彼との結婚の話が具体的に進んでいくのはすごくうれしいことではありますが、同時に不安な点も膨れ上がっていくことでしょう。特に結婚において不安な気持ちを膨れ上がらせてくれるのが、両親への挨拶でしょう。こちらの両親の挨拶でも緊張するのに、相手の両親への挨拶なんて0から10までわからない!そのせいで常に不安!という人も多いのではないでしょうか。
特に若い新婦であればなおの事でしょう。世間のことをいろいろとしりつくして結婚していく30代の新婦であればこういった心配や悩みはないかもしれませんが、20代の新婦であればわからないのも仕方ありません。
服装であったり、お土産であったり、何をしゃべったらいいのかであったり、つくづくわからないことばかりでしょう。もちろん結婚においては他にもわからないことばかりで、実感をともなうとともにまた新たな不安が芽生えてくることでしょうが、まずはこの段階を乗り越えないことには先はありません。
そこでここでは彼の両親への挨拶で、わからないことだらけで心が重くなってしまっているという女性のために、結婚挨拶のマナーをご紹介いたします。これらを参考に彼の家族ともいい関係を築くための第一歩を踏み出してみて下さい。
手土産を持っていくことなどほとんど経験がないかもしれませんが、結婚の挨拶では手土産を持っていく必要があります。彼の両親も若いようであれば、あまり気にしないかもしれませんが、それでももっていった方が無難ではあります。それだけでこれからもいい関係を築けるようになるかもしれないのですから、安いものです。
肝心なのは渡すタイミングです。何もわからないと焦ってしまい玄関先で自己紹介がてら渡してしまいそうになりますが、渡すのは着座してからが基本マナーです。しっかりと着座してちゃんとした自己紹介をしてから、つまらないものですが・・・と手土産を渡しましょう。
自己紹介に関してはもちろん玄関先でもしていると思うので、改めまして・・・と切り出し、より詳細にフルネームやらを紹介しましょう。緊張するとついつい語尾がだらしなくなってしまったりしますが、少なくとも語尾さえきちんとしていれば、ある程度きちんとした印象は与えられます。緊張していろいろテンパってしまったとしても語尾だけはしっかりと意識しておきましょう。
今風のメイクでしっかりと作った顔よりもナチュラルめな古風なメイクの方が両親ウケは抜群にいいです。両親はあまりこちらの顔が可愛いかどうかと言うことは気にしていませんし、もし興味があるなら彼から少なくとも写真くらいは見せてもらっていることでしょう。その写真と当日のメイクが違ければ、『この娘はTPOに応じてメイクも変えられるしっかりした娘だな』と良い印象を持ってもらえるようになります。
メイクや服装を少し古風な感じにするのにはそういった効果があるのです。服装の色味も原色系の強い色味を避け、爽やかなイメージのある薄いピンクや水色のワンピース、ベタに白いワンピースなどがウケがいいでしょう。
最低でもこの2点に気を付けることができれば、マナーが悪いと文句を言われたり嫌われたりすることはないでしょう。最後にもう1点マナーをアピールできるポイントがあります。それが帰宅後の行動です。
これだけでぐっと印象がよくなります。上記のマナーはやはり実際に話す前のマナーなので、会話の中でボロが出ている可能性も否定しきれません。それにより上記のマナーの効果が薄れてきているという可能性もありますので、もし余裕があればこれでしっかりしめると、すごくいい印象をもってもらえることでしょう。
そういうひと手間が今後の関係をよくしていくので、疲れることではありますが、そういうところまで気が回るようにしておきましょう。
最後にポイントアップするための小技をご紹介いたします。彼の家に挨拶に行った際には、かなりの場合に向こうの家でご飯を食べることになると思うので、彼の父や母に、お酌をするようにしたり、積極的に皿を片付けようとしたり、料理中の母に何か手伝えることはありますか?と聞いてみたり、何かと気を使えるようにすると、ポイントがアップします。
印象に残るようなものではないので、そういえばそうだったね、いい娘だったね。位の印象にはなりますが、それでも、もし余裕があれば、やらないよりはやっていた方が印象は良くなります。
以上、彼の両親への結婚挨拶マナーのご紹介でした。これらのマナーを参考に、是非彼の両親に好印象を抱かせてみて下さい。もちろんこれらのマナーが上手に活かせなかったからといって落ち込むことはありません。
たとえ最初の印象が良くなかったとしても、のちのちいくらだって取り返せるんです。最初は今思うと笑っちゃうくらい緊張してて、ひどかったね。などと笑い話に変わっていきますから、心配せず、うまくいかなくても落ち込まず、リラックスして彼の家に伺ってみてください。