あなたの理想は?女性らしいボディラインの保ち方

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女性らしさが現れる美しい曲線美。首から背中、腰、ヒップにかけてしっかりと引き締まりながらも適度に柔らかい感じがある。

そんなボディラインをずっと保てればいいけれど、体は引力に逆らってどんどんたるむばかり。ストレッチはもちろん、ちょっと気をつけるだけで体のラインをきれいなまま保てます。

まず、自分のボディラインをチェックすることから始めましょう。人によってどこがどうたるんでいるかが違いますので、悩んでいるポイントごとにお話ししていきます。

体にフィットした服を着て、正面と横から見たラインをチェックします。次に鏡を持って後ろ姿をチェックします。さあ、どこがたるんでいますか?

正面から見て腕が太く脇の下がもったりしている

ぴったりしたカットソーなどを着るとすぐにわかってしまう部分です。たるむ原因は「筋肉を使っていない」からです。腕のタプタプは腕の外側の筋肉、脇の下は肩甲骨から脇にかけての筋肉、これらを普段の生活で使っていないのでたるんで見えます。

では、腕の外側の筋肉を鍛えるストレッチをご紹介します。

立った状態で腕を肩の高さまで上げ左右に手を広げます。手のひらは正面に向けます。息を吸いながら手のひらが上になる方向に腕をひねります。3秒キープします。

次に息を吐きながら手のひらが下に向いていくよう逆方向にひねります。3秒キープ。これで1セットです。1日10セットが効果的です。

次の日に手の外側が筋肉痛になりますよ。

次に、肩甲骨と脇を鍛えるストレッチです。こちらは座っていても簡単にできます。

肘を90度に折り曲げ腕を脇の下につけます。そのまま脇の下を締めるようにギューッと力を入れます。これで10秒キープ。1日10セット行います。

普段なかなかしない動作ですね。脇を締めている時に肩甲骨も寄せられますので同時に筋肉を鍛えられます。

腕は気にならないんだけど、脇の下のはみ出し肉をもっとスッキリしたい、という方。機能インナーも効果的です。着るだけなのでとても楽なのも魅力的です。

ブラジャーの上から着るタンクトップ型で、矯正下着ほど固くはないのにしっかりと脇の下を抑えてくれます。色やデザインも数多くありますので、下着売り場やネットショップで探してみて下さい。

正面から見てバストのラインが下にある

バストラインも全体のバランスにはとても重要です。胸の筋肉を鍛えてバストアップを目指します。

両手を胸の前で合わせて息を吐きながら両手を押し合います。息を吐ききったら呼吸を戻し両手を押しあったまま肩を10回上げ下げします。

継続的に行うことで胸筋が鍛えられますので、バストアップだけではなく丸く綺麗なバストに形を整える効果があります。

バストに関しては、大きさの悩みがありますよね。ストレッチでは劇的に解消できないですが、機能的なブラジャーをつけることで解消できます。

ブラジャーは恥ずかしくても必ず採寸してもらってから試着しましょう。胸を寄せたいのか、上げたいのか、大きく見せたいのか、によってパットの位置や形、大きさが異なりますので自分にあったブラジャー選びが大切です。

正面から見てウエストにくびれがない

この悩みは多くの女性が抱えていることと思います。女性には妊娠と出産の役目がありますので皮下脂肪が付きやすいのですが、上手に減らしていくことは可能です。

ウエストがくびれていればそれだけで若く見えるものです。ウエストはボディラインにとって一番重要です。くびれたウエストは女性特有のもの。くびれたウエストの女性につい振り返ってしまう男性が多いのもわかりますよね。

では、くびれに重要な脇腹のお肉をすっきりさせるストレッチをご紹介します。

立って両手を頭の後ろで組みます。息を吐きながら可能な限り右に体を倒します。5秒キープ。この時左の脇腹が痛いと感じるまで倒すのがポイントです。

息を吸いながら元に戻ります。元に戻るときは左の脇腹の筋肉と腹筋を使って戻るよう意識します。左右で1セット、1日10セット行います。

ストレッチを始めると、最初のうちは脇腹が筋肉痛になります。そうなると痛くてストレッチをするのが苦痛になりますが、そこでやめては効果がありません。

徐々に筋肉痛にならなくなった頃、脇腹が引き締まり始めます。無理をしない程度で結構ですので、継続して行えるよう努力しましょう。

ウエストのくびれにもグッズを活用できます。代表的で皆さんもご存知なのがウエストニッパーです。硬いものから柔らかいものまでありますので、自分にあったものを探してみてください。

そこまでお金をかけたくない方は、ストレッチ素材が使われているタンクトップをインナーに着てみて下さい。何もつけていない時に比べるとウエストがすっきり見えます。

下半身はどうしたらいい?

ここまでは正面からのボディラインについてお話ししました。下半身(太ももやふくらはぎ)は上半身に比べ筋肉量が多い為、ストレッチ効果が出にくく、やりすぎるとムキムキになります。

下半身については皆さんの工夫でキレイに見せる努力してみて下さい。ももが太い人はパンツではなくスカートを選ぶ。ふくらはぎが気になる人はブーツや硬い生地のパンツで目立たせない、などの方法があります。

横から見たボディーラインは女性のシンボル

次に、真横から見た時のボディーラインについて考えていきます。

真横から見られているシチュエーションって意外と多いのをご存知ですか?駅のホームで電車を待つ時。カフェのカウンターに座ってお茶を飲んでいる時。オフィスでコピーをとっている時。

その姿が美しすぎてドキッとしたことはありませんか?そんな風に思われる女性に近づけるようしっかりと引き締めていきましょう。

横から見たとき、首がない、首が短い

横から見た女性の首の美しさ、意外と見落とされがちです。ちょっとうつむいた仕草の時にほっそりとした首をしているとそれだけで洗練された女性を感じさせます。上を向いたときに首筋がくっきり見えるととてもセクシーです。

逆に首周りにたっぷりお肉がついて二重あごになっていると、それだけで老けた感じになり生活感さえ出てしまいます。

では、綺麗でほっそりしたうなじを作るストレッチをご紹介します。

最初に首を前に倒します。倒しすぎると痛くなるので心地よいところで止めます。3秒キープ。首を元に戻し、今度は右斜め下に倒します。3秒キープ。同じように左斜め下に倒します。3秒キープ。これで1セットです。1日5セット行います。

首の後ろだけでなく左右の筋肉を鍛えるのがコツです。

次に首前全面のお肉をすっきり解消するストレッチをご紹介します。

顔を正面に向け口を「イー」の形にする。左右の口角を思い切り下に下げる。この時首の前の筋肉と首の皮が引っ張られて突っ張る感じがします。この状態で5秒キープ。これを1日10セット行います。

鳴いているカエルの顔のようになるのがポイントです。普段はしない動作なので、意外に効果が早く現れます。

二重あごはどうしたら良いでしょう。あごは舌を動かす運動が効果的なんです。

口から舌を出します。そのままなるべく前に突き出します。その舌を上に上げます。5秒キープ。これを1日10セット行います。

やってみると顎の周りが痛くなりませんか?舌の根元は喉につながっているので、ここを動かすと喉周りのアゴが鍛えられる、ということなのです。

これらのストレッチと同時に首はリンパマッサージも有効的です。首にはたくさんのリンパ節があります。このリンパの流れが滞ると首がむくんだりもたついて見えます。

普段お顔のお手入れをする時に、あごの下から耳の下までリンパを流し、さらに耳の下から鎖骨の付け根までリンパを流します。最後に鎖骨の上をなぞって肩の方まで流していきます。毎日の習慣にしてしまえば楽勝ですね。

横・背面から見たときに背中が丸い、ブラから肉がはみ出ている

背中のラインは自分ではあまりわからないものですが、他の部位より面積が広いので他人からはとてもよく見られています。背中のお肉は鍛え方次第でとても落ちやすい部分ですので、しっかりと引き締めたいですね。

まず、日々取り入れられることとして、「姿勢を良くする」ということが挙げられます。猫背でいると体は楽ですね。背中に力が入っていないからです。

その猫背をぴしっと伸ばし、腰骨を立てて座ってみて下さい。長時間は辛くありませんか?この姿勢を正すことが背中にお肉をつけない一番大切なポイントです。

特別なストレッチは要りません。ふと気がついたら背筋を伸ばす習慣をつけましょう。

次に、ブラからはみ出す嫌なお肉を撃退していきます。ブラからはみ出すお肉の原因は肩甲骨周りの筋肉を使っていないからです。肩甲骨周りが鍛えられるとそこに繋がる脇の下もすっきりします。

肩甲骨周りには褐色脂肪細胞があり、この細胞は体の中の脂肪を餌にして熱を発する為、一度鍛え始めると体全体の脂肪も燃えやすくなるという特徴があります。これを使わない手はありませんね。

では、肩甲骨を鍛えていきましょう。

立っている状態で両手を後ろで組み、息を吐きながら上体を前に倒し後ろで組んだ手を天井に上げていきます。上体は90度まで倒し組んだ両腕はまっすぐ天井に向けます。

肩甲骨周りが心地よい痛みを感じる状態で楽に呼吸をしながら10秒キープ。終わったら元に戻ります。これで1セット、1日に10セット行います。

肩こり解消にも効果的です。

また、先ほどお話した褐色脂肪細胞は冷やされて「寒い!」と感じると活性化される特徴があります。褐色脂肪が付いている背中や二の腕を温めたり冷やしたりするとどんどん燃えやすくなるということです。

お風呂で温まった後、背中と腕に冷水をかけ、またお風呂に入る。これを繰り返すだけでも効果があります。

横から見たときにウエストにくびれがない

真横から見て、綺麗なくの字にくびれているウエストには女性らしさと美しさを感じます。男性にはないボディーラインなので、細い腰に憧れる男性が多いのもうなずけます。

くびれている女性は美しく見えるだけではなく、自分を甘やかさない信念を持っている人、というプラスの印象も持たれます。見た目年齢にも大きく影響しますので、しっかりと引き締めましょう。

まず、ストレッチです。背中から腰にかけての筋肉を鍛えます。

うつ伏せに寝て両手は耳の横にまっすぐつけます。息を吸いながら両手を上に上げて上体を反らします。次に息を吐きながら足も上に上げてお腹だけ床に付いている状態にします。5秒キープ。1日10セット行います。

腰の筋肉が使われているのがわかりますよね。腰が弱い方は無理をしない程度に行って下さい。

次に、腰と背中をしっかりと反らしてストレッチをします。いわゆるブリッジです。昔からよくあるストレッチ方法ですが、やってみるととてもキツく効果を実感します。

仰向けに寝て両手と両足を突っ張りお尻をあげます。上がるところまででOKです。きついポーズですので5秒キープ。1日5セット行います。

久しぶりにやると翌日背中と腰が痛くなるので効いている!と実感できます。

横から見たときにお尻が垂れている

多くの女性が悩むヒップの垂れ。お尻にはたくさんの脂肪がついていること、普段あまり筋肉を使わない部分であることがお尻が垂れる原因ですが、ここもストレッチで全然変わってきます。

お尻が垂れると何を着ても似合わないおばさん臭い女性になってしまいますので、子供の頃のようなプリッと上がったヒップに近づけていきましょう。

ももとお尻の付け根の筋肉を鍛えます。

立って腰に手を当て、片足を後ろに引きながら上にあげていきます。お尻の付け根が痛いと感じるところで5秒キープ。左右1セットで10セット行います。

普段の生活では足を前に出して動くばかりで後ろに上げることはありませんよね。やはり使っていない筋肉はどんどん衰えていくということです。

次に、普段の生活でヒップを鍛える方法です。

立っているときにお尻の穴を縮めるようにギュッと力を入れます。このまま5秒キープ。1日10セット行います。

お尻全体の筋肉を引き締めます。電車で吊り革につかまっている時、買い物のレジ待ちの時、など立ったまま時間を過ごすことは結構ありますよね。この時間も有効に使って下さい。

ストレッチばかりでは疲れてしまいますね、自宅やオフィスで簡単にお尻を引き締める方法もご紹介します。

お尻のたるみは骨盤の歪みと大きく関係しています。骨盤の歪みを取り正しい形に近づけると小尻になり引き締まって見えます。

その方法は市販のドーナツクッションをお尻に敷いて生活する、とこれだけですが、開いた骨盤が内側に押されることで大分変わってきますのでお試し下さい。

これらを実践する前に、少しでも早くヒップをなんとかしたい、という方は、「ヒップをキュッと上げるガードル」を身に付けてみましょう。色々と市販されていますが、お尻の付け根に補強がしてありしっかりとお肉を持ち上げてくれるものがお勧めです。

ガードルを履いたら手でお尻のお肉を上に持ち上げるのもポイントです。ヒップが少しでも上に上がれば気分も上々ですね。

最後になりますが、ストレッチを行う際の注意点があります。

まず、やりすぎて体を傷めないこと。ムキムキになるほど鍛えないこと。鍛え過ぎは逆に女性らしいボディラインを損ないます。そして必ず継続すること、です。

毎日できなければ1日おきでも問題ありません。続けられなければ結果がついてこないことを念頭において下さい。

さあ、いかがでしたか。体のたるみの原因を知れば自ずとその解消方法が見えてきます。使っていない筋肉を鍛えると体全体のラインが変わってきます。

遠くから見て10歳年をとって見られてしまうか、10歳若く見られるか、はボディラインにかかってきます。どんな洋服も着こなせる女性になり、背筋を伸ばして歩いている姿を思い浮かべながら素敵に変身していきましょう。

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