出産後の無気力やイライラ、もしかして産後うつかも?

産後鬱かものイメージ画像

待望の赤ちゃんに会えて、母として最高にハッピーなはずの出産。でも日々の育児に追われてなんだかイライラするし、やることがあっても体が動かない。それは産後うつかもしれません。産後うつの症状や、なってしまった場合の対処法をお伝えします。

体に症状が出る場合も

「うつ」って聞くと心の病気のイメージがありますよね。でも体に強く症状が出る場合もあるのです。起き上がるのがつらい、常にめまいがするなど、育児疲れかな?という症状でも、実は産後うつだったという場合もあります。

落ち込みが激しいこと以外にも、体の症状もチェックしてみてください。

育児に支障をきたすほど激しく落ち込んだり、体を動かすのが辛くなったりした場合は、迷わず受診してください。婦人科でも相談できますし、精神科や心療内科でより専門的な治療を受けることもできます。

早めの受診が早い回復につながる

「病院は行く時間もないし…」と自分のことを後回しにしがちですが、産後うつは普通のうつ病と違って早期に治療すると早めに完治することが多いです。

育児の中心はお母さんですから、お母さんの健康が家族の幸せにもつながりますよね。ですから、本格的なうつ病に移行する前にぜひ受診してほしいです。

投薬治療で母乳禁止?

産後うつでも、通常のうつと同じように投薬治療が主となります。その場合、お薬によっては母乳を中止するように言われる場合もあります。

また、小児科医と精神科医では見解が違う場合もあります。そこはしっかり相談してください。

母乳で育てたいと思っていたお母さんには辛い決断になりますね。でも赤ちゃんにとってもお母さんの笑顔は何物にも代えがたいものです。しっかり治療して楽しく育児できるようにしましょう。

周りの人に協力してもらおう

産後うつと分かったら、一人で頑張ろうとせずに周りの人に協力してもらってください。赤ちゃんとお母さん、二人っきりで家の中ばかりにいたら気分もふさぎます

旦那さんに早く帰ってきてもらったり、両親に赤ちゃんを見てもらってる間に外出してリフレッシュできたらいいですね。

どうしても身近な人を頼れない場合は、ファミリーサポートという制度もあります。お住まいの地域によっても違うと思いますので、保健師さんに相談したり地域の子育て情報を集めたりしてみてください。

子育てに対する支援は意外とあります。頼ろうと思えばいろんな人が手を差し伸べてくれますよ。お母さんが安心できる環境を整えることが病気を治す近道となります。一人で
育児を頑張ろうとせず、頼れる所は頼ってくださいね。

回復したら気をつけること

産後うつは通常のうつと違って、早めに回復することが多いです。私も産後うつになりましたが1年ほどで回復し、薬も飲まずに過ごせるようになりました。

その時医師に言われたのが「無理せず、またおかしいと思ったら受診してくださいね」でした。

それ以降はあまり考えすぎないようにしたり、生活リズムを整えるように気をつけて生活しています。あとは人に頼るのがどうしても苦手だったんですが、子育てに関してはどんどん人に頼っていかなければと思うようになりました。

一人のときは誰にも頼らず自分の力でやるんだって思っていました。産後うつはホルモンバランスの変化が原因と言われていますが、私の考え方もうつを引き寄せたかもしれません。お母さんになってから、考え方も少し変わりました。

出産は女性にとって大変な仕事です。体も心も変化します。もし産後うつの症状が出てもあわてずに、一人で悩まずしっかり治療して周りの人から協力してもらって、楽しく育児ができる環境を整えられたらいいですね。

合わせて読みたい

ページ先頭に戻る