妊娠して、出産後、最初の1週間は徐々にお腹が減ってきます。最初に1日で、今までの半分以下のお腹の出具合になって、子供が出た事でこんなにお腹の出方が変わるものなのかと思うくらい、しょぼーんという感じになってきますよね。本当に「しょぼーん」という音がするかのように出産後すぐにある程度へこんでいます。
そして、2日目以降もどんどんお腹が「よし、昨日よりは減ったぞ」なんて思いながら数日過ごすのですが、1週間くらい経つと、「あれ?これ以上お腹へっ込まないの?」というくらい、お腹のへこみが進まなくなってしまいます。そのとまり方というのが、「え!こんな所で!」という感じなのですよね。
体験した方は、このとまり方にびっくりしたはずです。そして、お腹がぶよぶよになっていることに焦ります。そんな時に「腹筋をつけなければ!」って思いますよね。でも、お子さんがいると、ジムに行っている余裕も時間もありません。そんな時に腹筋を家で簡単につける方法で、お腹のたるみを元に戻しましょう。
腹筋をつけるということで1番最初に思い浮かべるのが、腹筋をするという事だと思います。ですが、腹筋をするのはなかなか続かないものです。これが楽しくて何回でもやってしまいたくなるようなものなら続けられるでしょうが、大して面白くも無いのと、辛いのとで余計続きませんよね。
そこで、遊び感覚でできるものがフラフープです。「フラフープなんて小学生の時以来やった事ない!」という人には逆にぴったりかもしれません。懐かしい気持ちに、童心にかえった感じでやってみると良いと思います。何せ、楽しめなくては続けられませんから、それくらいの気持ちでいましょう。
テレビを見ながらで良いので、フラフープをウエストの辺りに置き、ぐるぐる回して下さい。これが実は難しいのです。油断しているとすぐに下に落ちてきてしまいますから、お尻を突き出しながらやるのがポイントです。
実はこのお尻を突き出すというのが、どんな筋トレにおいても重要なことなのです。例えば、バーベルを持ち上げる時、やった事がある方の方が女性は少ないと思いますが、どのようにして持ちあげるかご存知でしょうか。
床に置いてあるバーベルの棒の両先を両手で持って、そのまま力任せにそれを持ちあげる、そんなやり方では腰に負担がかかって大変です。ですから、お尻を突き出して持ちあげたり下げたりするのがバーベルを持ち上げる時の基本なのです。
こうすることで腰に負担がかかりにくいのと、きちんとした態勢ですから、筋肉がつきやすいです。それと同じでフラフープもフラフープが下がらないようにということと、腹筋をつけやすくするためにお尻を突き出すようにしてください。
できれば連続10分くらいやって欲しいものですが、そんなにいきなり持続できる方はいないと思いますので、自分のペースに合わせて、どんどん持続数を増やすようにして下さい。無理をすると続きませんから少しずつやるという事を忘れないでください。
俳優の美木良介が発案した「ブレスダイエット」というのが話題になりました。息を大きく吸い込んだり吐くだけで、体重も減り、腹筋もつくどころか割れるというまでになっていましたが、あれも1日何分かそのための時間を使わないとできないものですよね。
そして、やってみたけど意外と続かなくてやめてしまったなんて方も多いのではないでしょうか。ですが、呼吸法を変えるだけで痩せるというのは、このブレスダイエット以外でも実例がありますから、本当に呼吸法は腹筋にも良い事は間違いありません。
そこでオススメするのが、いつでもどこでもできる呼吸の仕方です。これを人前でやっているのは見られると「ん?」と思われてしまうかもしれませんから、人前仕様と、家仕様の方法を紹介します。
まず、家ではない所での息の仕方というよりも、お腹の使い方なのですが、それは、ただお腹をへこませたり出したりするだけです。お腹をぽこぽこさせる感じです。そして、家の中では息を吸う時にお腹をへこませ、吐き出す時にはお腹を思い切り膨らませます。
こうすることで、肺までも強くなります。そして、これ、気が向いた時ではなく、もうこれを自分の普段の呼吸にしてしまくらいに、毎日いつでもどこでもするようにして下さい。そうすれば、すぐにでも腹筋はついてきます。こうすることで、常に運動もしてる事になりますから、体重も減ってきます。
さあ、これは本気で腹筋をしたいという方にはオススメです。生ぬるい方法ではなく、本当の腹筋で腹筋をつけたいという方に向いていますが、簡単そうに見えて、最初はきついですから、自分のペースを作ってやってみて下さい。
まず、床に仰向けになって寝ます。その時、両腕はぴんと頭の上に伸ばします。ちょうど大の字に寝たような感じで、手だけ頭の上に来ているような状態です。手と足は肩幅くらいに開いておきましょう。
そして、1カウント目で頭を半分あげます。と同時に両ひざを曲げます。そして、2カウント目で頭を完全に持ちあげ、両ひざは頭に近づけ、3カウント目でまた半分頭を下げ、両ひざは曲げたままでちょっと離し、4カウント目で、最初の状態で頭と体をべたっと床につけます。
最初の頃は最初の1回でもうきついと思います。ですから、最初の内は10回腹筋をすることを目標にしましょう。この4カウントで1回になりますから、10回でも相当手ごたえがあるはずです。
また、慣れてきたら、フラフープもやり、呼吸法も普段からやりつつ、お風呂の前にこの腹筋を何度かするというようにすると、かなり腹筋はつきやすくなります。どんなにビールを飲んだって、これさえしていれば、ビール腹には決してならないでしょうし、産前の体型よりも良くなるかもしれません。
腹筋が割れている人を見ると「私もなりたい」なんて思いますが、お腹に縦線が入るまで、もしくはシックスパックになるまでなんて、相当細い人か努力をしない限り手に入れられないものです。もちろんモデルさん達もそう言った努力できれいなお腹をキープしているのです。
そして、産後ともなれば、余計にお腹はたるんでしまい、腹筋をつけるのが難しいかもしれませんが、これらの方法を全てやれば必ずきれいな腹筋がつきますからやってみて下さいね。