ダイエットを始めたものの、意思半ばで挫折。そしてダイエットを放り投げた勢いで一時的に過食に走る。そんなパターンにはまった経験はありませんか?途中までうまくいっていたのに、ほんのちょっとしたきっかけがあなたを挫折へと導いていく。
それはわずかな油断から起こるものなのです。では、一体なにがあなたを挫折へと導き、それを乗り越えるためにはどう気持ちを整理すればいいのでしょうか?
自分の体型が嫌!なんとかこの体型を変えたいと、多くの女性がダイエットを始めようとします。巷には溢れんばかりのダイエット情報が流れ、始めようと思えばいろいろな方法でダイエットに取り組むことができるでしょう。
でも、いずれの方法を選択するにしても、ダイエットを実行していく上で切り離せないのが食事制限です。今まで自分なりのスタイルで食べたい物を食べてきたのに、その食生活の一部を切り離さなければいけない。それは自分に課せられた我慢です。
1週間、あるいは1か月、人によってまちまちですが、ある程度の期間は食べたい物を我慢することができるでしょう。そしてその我慢の見返りに体重は少しずつ減ってきます。体重の減少を数字で確認できることはダイエットをする上での励みになります。
そこまで頑張ってきたのに、ちょっとしたきっかけがあなたの努力を台無しにしてしまいます。それは子供っぽいとさえ思える、食べ物に向き合う心の葛藤からくるのです。
ダイエット中に訪れる罠。それは、「たったひと口だけなら食べてもいいだろう」という気楽な油断です。一人で過ごす家の中、家族と囲む食卓、いたるところにダイエットを踏み外すきっかけは潜んでいます。
外出中や仕事中と違って家の中で過ごす時間はより注意が必要です。人目を気にする必要がないことと時間に余裕があるために、意識がどうしても冷蔵庫に向かってしまうのです。
ずっと冷蔵庫に入れたままになっているアイスクリームを例にとって考えてみましょう。
ここがダイエットの成功と挫折の分かれ道です。自分の意識に負けて冷蔵庫を開けてしまったら、ほぼダイエットは失敗と見ていいでしょう。そのままダイエットを続けていくつもりなら、必要以外にむやみに冷蔵庫に触れないことです。
冷蔵庫を開けてしまえばどうしても中身を取り出してみたくなります。そしてアイスクリームの包装を開けてしまったら危険です。「今まで我慢してきたんだから、たったひと口ぐらいなら食べたって大丈夫。」
そうなれば後はお決まりの行動です。「もうひと口ぐらいなら・・・」となし崩し的に結局最後までアイスクリームを食べ切ってしまいます。食べかけの好物を途中で止めることはとても難しいです。それより最初から食べない選択をした方がはるかに楽なんです。
あなたのそれまでの努力を台無しにするきっかけとなる食べ物、それは目の前で食べている子供のおやつだったり、思いがけない頂き物のケーキだったりします。ダイエット中に限っては、決められた食事以外のいかなる食べ物にも一切手を出さないことが大切です。
そうは言っても。人間の意思は薄弱です。ちょっとした油断のために余分な物を食べてしまったからと言って投げ遣りになることはありません。食べてしまった事は一時的な事としてきれいに忘れましょう。
思いがけず手を出してしまった間食等のために、これまでの努力が水の泡になってしまったからとヤケになることが一番良くありません。「どうせ、食べちゃったんだから」と開き直って、今まで我慢していた高カロリーの食べ物に次々と手をだしてゆく。