まだ学生の状態でありながら、妊娠してしまった…そんな状況に陥ってしまう方は昔に比べて増加傾向にあるかもしれません。今のアナタが、そのうちの1人に当てはまっているかもしれない、そんな不安を抱いている方はいませんか?
「まさか…妊娠?!」事の重大さが頭では分かっていても、心の準備が出来ず、受け止めるまでに沢山の時間が必要になります。ただ1つ、頭の中で“産みたい”という気持ちが芽生えているのであれば、是非これからお話する事を参考にしてみてください。
自分の置かれた状況や、これから先の人生の事・両親や友人へどう話したらいいのか分からない・彼との関係…様々な事が一気に頭を巡り、混乱してしまいますよね。抜け出せない真っ暗な穴の中に取り残されたような不安感があるでしょう。
それでも「出産をしたい…産みたい…」と願うのであれば、考えて悩むよりも、前を向いて歩き出すことが先決です。妊娠・出産・結婚・育児は、一人の力では到底こなすことが出来ません。まずは、妊娠発覚後にすべき行動をまとめてみましょう。
検査薬を試した結果、陽性反応だった場合には、この事実を偽りなくしっかり彼に伝えましょう。相手も学生であれば、“産んでほしい”とは簡単に言えない立場かもしれません。それでもお腹に出来た命はアナタと彼に大きな責任があります。
彼に相談をし、アナタが産みたいと考えている意思を伝えてみてください。そして、彼の意思を聞いてみましょう。まずは“産むかどうか”という部分です。残酷な事かもしれませんが、世の中には育てる事ができないと判断した場合に堕胎をする方もいます。
彼が不安がっている場合には、より具体的に妊娠・出産・産後の生活を想定して話し合い、学校を退学しなければならないか、仕事をしなければならないか、どうすべきかを“親に相談しよう”と持ちかけてみてください。
妊娠した当事者であるアナタは、不安がいっぱいですよね。確かに彼も、父親として責任が重くのしかかっているかもしれませんが、アナタは妊娠・出産という大きな仕事をこなさなければならないですから、尚更不安だと思います。
しかし、妊娠出来るという事は、体が赤ちゃんを産むだけの準備が整っているという証拠でもあります。よって、アナタには赤ちゃんを産むだけの力が出来ているのです。一人前の、大人の女性である証拠です。
アナタの不安感を癒してくれる存在は、妊娠や出産に理解を示してくれる存在です。友達へ打ち明ければ、励ましや応援はもらえるかもしれませんが、具体的に・的確に癒してもらうためには、“妊娠・出産を経験した人”に相談する事が一番です。
遅かれ早かれ、互いの両親には、妊娠の報告をしなければなりません。結果的には話すようになるのですから出来るだけ早く報告をしましょう。そのためには、親に話すだけの“下準備”が必要です。
この下準備がなければ、両親を前にしても「妊娠した、産みたい…」と、それだけで話が終わってしまいます。親に伝えるべき事は、それだけでは足りません。
“産むためにはどうするべきか?”、“産後にはどうするのか?”など、より具体的な意見を述べると良いでしょう。出産や産後の世界など、未知の部分なので、そこまで想像がつかないかと思いますが、まずは“意思を伝える”事が大切です。
親に話をする前に、彼としっかり話し合い、自分たちがどのような未来を理想としているのか、妊娠の事実を目の前にして、どんな事を学んだのか、これからどうしたいのか…様々な部分から捉え、考えた意見を伝えるように、まとめましょう。
先ほど述べたように、両親に伝えるため・許しをもらうためには“下準備”が必要ですが、一言に下準備といっても、よく分かりませんよね?
では、どのような事を事前に準備しておくべきなのか、どんな事を事前に考えておくべきなのか、具体的に挙げてみましょう。
まずは、アナタと彼の意思を明白にしておく事です。産みたい意思や、育てたい意思などをハッキリとさせておきましょう。それだけでなく、産後のこともしっかりと考えてみましょう。
例えば、学校を退学し妊娠中や産後には働いて収入を得る!や、産後落ち着けば保育園の検討をし、共働きをする・妊娠中や出産のサポートをしてほしい…等の内容を整理します。最終的には両親にベストな方法を導いてもらうようになるでしょう。
自分たちがまとめた意思が“出来るかどうか・可能かどうか”は社会経験のある大人の意見を聞いてみないと分かりません。それは、意思を伝えた後に、両親と一緒に相談して、模索していく部分です。まずは“意思をまとめる”事に集中しましょう。
「自分たちはこうしたい!」という意思に整理がついた後は、両親に相談をしたい事・頼みたい事などをまとめていきましょう。「自分たちの赤ちゃんだから両親には関係ない!」ではありません。大いに関係がある問題です。
例えば、妊娠中や出産に伴う費用を助けてもらいたい(貸してほしい)事や、学校の停学や退学の相談、妊娠中や産後の収入を得る方法をどうするべきか?、今すぐにでも就職活動をしなければならないか?などの相談をしましょう。
両親との話し合いの場は、緊張してしまい考えていた事も全て飛んでしまうでしょう。そんな時のためにも、整理した内容を紙にまとめておく事で、伝えたい事や相談したいこと、聞きたいことなどを漏れなく話し合う事ができます。
何よりも、今回の妊娠を通して学んだ事や、大きな責任を負う覚悟がある事・妊娠や出産育児が容易ではないことなどを理解していると伝える事が大切です。更には“お金”が必要になる事なので、そこの相談もしたいという意思を伝えましょう。
親へ伝える内容がまとまった段階で、大きな難関でもある“両親への報告”が待っています。怒られ、責められ、怒鳴られることは覚悟しておきましょう。そこを避けて通れると思う考えこそ、甘いかもしれません。
彼と一緒に両親へ報告する事が良いかもしれませんが、両親と彼の関係性(彼の両親とアナタの関係性なども)を考慮して、一人で伝える方法や、まずは彼の両親へ伝える…などの判断は、アナタと彼でおこなってください。
両親へ話す場を設けた時には、ちゃんとした服を来て、話し合う意思がある事を親にも見てもらいましょう。そして、自分たちでまとめた意見を話し、相談し、両親からベストな方法を導いてもらいましょう。
伝えた内容を有言実行できるかどうかは分かりません。今は保育園も、待機児童が多く、すぐに入園出来ない現状です。それでも、“働く”という意思がある事や、妊娠した事を安易には考えていない・責任を感じているという部分を伝えましょう。
アナタ自身、妊娠して色んな不安があるかと思います。そんな時に、両親の気持ちなんてなかなか考えられないのが現状でしょう。むしろ、親の気持ちを考えると、いたたまれなくなってしまうかもしれません…。
それでも、“妊娠”となれば、ただの当事者間だけの恋愛話では済まされない事です。アナタが親に対して出来る事・出来る考え方・やるべき事、そこにスポットをあてて話をしてみましょう。
アナタと彼が親に対して出来る事、それは嘘偽りなく、全てを両親に打ち明けることです。具体的に言うと、妊娠している事実もそうですが、お腹の赤ちゃんが今現在で何週目なのかも、お茶を濁すような言い方ではいけません。
他にも、どこの範囲にまで妊娠の事実を打ち明けたのか、出産や妊婦検診に伴い、準備できるお互いの費用(お小遣いや貯金など)がどの程度なのか…等も挙げられるでしょう。
命に関わるとても大きな問題です。嘘やごまかしでやり過ごそうとおもっても通用しないのが現状ですし、最終的に苦しい思いをしてしまうのはアナタや彼・お腹の赤ちゃんです。必ず包み隠さず打ち明けるようにしましょう。
両親に言えず、黙ったまま臨月を迎え、産気づいた時に初めて両親に打ち明ければ良い…と思っている方も、中にはいるかもしれません。しかし、それはとても危険な事です。親にとっては打ち明けてもらえない事の方が心苦しく、辛いものです
妊娠を打ち明けると、アナタの両親や彼の両親は、どんな反応をすると思いますか?多くの方が不安に感じているかもしれませんが、必ずと言っていいほど、怒られ・怒鳴られる事を想定しているかと思います。
なぜ親が反対をすると思いますか?その部分をしっかりと受け入れておく必要があります。親はただ闇雲に怒りをぶつけてくるわけではありません。ちゃんとした理由があるから怒るのです。二人の責任を問うのです。
まだまだ若い二人には、これから沢山の世界が待っています。大人になり、社会人になり、沢山の出会いや多くの経験を得て、人として成長していく時間が用意されています。妊娠・出産は、その可能性や時間をも飛び越えた先の段階なのです。
怒られる事が怖くて、言い出せない…怒られたくないから、黙っておこう…そんな考えは後々、自分たちの首を絞めてしまうだけです。怒られることは、それだけ深い愛情や思いがあるからこそ。しっかりと親の意見・怒りも受け入れなければなりません。
妊娠中も出産・育児も、全て、アナタと彼、二人で乗り越えられるという問題ではありません。経済的な面だけでなく、精神的にも、妊娠中や産後の生活・環境も二人の力では限界があります。
妊娠しているアナタ自身の栄養管理・体調管理も、不十分になってしまう事でしょう。こんな時こそ、妊娠出産経験のある大人の意見が重要になります。精神的な支えであったり、肉体的なサポートも必要になります。
学生という身なので、出来る事・貯金にも限りがあることでしょう。親のサポートは最大の助けです。「親なんて頼らない!」と意地を張っていたり、喧嘩になってしまう事は避けて、素直に、サポートしてほしい気持ちを伝えましょう。
妊娠中はお腹の中に赤ちゃんがいるので、赤ちゃんの身の回りのお世話は考えなくて良いかもしれませんが、出産後はそうもいきません。育児のサポートは非常に重要な事です。
最近では、妊娠の事実を話せず、悩みに悩んで、苦しんだ結果、出産まで誰にも話すことなく産院以外での出産をしてしまうというニュースを目にする事も増えてきています。
お腹にできた赤ちゃんは、沢山の奇跡が重なって宿った奇跡的な命です。ママの不安や悲しみ・辛さは全て赤ちゃんにも伝わってしまうでしょう。
妊娠生活を辛さや悲しさで過ごすのではなく、覚悟をきめ、1日でも多く喜びや感動を喜べるようなマタニティーライフに変えるためにも、早いうちに彼・両親と相談し、早いうちに今後の計画をしっかりとたてましょう。
アナタを守れるのもアナタだけ、赤ちゃんをお腹の中で守り、育てていくのもアナタだけです…。出産したいと望むなら、辛い事も怖い事も全て受け入れ、立ち向かい、自分の信念を曲げないよう、しっかりと前を向きましょう。