誰にでも多かれ少なかれ悩みはあるものの衣食住に不満のない生活を送っていますが、わたしの人生このままでいいのかなと時折ふと感じることがあります。
このままでいいのかなと感じた疑問が大きくなると「自分探し」と称して旅に出たりセミナーや講演会に参加して自己啓発をします。
旅に出たり自己啓発セミナーに参加するのも素晴らしいのですが毎日家でできる自分探しを始めてみませんか?
自分探しとは就職活動のときに行った自己分析に他なりません。自分の歴史を棚卸しして得意なことや自分の性格をあらゆる側面から眺めて自己PRや志望動機につなげていく作業です。
したいことややりたいことは学生生活を送るうえで試行錯誤しながら見つけるものですが、ただなんとなく親の言うことを聞いてきただけの人生だったりするとやりたいことすら明確にならない場合があります。
自分探しを行うのにはある一定の条件があります。
この条件を一瞬で満たす魔法の方法があります。それはテレビを消すことです。
外界とつながっていないような孤立した感じになります。特に帰宅してすぐにテレビをつける習慣がある人にとっては落ち着かないと思います。目は閉じることができますが耳は閉じることができません。テレビを消すと想像以上に静かな環境が出来上がります。
そして聞こえてくる音に集中します。
車が走り去る音や時計の秒針の音、冷蔵庫のモーター音に意識を向けます。
テレビを消すと退屈でヒマな時間が訪れます。
見たいドラマなどがあるといかに自分が曜日や時間に支配されているかがわかります。
見たいバラエティやドラマなどは録画しておいて週末にまとめて見れば時間を効率よく使うことができます。見てもいないのにダラダラついている状態をやめるようにします。
退屈でヒマな状態になるとついテレビをつけてしまいそうになりますが雑誌やマンガや小説などを読んで紛らわせます。とにかくテレビをつけない状態であれば何をしてもいいです。
読みたい雑誌や漫画をすべて読んでしまったら次に読みたいものを探します。amazonで購入したり電子書籍をDLしてもいいです。自分の興味のあることが尽きない状態を作ります。
読みたい漫画や書籍はどうして手にとったのでしょうか。選んだ書籍ひとつとっても自分の好きなことが凝縮されているはずです。
たとえばワンピースが好きなのであればみんなで力を合わせて何かをしたいのではないでしょうか。もしくはチームプレイに対する憧れなどがあるのかもしれません。
大勢の人数で同じ目標を達成したいのであればオーケストラやサッカーや野球、よさこいなどを初めてみるのがオススメです。いまはSNSなどで気軽に知らない人ともつながることができますし、友達を誘って始めることもできます。
感覚が鋭くなっているのは自分の潜在意識が優位になっている状態です。
五感を使ってじっくりとそれらの気持ちを味わいましょう。
テレビを消すことでいつも眠る時間まで2時間くらい残っていることもあります。帰宅してシャワーを浴びて着替えてバタンと眠ってしまうくらい疲れていなければ時間が余ります。
テレビをつけることがいかに退屈をつぶすための手段なのかよくわかると思います。
テレビを消す習慣ができたら退屈な時間をどう過ごすか考えましょう。自分の苦手なことや嫌いなことに費やしたくはないでしょうから自ずと好きなことやモノを集めることになります。
テレビを消すことで自分の好きなことに目を向ける作業を強いられるのです。
雑誌や漫画などは自分でめくって自分のペースで情報を吸収します。ラジオは耳だけの情報なので自分の頭で情報を整理している作業を行っています。
インターネットやyoutubeの動画ですら情報の垂れ流しではなく自分からのクリック操作が必要になります。
テレビほど視覚と聴覚が支配されるものはないのです。
いかがでしたか。テレビをつけると想像以上に自分の人生を無駄遣いしていることに気づきます。テレビを見る以上に有意義な充実した時間を送ることができたらあなたの自分探しはほぼ終わりに近づいています。
本当にやりたいことに時間を使って毎日が幸せになればあなたの人生は幸せになります。なぜなら人生とは1日1日の積み重ねだからです。