【今こそ痩せるチャンス!】母乳育児でカンタン産後ダイエット

母乳育児でカンタン産後ダイエットの方法

出産と同時に長かった妊婦生活も終わり、やっと身体は軽くなりました…、が、体型はそう簡単には戻りませんよね。赤ちゃんはもう外に出たはずなのに、おなかはぽっこり、皮はたるたる…。腰や腕のラインも、心なしか、以前よりたくましくなってしまったような…。悲しいですが、これは出産という偉業を成し遂げた形跡ですので仕方ありません。

ただ、諦めるにはまだ早い!これからの産後ダイエットで体型は見違えるほど美しくなれますよ。とはいえ、産後で身体はボロボロ。さらに赤ちゃんのお世話でもう一杯いっぱいのはず。なので、この記事では、なるべく簡単で手軽なダイエットをご紹介します。

産後6ヶ月までは、人生最大のダイエットチャンス!

妊娠中についた脂肪は、他の脂肪と比べて落としやすい性質があります。特に、産後すぐ~6ヶ月までは、脂肪がやわらかく燃焼しやすい状態となっていますので、ダイエットの効果が出やすく「痩せやすい」時期となっています。

さらに母乳育児の場合、授乳中は何もしなくても消費カロリーが嵩んでいきますので、「太りにくい」状態に。「痩せやすい」上に「太りにくい」。こんなにダイエットに適した時期は、他にありません。産後6ヶ月までは、人生最大のダイエットチャンスなのです。ぜひ、この機会をうまく活用して、ダイエットを成功させてください。

なるべく母乳を出そう

母乳を出すとダイエットになる、というのはよく聞きますよね。実際、授乳はどれくらいカロリーを消費するものなのかご存知でしょうか。妊娠後期は1日の摂取カロリーをそれまでの、プラス500kcalにするよう、指導されたはず。授乳中はそれより多く600kcal~700kcalが目安とされています。それほど授乳はカロリーを消費するものなのです。

となれば、なるべくミルクを使わず完全母乳で育児をしたいところ。もちろん体質によって、母乳の出る量は違いますから、無理をする必要はありませんが、できる限りの努力はしてみましょう。まずはとにかく赤ちゃんに吸わせること。例え母乳がよく出る体質の人でも、最初は吸わせなければ出てきません。頻繁に何度も吸ってもらいましょう。

それでも出なければ母乳マッサージ。始めは自分でやるより、プロにお願いした方が効果的です。産院で行ってくれるところもありますし、桶谷式のような専門のところもありますから、ご自宅の近くで探してみてください。

食べるものを厳選しよう

さて、当然授乳でカロリーを消費すれば、その分お腹が空きます。それこそ、1日3食ではもたないほど、お母さんはいつも空腹感に襲われるでしょう。ただ、これを我慢する必要はありません。食事制限をして、良い母乳が出なくなっては赤ちゃんの健康に良くないですからね。

ただ、空腹を我慢する必要はないですが、食べるものは厳選しましょう。母乳に悪いものは避け、良いとされる食べ物を積極的に食べるようにすれば、摂取カロリーは抑えられますし、母乳にも赤ちゃんにも良い!一石三鳥です。母乳に良いもの、悪いものは以下のようなものが有名ですので参考にしてみてください。

母乳に良いもの

  • 白米・あわ・ひえ
  • うどん・そうめん・そば・食パン
  • ワカメ・昆布・ひじきなどの海藻
  • 大根・人参・ごぼうなどの根菜類
  • 豆腐・味噌・豆乳
  • 鳥肉・ラム肉

母乳に悪いもの

  • もち・もち米
  • カレーライスなど刺激の強いもの
  • ラーメン・パスタ
  • ファーストフード
  • 牛乳・生クリーム・バターなどの乳製品
  • 牛肉・豚肉
  • ケーキ・チョコなどの甘いお菓子

美味しいものって母乳に悪いものばかりなんですよね…。悲しくなってしまうようなラインナップです。ただ、母乳に悪いからといって完全に除去する必要はありません。それでは逆にストレスになってしまうので、ほどほどに楽しみましょう。乳腺炎にだけは気を付けてくださいね。

骨盤ベルトをしよう

出産をすると必ず骨盤が開きます。そして産後もうまく骨盤が戻らず、歪んでしまうというのはよくあるケース。骨盤が歪んでしまうとスタイルはどうしても崩れてしまいますし、腰痛などの他のトラブルも出てきます。そうならないためにも、必ず骨盤ベルトは着用しましょう。

産院によっては産後すぐにベルトを巻いてくれると思いますが、それがない産院では、必ず自分で用意しておきましょう。基本的に、シャワーやトイレ以外の時間はずっと着用です。圧迫感はありますが、産前のお腹の重さに比べたらずっと楽ですよ。

ベルトは骨盤のゆがみだけでなく、お腹の皮のたるみや子宮の大きさをもとに戻すのにも大活躍します。特にお腹の皮のたるみは、とても見た目が悪いので、一刻も早く治したいところ。正しい位置に装着し、うまく活用するようにしましょう。

産後の経過に合わせて、簡単なエクササイズを取り入れよう

摂取カロリーと消費カロリーのコントロールだけでも、十分体重は元に戻せます。しかし、「体型」はエクササイズをしないとなかなか元には戻りません。体重ではなく体型を戻したいのであれば、産後の経過に合わせて、徐々にエクササイズも取り入れていきましょう。

産後1ヶ月目

この時期はまだ産後の傷が癒えていないので、エクササイズは禁止です。赤ちゃんのお世話の時以外はなるべく横になり、体力回復に努めましょう。比較的元気があるようであれば、寝ながらできる、ごく軽いものがおすすめです。

【骨盤を締める簡単エクササイズ】(難易度★)

  • 仰向けに寝転がります。
  • 下腹部に意識を集中しながらおしりの穴をきゅっとしめます。
  • 息を吐きながら徐々に緩めます。

暇なときはこれを何度も繰り返しましょう。

【むくみを取るエクササイズ】(難易度★)

  • 手と足の指を思い切り伸ばし、すぐにぎゅっと閉じます。

この開いたり閉じたりをなるべく早く繰り返しましょう。

産後2ヶ月目

まだ悪露が続く方もたくさんいるので無理は禁物。ただ、1ヶ月検診で問題なしと言われた方は徐々に軽いエクササイズを開始してもOKです。また、ストレッチも効果的です。リラックスできる程度にゆっくり行いましょう。

【骨盤を締める簡単エクササイズ】(難易度★★)

  • 仰向けに寝転がります。
  • 脚を肩幅に開いて両膝を立てます。
  • 右手をみぞおち、左手を恥骨にあてます。
  • 息を吸いながら腰を反らし、骨盤を恥骨の方向に傾けていきます。
  • 息を吐きながらお腹をへこませ、骨盤をみぞおち側に傾けていきます。(尾てい骨が少し浮くくらい)

産後3~4ヶ月

赤ちゃんの体重が増えてきて、腱鞘炎などになりやすい時期です。肩こりや腰痛などのトラブルも起こりやすいので、気を付けながらエクササイズをしましょう。

【ぽっこりお腹を引き締めるエクササイズ】(難易度★★)

  • 仰向けに寝転がります。
  • 脚を肩幅に開いて両膝を立てます。
  • 腕を胸の前で組みます。
  • 頭から背中にかけてゆっくりと上半身を起こしていきます。
  • 上半身を完全に起こしたら、今度はゆっくりともとに戻していきます。

これを10回繰り返しましょう。

産後5~6ヶ月

赤ちゃんの生活リズムが整ってくるので、お母さんもだんだんと体力が回復してきます。しかし、今度は夜泣きや離乳食などで、精神的なストレスがたまりやすくなってくる時期。ストレスをため込まないよう、しっかり休息をとるようにしましょう。

【ヒップを引き上げるエクササイズ】(難易度★★)

  • 床に四つん這いになる。
  • 右足を床に水平になるよう、まっすぐ伸ばす。足首は垂直にして、つま先は床を向くように。
  • 脚の付け根を意識しながら、ゆっくりと膝を曲げ伸ばしする。

左脚も同様に。各20回ずつ繰り返しましょう。

いかがでしたしょうか。なるべく負荷の少ない手軽なダイエット方法をご紹介してみましたが、もちろん、すべて完璧に行う必要はありません。実施できそうなところだけでも参考にしていただければ幸いです。産後の今は人生最大のダイエットチャンス!これを念頭に置いて、ぜひ理想のボディを追求してみてくださいね。

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