これはマスト!海外で妊娠・出産する人が出産前に調べる事

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国際結婚や、旦那さんやあなたの仕事の都合で海外駐在する事になったとします。そこで、妊娠をするなんていう嬉しいハプニングもあるかもしれません。
そんな時、日本に帰る事を選ばず、現地で出産までしてしまおうという方、色々出産中に海外ならではのやっておくべき事があります。
これをやっているかやっていないかで、あなたは損をする事も得をする事も起こり得ますので、もし今海外で妊娠中の方でまだこれをやっていないというのがあれば調べてみて下さい。
という訳で、ここでは海外で妊娠、出産する人が出産前に調べる事を紹介したいと思います。

現地の保険・出産費用の確認

日本にいると、医療制度が大変整っているので、それが当たり前と思ってしまいがちです。
ですが、他国で日本ほど医療体制が整っている国はほとんどありません。それほど日本の医療保険制度というのはとても素晴らしい物なのです。

ですから、他国で妊娠・出産される方はまず、現地の医療体制(保険)について調べましょう。
有名な所ではアメリカの医療制度は任意保険ですから、保険を持っていない人が普通に病院へ行くと、後からとんでもない額を請求されるなんて事を聞いた事があるかと思います。
これは本当で、例えば盲腸の手術で数百万請求されたなんてニュースが話題になりましたが、アメリカ人にとってはこれはちっとも驚かないニュースだったはずです。
そして、妊娠してから出産まで、妊娠中には定期健診があります。これが、自分が保険を持っていなかったら全負担で診療代を払わなければいけません。
保険を持っていたとしても、あなたの持っている保険がどの病院で対応しているかをきちんとさせておかないといけません。
それに対応していない所で診察を受けてしまうと、もちろん全額負担です。
更に、出産費用の確認もしておきましょう。保険会社や病院によって出産にかかる費用の個別リストがあるはずです。
それを医師に聞いてもおそらくわからないので、保険会社や病院の経理やそれ専門の方に聞く事をお勧めします。
これもアメリカの例ですが、アメリカで一般的な病院で自然分娩を行ったとしたら最低でも100万円は下りません。
これが帝王切開になれば更にかかりますし、それ以外に陣痛促進剤などを使った、麻酔医を使ったなどとなるとさらに値上がりしますから、大体の金額を聞いておきましょう。
そして、いくらまでが保険適応になるのか、いくらくらい用意しておけば良いのかという事を明確にさせておく事が大事です。

日本で出産補助金が出るのかどうか

数年前から日本で出産をすると、各市町村によって金額は異なりますが、政府から出産補助金というのが数十万円支払われるようになりました。
これは日本で出産した人はもちろんですが、特別な理由があれば海外で出産した人もこの補助金を受けられる事になっている所もあります。
おそらく駐在として旦那さんの扶養、もしくは自分が駐在として送られた先で妊娠した場合は「仕方なく」海外で出産する事になったという特別な理由にあたるので、この補助金を受けられるかもしれません。
但し、これは各市町村によって違うでしょうし、もしかしたら駐在さんであっても特別な理由に値しないとして受けられない可能性もあります。
ですから、あなたの住民票がおいてある(おいてあった(産後におくであろう)場所に確認してみて下さい。
それ以外にももしかしたら別のお得な制度を受けられる可能性もありますので、様々な可能性を見つけ出しましょう。

妊娠・出産関連の単語を覚えておきましょう。もしくは通訳を雇いましょう

妊娠や出産だけではなく、医療に関する外国の言葉というのは覚えにくいものです。
ですが、妊娠の症状は人によって違いますし、陣痛が先に来たのか、それとも破水したのかでも病院の対応は変わってきますから、基本的な単語だけはきちんと覚えておきましょう。

例えば重要なのは先に出た「陣痛が来た」「○分間隔だ」「破水した」「無痛分娩を希望している」「帝王切開の予定だ」などと、このくらいは覚えておきましょう。

覚えておいて損はありません。更に、海外では宗教によって男児は割礼をしたり、女児はピアスを開けたりします
それも希望するかどうかをきちんと伝えなければ、本当はやって欲しかったのにやってもらえなかたとなってしまいますから単語だけ覚えて後はYESかNOで答えるような感じにできるようにしておきましょう。

また、出産時にまでその国の言葉で話す自信もなければ、その国の言葉なんて話せないという方は通訳をつける事を許されている場合、通訳を事前に雇うか、病院に言って、その言語を通訳できる人がいるかを探しておきましょう。
出産時は特に初めてであれば冷静でいようと思っても痛みやこれから起こる事への不安と緊張で何も考えられなくなってしまいますから、少しでも安心できるような状態にしておく事があなたの出産をスムーズにしてくれるポイントとなります。

戸籍の出し方の確認

例えば、アメリカはアメリカで生まれた子に対しては全てアメリカ国籍をもつ権利があります。例え親が日本人同士であっても、これは適応されます。
しかし、イギリスなどの国ではそこで生まれた外国人に対してその国の国籍を与えないとしている所もあります。
もし、あなたがその国の国籍を子供のためにも持たせてあげたいなと思っているならば、それができるかどうかも調べましょう。
そして、日本国籍もとらせてあげたい、とらなければいけないという人は何が必要か、その国の在外日本大使館に直接電話して聞くのが1番早いです。
必ず日本人は常駐しているはずなので、電話で外国の方が出たら日本人に代わってもらい、日本語でしっかり聞いた方がきちんとした事を言っているだろうなとあなた自身が納得できるでしょうから、そうする事をお勧めします。
何度も大使館に行くのも子育てをしながらだと面倒になりますから、1度で済むように前もって確認しておきましょう。

ただでさえ妊娠や出産をする事は不安なのに、海外でそれをするとなるとより不安が募ってくると思います。

ですが、産後になってバタバタとするよりも、妊娠中のまだ手がかかる事が少ない時期に自分が損をしないように出産や産後の事について詳細を調べておく方が気楽でしょう。

ですから、海外で妊娠された方、こちらを参考に不安の無い出産をめざしましょう。

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