これで解消!臨月だからこそ知りたい、初めての産後の5大不安!

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もうすぐ待ちに待った出産ですね。ここまでの道のり、長かったと思います。やっと可愛いわが子と会える喜びが湧き上がってくるのと同時に、様々な不安も・・・。

今回は臨月だからこそ知っておきたい、産後の5大不安について詳しくお伝えいたします。ぜひご参考下さいね。

1.出産直後~産後1週間の状態

妊娠初期は微熱やつわり、中~後期は内臓が圧迫されて胃腸が苦しかったり、子宮が張って痛かったり、とにかく様々な痛みや苦しみと戦った9ヶ月。

そしてついに最後の山場である出産の時。激しい陣痛に息も絶え絶えやっと赤ちゃんを産み終えて、ああこれで長い長い苦痛ともおさらば・・・。

と思いきや、ん?出産後しばらくもすると経験したことの無い激痛が子宮に?・・・そうなんです、これが後陣痛が始まりです。

大きく膨れた子宮がものすごいスピードで収縮を始めるからなのですが、この痛みといったら、人によっては出産の痛みよりつらいもの。これが2~3日続きます。

しかも、当日または翌日の晩あたりから、胸が異常に痛い。熱を持つほど一気に張り始めます。そうなんです、母乳を出すために急激に胸が準備を始めるんですね。

さらに会陰切開をした人は、寝返りが打てないほど切開後の痛みが激しかったりすることもあります。もう聞いていない痛みだらけなのです。

産後1週間は、そうした痛みと格闘したり、オロといわれる子宮内に残った血液や内膜などが、普通の生理の20倍くらい出続ける日々だと思って下さい。

もちろん個人差があって、あまり痛みもなく、産後翌日からスタスタ歩き回れる人もいるので、こればっかりは産んでみないとわからないのですが。

産後1週間はそのような状態なのでとにかく休むだけと考えて下さい。赤ちゃんも3時間おきの授乳時にミルクをあげオムツを交換してあげれば、この頃は大抵おとなしく寝ているだけなので、心配いりません。

2.退院後~1ヶ月

なぜ1ヶ月は床上げをしてはいけないのか。若いうちは案外体が動けてしまうので、退院後すぐに家事をしてしまう人もいます。

ですが実際は、様々な面で体が戻っていないため、ここで動き回ってしまうと大きな負担を体にかけることになり、後々、様々な病気に繋がってしまう恐れが高いのです。

まず骨盤や関節。出産時に骨盤が開くホルモンが出るのですが、骨盤だけでなく膝や股関節なども不安定になるため、椅子に座ったり、階段の上り下りをしたりすることで、関節を痛めてしまいます。
それから寝不足。毎日毎日、3時間置きに授乳する生活が始まるわけですが、授乳のたびにオムツを交換し、ミルクを飲ませ、ゲップを出させ終わるまでに少なくとも30~40分はかかります。

これだけでも次の授乳までなんだかんだでインターバルは2時間あるかないか。夜中もこれが続くので、慢性的に寝不足に。

中にはよく吐く赤ちゃんもいたり、一度にたくさん飲めないのですぐにおなかがすいてしょっちゅう泣く赤ちゃんもいます。こうなるともう寝る時間はほとんどありません。

こんな状態ではもちろん栄養バランスのとれた手のこんだ食事などを自分では作る時間も体力もないので、ついつい簡単な食事に流れがち。産後は出血やら母乳やらで栄養が流れ出てしまうので、自分が栄養失調になってしまいます。

こうしたことから、産後すぐに無理をしてしまうと、様々な免疫系の疾患を患ってしまったり、メニエール病になってしまったり、骨粗鬆症になってしまったりします。

ですので、産後1ヶ月は、実家や姉妹、夫や夫の家族、友人、近所の人、親戚などあらゆる手を借りて、授乳とオムツ交換以外はなるべくやってもらい、ゆっくり寝ているようにしましょう。

3.家事

産後1ヶ月くらいで床上げをしたら、徐々に家事を増やしていきます。急に重いものを持ったり、激しく動き回ったり、体を冷やすのは禁物です。

先述の通り、まだ体が元に戻っていないからです。妊娠前の体に戻れるのは、だいたい産後2~3年と考えて下さい。それまでは風邪などもこじらせやすくなっているため無理は厳禁です。

ちなみにこの時期は母子共に脳内物質のバランスから考えても、ゆっくり子供との時間を楽しむように出来ているのです。

この間、しっかり赤ちゃんに向き合い、ゆったりした生活を送ると、母子共にオキシトシンが分泌されます。これは愛情ホルモン、または心の安定ホルモンとも呼ばれ、後々まで続く幸せの礎となるのです。

オキシトシンが足りないと、親は子供に、子供は親に、愛情や信頼・興味が持てなくなり、親の場合は育児放棄や虐待・うつなどに、子供の場合は自閉症や人格障害などの精神疾患になりやすいのです。

食事の支度

まだ首が座っていない赤ちゃんがいながら、手の込んだ食事の支度をするには無理があります。カット済の野菜やスーパーなどの惣菜、仕出し弁当などで乗り切りましょう

なるべく主食は発芽玄米にします。発芽していない玄米は毒性があるので注意。発芽玄米はバランスよく必要栄養素が取れるのでうってつけなのです。

食品添加物が多く含まれているので、

  • ハムやソーセージなどの加工肉
  • 調理済の冷凍食品
  • 保存の効く惣菜
  • パンや菓子類

などは極力避けましょう。どうしても欲しい時は無添加のものを選びましょう。

何品も作るのは大変なので、この時期は具だくさんの味噌汁や種類豊富な野菜炒めを丼物にするなど、1品でたくさんの種類のものが食べられるように工夫すると◎。

掃除

多少の掃除は運動にもなりますし、赤ちゃんにとって衛生的な環境であることは望ましいので、掃除はなるべくするようにします。

とはいっても、水を使った雑巾がけなどはまだ体に負荷がかかるのでNG。また産後は肌がデリケートになっていたり、毒物の影響を受けやすくなっているので、化学薬品を使用した掃除は控えましょう

また、腰に負担のかからないクリーナーでなるべく姿勢をまっすぐに伸ばしたまま掃除するようにしましょう。

尚、寝ている赤ちゃんが舞い上がったほこりやダニなどを吸い込まないように、掃除機から出る排気や、バタバタしないようにすることなどに気を使いましょう。

洗濯

意表をついて多いのが洗濯物。赤ちゃんは小さいですが、汗っかき。特に夏はよく汗をかくので、1日3回くらい着替えを必要とすることもあります。

またミルクを吐いたり、オムツ交換の時におしっこやウンチが飛んだりと、衣類だけでなくシーツやカバー、タオル類をたくさん汚してしまうことも。

干す作業自体も大変ですが、雨の日などは洗濯物が乾かず困ったりもします。また時期や場所によっては、花粉や畑などから舞い上がる土ぼこり、排気ガスなど、目に見えない汚れで外干しの洗濯物は案外汚れているもの。

乾燥機が1台あると本当にこの時期は助かります。ちなみに浴室乾燥機だと、乾燥するまでの温度が低いため、厚手のものは雑菌が繁殖してしまうので要注意

また、洗濯洗剤の種類や、長年の汚れが付着した洗濯機を使用することで、赤ちゃんの肌が荒れてしまうこともあるので、これにも気をつけましょう。

4.育児

初めての育児は不安がいっぱい。生後1ヶ月までは飲んで寝るだけだった赤ちゃんも、だんだん意思表示をするようになります。

昨日までしなかったことをある日突然始めます。生後2ヶ月半にもなると、はっきり自分の意思を持って伝えてくるようになります。

赤ちゃんは寝ているだけと思ったら大間違い。首が座る頃にはもう様々なことに実は興味を持ち始めているので、少しずつ外に連れ出したり、近所の人やお友達などと触れ合う機会を作り始めましょう。
また、抱っこしていないとすぐ泣いてしまう赤ちゃんの場合、生後すぐからでも使えるような、首をホールドしてくれる抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしたまま家事をすると便利です。

時によってはこのままママのトイレや食事も済ませてしまいます。赤ちゃんが寝てしまったら、そっと抱っこひもごと降ろして寝かせます。

抱っこひもの背中の部分だけ簡単に装脱できるタイプのものは、毎回赤ちゃんの手足を抱っこひもから外さなくて済むのでおすすめです。

尚、長時間連続の抱っこは赤ちゃんも疲れてしまうので、30分程度したらしばらく降ろしてあげる、というのを繰り返しましょう。

赤ちゃんも人間です。自分が疲れたりつまらなかったり嫌だなと感じることは、同じように不快に感じているのだということを忘れずに。

体型

産後、体型が妊娠前に戻るかどうか、心配ですよね。産後はホルモンの影響で、脂肪を蓄えやすくなっているため、なかなか思うように体重が戻らず、不安になってしまうかもしれません。

ですが、この時の脂肪は、寝不足や、産後の抵抗力が落ちた体を様々な病気から守るために必要なものなのです。

赤ちゃんも生後半年を過ぎる頃から、風邪をはじめ、ノロウィルスやインフルエンザなど様々な病気に感染していきます。

具合の悪い赤ちゃんはとにかくママに抱っこされていないと泣きっ放し、ということも少なくありません。そのため簡単にママに感染してしまうのです。

やっと夜まとめて寝てくれるようになった、これで寝不足から解消される、と思いきや、今度は赤ちゃんの病気のケアに自分の感染。

さらに1歳を過ぎて歩けるようになると、外へ出ることが増え、色んなものに触れたり口にしたりするので、さらに病気をもらってくることが増えたりします。

子供に体力もつき、やっと人間としての話が通じるようになるのが2~3歳。そうなんです、ママの体もやっとこの頃になってするする痩せやすくなってくるのです。不思議なメカニズムですね。

そのため、この自然の摂理に逆らって無理してダイエットしてしまうと、この過酷な時期を乗り越えることができません。

ただ気をつけなくてはならないのが、だからといって炭水化物や糖類をたくさん摂取してしまうこと。低血糖症になってしまいます。

こうなると脳内物質のバランスがさらに悪くなり、やせるどころか、

  • 逆に食欲が異常に増してしまう
  • 攻撃性を増す
  • さらに甘いものが欲しくなる中毒症状に陥る

などといった症状を引き起こしてしまいます。

糖質は白いご飯やパン、麺類などの炭水化物にも多く含まれますので注意が必要です。低糖質・高たんぱくの良質な食事を心がけるようにしましょう。

5.産後うつ

まず、妊娠・出産によって脳内のホルモンバランスが通常とは全く異なるということを強く認識して下さい。

妊娠・出産のため女性ホルモンが大量に分泌されることにより、心の安定や性格のバランスをコントロールしているセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった脳内物質のバランスが崩れてしまいます。

このため、ささいなことで落ち込んだり、激しく気になってしまったり、無性にいらいらしてしまったりするのです。

脳内物質のバランスが正常に保たれる働きをしてくれる、次のような食事を心がけることで、かなり心が安定してきます。

  • 豆腐や納豆などの大豆製品
  • 玄米
  • 海草類
  • 豚肉や鶏肉の赤身
  • たまご
  • 漬物・味噌汁・塩麹などの発酵食品
  • 根菜

またおやつにはナッツ類や小魚、果物を選びます。特に果物には豊富なビタミンが含まれ、脳に大切な栄養素がきちんと働いてくれる手助けをしてくれます。

少しでも不安がなくなりますように

以上、臨月だからこそ知っておきたい、産後に気になる5大事柄についてお伝えしました。これさえ知っておけばもう大丈夫!安心してお産に挑んで下さいね。

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