努力してもしても痩せない…それって遺伝かも?遺伝子の話

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ダイエットをしてもしても、痩せないと悩んだことはありませんか?

無理な食事制限をし、カロリーを毎回チェック。なれない運動を一生懸命頑張っているのに、隣で同じものを食べている彼は、食べても食べても太らない…ふむ、「私のやり方が悪いのかも」とついついネガティブ思考に。

気付くと、1日中ダイエットのことばかり。ふと、昔撮影した家族写真をみると、母方の家系は皆自分と同じ体型。こんな経験ありませんか?

それって遺伝かも…

「自分の体型をコントロールできない人は、自分の生活をコントロールできていない」なんて言われた経験はありませんか?その一言にくよくよし、また気付いたらストレスで食べている。罪悪感のスパイラルに陥った経験はないでしょうか。

そんな風にいわれても悩む必要はありません。

「体型」って実は、6割が遺伝なのだそう。太りやすい体型・下半身がむくみやすいなどは体質的な遺伝で、どんなものを食べて、どんな風に内臓が吸収するか、体質として持っているカロリー消費量も、遺伝として親から子に受け継がれるものなのです。

親が太っている場合、子どもが太る確率は?

一般的に両親が太っている場合、体質的にその子どもが肥満体質になる割合は3割程度と言われています。しかし、実際には太った両親の子どもが太りやすくなる確率は3割より多くみられます。

それは、肥満体型の多くいる家庭の食生活や運動量などに関係していると思われます。外食によく出かける家庭・脂っこいものを小さなころから食べている家庭・駅から近く自転車や徒歩ではなく、車でどこへでもでかける家庭などです。

似通った生活習慣は肥満から抜け出せない原因になるかもしれません。これら習慣的なものは体質的な遺伝とは関係ありませんので、一度昔を振り返り、家庭生活の「習慣」を見直し、現在の体重と相談してみるのもいいかもしれません。

日本人の3人に1人がもっている「肥満遺伝子」

ヨーロッパや欧米諸国の人々にくらべ、日本人の女性は背が低く、ふっくらしており丸顔で幼い顏つきをしています。実は日本人というのはもともと、エネルギーを節約・蓄え脂肪にする役割をもつ「肥満遺伝子」をもつ体質の人が3人に1人もいるそう。

遺伝子は生まれてから変わることのない情報ですから、この際前向きに、食べすぎてしまった自分を責め、暗い気持ちになるのではなく、ポジティブな気持ちで流行りのダイエットではなく、自分の遺伝子にあった効果的なダイエットを試してみてはいかがでしょう?

簡単に体質が調べられる時代に!

数十年前までは数十万円かかる遺伝子検査でしたが、現在ではずいぶん簡単に、低価格で遺伝子検査ができるようになりました。爪や唾液で遺伝子を検査し、自分の体型・体質について知ることができるそうです。

また、自宅で手軽にできる遺伝子キットで体質別のダイエットを検討してみてもいいかもしれません。やってもやっても効果がないダイエット。実は遺伝子との相性が悪かったのかもしれません。

一度遺伝子検査をし「太りやすい原因」が分かれば新たな気持ちでダイエットにとりくめるかもしれませんね。

生まれつきだからこそ、正しい努力を

親から半分ずつ受け継ぐ遺伝子。十人十色の遺伝子ですので、十人十色のダイエット方法が必要です。生まれつき体型にコンプレックスのある人が、その後の努力次第で、もともともつ体型や身体能力を改善する例はたくさんあります。

自分の体質をしり、自分にあった食生活と食材を摂取すること、自分にあったダイエットスタイルをみつけ、遺伝体質と上手に付き合い正しく努力することが、これからなりたい自分へと近付く効果的なダイエットの第一歩かもしれません。

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