謝らない夫にうんざり!夫婦喧嘩で夫に謝らせる極意とは?

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夫婦喧嘩をしても、まったく夫が謝らないと、「ごめん」という言葉を知らないのではないかと疑いたくなりますよね。今回は、絶対謝らない夫がいる人に向けて、夫婦喧嘩で夫に謝らせる極意をお伝えします。

1.口先の謝罪と心からの謝罪、どちらを求めるのか

夫に謝らせたいということは、「自分は悪くなく夫が悪い」もしくは「自分はすでに悪いところは謝ったのに、夫は謝ろうとしない」というところかと思います。

例えば、あなたが子供の頃、何かの拍子で親に叱られたとします。当然、親は謝罪を要求してきただろうと思いますが、そのときあなたはどういう風に謝っていましたか。

親の言うことがもっともだなと思えば親の要求のまま素直に謝り、納得できなかったら謝らなかったのではないでしょうか。それとも、あなたは、すでにそのころから大人で、自分は悪くないと思っていても、その場をおさめるために謝っていたのでしょうか。

ここで、確認したいのは、あなたがほしいのは場をおさめるための、心にもない謝罪なのか、それとも、本当に悪いと思ったうえでの心からの謝罪なのか、どちらなのかということです。

2.とりあえず謝ってほしいならば

あなたが、夫に対してその場をおさめるためだけでもとりあえず謝ってほしいというタイプなら、話は簡単かもしれません。今の時点で、夫が夫婦喧嘩をしても謝らないことに腹を立てているのなら、夫は「とりあえず謝る」ようなタイプではないということですよね。

ならば、そのまま伝えてみましょう。「私は、あなたが反省しようが反省しまいがどちらでもかまわない。ともかく謝罪の言葉を聞くことができたらそれで気が済みます。だから口先だけでも謝ってくれたらそれでいい」。

こういわれたら大方の夫は謝るはずです。夫が口先だけでも謝ったなら「いいよ!」、とかわいく応えて夫婦喧嘩を即座に終了させましょう。

3.心からの反省がほしいなら

夫が謝って収拾をつけようとする夫婦喧嘩でも、泥沼に陥るパターンはあります。夫が、「ごめん」と謝っても、夫の謝罪の言葉を「本当に反省しているわけじゃないでしょ」などと妻が受け取らず、そんな対応をされた夫も意地になって夫婦げんかが悪化するパターンです。

心からの謝罪を要求する場合、妻がほしいのは、ほんとのところ、夫からの共感なのかもしれません。

夫の言葉や行動に傷ついた。ひとりぼっちになってしまったようで悲しかった。そんな傷ついた気持ちや、悲しかった気持ちをただたんに、わかってほしいのですよね。

4.夫婦喧嘩の極意、I(アイ)トーク

「I(アイ)トーク」という会話のコツがあるのをご存知でしょうか。夫の帰りが遅いことが夫婦喧嘩のタネになっているとします。

例えば夫婦喧嘩で、夫が謝らないときの妻の発言はこんな感じ。「毎晩毎晩、遅くまで仕事して、もっと早く帰ってこれないの!?」。

さらにひどいと、「なんでいつもこんなに帰りが遅いの?仕事の段取りが悪いんじゃないの」。

あなたはただ夫に早く帰って来てほしいだけなのかもしれません。ですが、これでは伝わりません。喧嘩になったとき夫が謝らないのもやむをえないでしょう。

I(アイ)トークを使うとこうなります。

「いつも帰りが遅くて、なかなか一緒にいる時間がないね。『私』、寂しいな」もしくは、「毎晩仕事で帰りが遅いから、『私』あなたの体が心配だな」。こんな感じです。

つまりは、責任の所在を相手から自分に移してくるようなものです。「あなたが」「あなたが!」と、youを主体にして喧嘩をすると、相手は自分が責められているように感じます。責められると、自動的に防御のスイッチが入りますよね。自分を守ろうとする人から謝罪の言葉をもらうのは難しいでしょう。

しかし、アイトークは、相手を責める言葉ではありません。あくまでも、「私がそう思った」「私がそうしたい」などと、責任の範疇を自分におさめる言葉であるのがわかるでしょうか。

もし、夫があなたの寂しい思いや、心配している気持ちをくみ取ってくれたなら、謝罪の言葉は自然にでてくることでしょう。

「そんな風に思っているなんて知らなかった。心配かけて悪かった」。こんな風に。

5.I(アイ)トークの問題点

夫婦喧嘩において非常に効果のあるI(アイ)トークなのですが、問題点はあります。それは、「そんなこと気持ち悪くて言えない」ということです。日頃から気の強さを発揮してガンガン夫婦喧嘩をしているような妻ならI(アイ)トークを使うことは難しいことでしょう。

面と向かって言うことが難しいなら、メールでもLINEでもいいので、文字で気持ちを送ってあげて下さい。一度、I(アイ)トークの威力を知ったなら、徐々に面と向かって使えるようになりますよ。

6.おしつけがましい気持ちがないか

そもそも夫婦喧嘩すべてが、お互いが自己中心性を発揮しているから勃発するというものでもないはずです。

むしろ逆に、相手のことを思いやるからこそ、「よかれ」という自分の気持ちを相手が受け入れてくれないからこそ、逆上するという夫婦喧嘩のパターンの方が多いはずです。

というのも、相手のことを思いやっているという「正義」が自分を正当化させ、一歩も引くことをしないので、夫婦喧嘩がこじれるということになっているのです。

「自分がこんなに相手のことを思ってやっているのに、相手は全然感謝しない。ともかく頑張っている私に対して謝れー!」。

実際のところ、妻はこんな気持ちでいるのではないでしょうか。夫はあなたが思うほど、あなたが夫に対して心を砕き、労力をかけていることを知らないはずです。夫婦喧嘩をして、夫が謝らないとき、自分におしつけがましい気持ちがないか点検する必要があります。

へたすると、あなたの心くばりを、夫は必要としていないかもしれません。残念ですが、そんなときは空まわりしていることを認めて、謝ってほしいという気持ちをしきりなおしましょう。

謝ってほしいのは何のため?

絶対謝らない夫がいる人に向けて、夫婦喧嘩で夫に謝らせる極意をお伝えしました。夫婦喧嘩は犬も食わないと言いますが、謝らない夫がいるのなら、その夫の対として「謝らせない妻」がいるのかもしれません。

謝らせない妻から謝らせ上手な妻に自分をまず変え、夫を「謝る夫」に変身させられるといいですよね。

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