?
その固定観念は必要ありません。
朝の食欲がない時に一杯だけ温かい味噌汁を飲んで体をシャキっとエネルギーチャージするのも良いですし、昼食がパンメニューなら洋風味噌汁にしてパンと味噌スープで食べても良いでしょう。
実際にアメリカのベジタリアン達は天然酵母パンにサラダと味噌汁というメニューを楽しんでいます。
もしあなたに昼のおやつや夜食の習慣があるならば、そこに味噌汁を間食メニューとして持ってきましょう。
味噌汁はタンパク質が多く、適度な塩分が入っているのでとても満腹感が得られます。
ゴロゴロと大きめの野菜や豆腐、海草などを入れると咀嚼の回数が増えるので満腹感が増すため、低脂肪で高い栄養価な満腹になる間食メニューとなります。
また、具材を入れない、熱湯に味噌を溶いただけのすっきりしたみそ汁を天然のサプリドリンクとして一息つきたい時にホットドリンクとして摂るのも良いでしょう。
味噌汁といえば気になる塩分量ですが、味噌汁1杯に含まれる塩分は平均してだいたい1.4グラムです。
成人女性の1日の塩分摂取の限度目標が8グラムなので、1日に1回必ず味噌汁を飲むという習慣が人体に悪影響を及ぼすとは思えません。
むしろ味噌汁を飲むことで塩気を身体が感じて満足感を得ると、ジャンクフードなどから塩気の強いものを求めなくなります。
全体的な塩分摂取量はかわらずとも、栄養価の高さにおいては味噌汁を飲む習慣がある方がメリットが大きいと言えます。
どうしても塩分が気になるかたは減塩タイプの味噌を選ぶと良いでしょう。
家で味噌汁を作るのが難しい時は、ただ味噌をお湯に溶かして飲むだけでも良いでしょう。
味噌に日持ちする薬味やいりこ、乾物などを入れて小さく丸めておくとすぐに味噌をお湯に溶かして「即席味噌汁」ができて便利です。
この小さく丸めた味噌玉を会社や外出先に持って行ってお湯に溶かしてランチタイムや間食のほっとするスープとして飲むこともできるので、この方法で味噌を毎日手軽に摂ることができます。
また、味噌汁として味噌を摂ることができない場合は、どんな方法で味噌をメニューに入れれば良いでしょうか。
たとえば今までしょうゆで味付けしていたものを味噌に替えて調理する、野菜スティックのディップソースとして味噌を使う、温かいごはんに味噌を乗せて食べるなど、アイデア次第でいつでも味噌を摂ることができます。
ご自分の食生活にあった味噌の摂り方を工夫して、味噌を美味しくとりいれてくださいね。
研究の発表に合ったように、味噌の美肌効果は「継続摂取した場合」に証明されています。
味噌の健康、美肌パワーをぞんぶんにいただくためには、毎日継続して味噌を摂取することが大切です。
飽きない味噌汁のアレンジや味噌玉作りなどの工夫でどうぞあなたの美肌生活に味噌の力を役立ててくださいね。