妊娠中の女性はどのように食事を食べていけばいいのか

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妊娠中に大事なこととしてはやはり食事です。何故なら食事をして栄養を摂取しなければ体内の胎児にも栄養が届かず、元気に出産することができないからです。これに関しては昔から定番な考え方でしょう。

しかし妊娠中だからこそ食事には気を使わなければいけないということもあります。特に自分だけでなく胎児のことも考えてしていかなければならないので、それを忘れて食事をすると思わぬところで胎児に何かしらの害が来てしまうこともあります。

では妊娠中にすべき食事の心得とはどういうものなのでしょうか。

・食べてはいけないもの

食べてはいけないものですが、まず誰もが当然と思うもので、アルコールの摂取をするのはいけません。妊娠中に飲んでしまうとそのアルコールが胎児にも送られ、胎児もアルコールを摂取しているというような状態になってしまいます。

お酒は成人してからといわれる通りに、その成人どころかまだ生まれてもない胎児にどれだけの悪影響を及ぼすかは想像に難くないはずです。なので妊娠中は禁酒を貫きましょう。

後は魚や肉ですが、こちらはできれば生の物を控えるようにしましょう。というのも生の物は加熱処理がされていないということで、菌がウヨウヨと存在している状態になっています。普段ならある程度は平気なのですが、それが体内に入ると母体はおろか胎児にも影響が出てしまいます。

同様に生繋がりで生卵を食べるのもどのような菌類が存在しているか分からないので、とにかく生の物はあまり食べないようにした方がいいでしょう。

それと飲み物ですが、カフェインを含む飲み物をあまり取らないようにしましょう。というのもカフェインは取り過ぎるとあまりよくないという話を聞いたことがあると思いますが、妊娠中だと特にその影響が大きいです。

コーヒーを飲まなければ大丈夫だと考えてしまいがちですが、お茶も種類によってはコーヒー以上にカフェインを含む飲み物となるので、お茶なら健康で大丈夫だと考えて飲まないようにしましょう。もし飲むのならカフェインが含まれていない種類かどうか調べてからにしましょう。

・しかしそれでも食べたいと考えるのなら

しかし、好きな物を我慢するというのはストレスに繋がります。ストレスは体内の機能を狂わせてしまうので当然健康にいいことではなく、それによって胎児にも悪い影響を及ぼしてしまうことがあります。

ではどう対処すればいいのかといいますと、お酒の場合にはアルコールを含まないタイプのカクテルがあるので、そちらを代わりに飲むといいでしょう。ただ、実はノンアルコールとされているものでも、微量ながら含まれていることがあるので、飲み過ぎないようにしてください。

それと生の魚と肉、卵が駄目なのであって、加熱処理がされて殺菌がされている魚と肉と卵は食べてもいいのです。むしろ肉や魚は妊娠中に必要なタンパク質を含む食べ物であるので、積極的に食べていきたいものではあるのです。

ただ、肉や魚を食べるとなると塩やコショウ、更に焼き魚だとポン酢、肉だとソースを使うということになりますが、塩分の取りすぎもよくないので、それらは普段よりは控えるようにしましょう。

・たくさん食べるの間違い

お腹の中の胎児のために大量に栄養を摂取しなければと考える母親もいるかもしれませんが、その考えはあまり正しいことではありません。というのも大量に食べれば当然その分本人の体に蓄積して、結果的に体重が増えてしまうことになります。

昔はそう考えられたかもしれませんが、今の考えとしては妊娠をしているからといって多く食べる必要はなく、普段と同じくバランスよく栄養をとっていった方がいいということになります。そうして様々な栄養を送り込むことが本当に胎児のためになるからです。

何よりそうして大量に食べることで脂肪や塩分を過剰摂取してしまい、その結果体に影響が出るということがあります。

逆に言えば大量に食べなければと強迫観念にかられている方も無理に多く食べる必要はないということです。なので特に妊娠中だからといって特別なことをせず、食べるのを控える必要なものがありますが、それを踏まえて食事を摂取しましょう。

・逆に食欲が湧かないときは

妊娠中は時期によっては体調のせいであまり食事する気にならないという時があると思います。そうした際には無理に食事を普段どおりに取ろうとすると体に無理を与えて嘔吐してしまったりすることがあります。

よって無理に食事をしようとしないで、体内に入っていきやすい食べ物を食べるようにしましょう。よく体調がよくない時はヨーグルトを食べるのがいいと聞くかもしれませんが、その通りであり、ヨーグルトを初めとして、豆や食べやすいサイズに切った果物が最適でしょう。

しかしだからといってそれらを食べ過ぎると果物は糖分の取りすぎ、ヨーグルトは牛乳なので脂肪分の取りすぎとなるので気をつけましょう。

・どの成分をどれだけ摂取すればいいか分かれば

過剰な塩分や脂肪を摂取するのはいけないのですが、これは逆にいえば妊娠中でも全く摂取してはいけないということではなく、一定の量なら摂取してもよいということにもなります。

それらを理解すれば食事もバランスを考えつつ自分の食べたいものを食べることができるようになるというわけです。無理して色々な食べ物を制限するとかえって神経質になってストレスが溜まってしまいます。なのでそれで我慢するくらいだったら食べてしまいましょう。

・まとめ

妊娠中はある程度の食事制限がされてしまいますが、決して何も食べれない程制限されているわけではありません。制限されているからといって神経質にならず、そこから工夫をして普段とは違った食事をするというのもまた1つの楽しみではあります。

妊娠の時期が何度来るかは人にもよりますが、それでも一定の期間なので、せっかくなのでそうして普段とは違った食事を楽しめることを考えれば、また少しは妊娠の期間も楽しいものとなるのではないでしょうか。

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