ダイエットや勉強、貯金、何かの目標に向かって「やってみよう!」と決心しても、毎日続けることって本当に難しいですよね。ですが、「私って飽きっぽい性格だから」とすぐに諦めてしまうのはもったいないことです。三日坊主だった自分に別れを告げて、毎日続けられる自分になりましょう!
「今日はやる気が出ない」そんな日もありますよね。ですが、やる気が出てくるまでじっと待っていても仕方ありません。やる気が出てくるまで何もしないでいると、結局何もしないまま一日が終わってしまいます。そんなときは頭で考える前に、自分の中のやる気を探しにいきましょう。
たとえば、今日はなんだかジョギングするのが面倒くさい。そんなときでも、とりあえず支度をして外に出てみましょう。勉強をする気になれないというときも、とりあえずノートや教科書を開いてみたり、パソコンの前に座ってみましょう。その「とりあえず」の中に、やる気が潜んでいるのです。
「やる気もないのにとりあえず勉強したって、効率が悪いだけ」と思うかもしれませんが、何もしないでいて効率が上がるわけではありませんよね。また、「とりあえずでもやっていたら、なんだか楽しくなってきていつの間にか夢中になってた」という経験ってありませんか?
何事も「最初」は、すべてが新鮮で楽しいですよね。初めて見るものにわくわくして、初めて触るものにドキドキする。「初めて」って楽しいし、頑張ろう!という気持ちが湧いてきます。けれど人は、すぐに「その環境に慣れる」のです。最初のわくわくやドキドキも、何度か経験していくと「普通」になってしまうのです。それが、「習慣」というものです。
あきっぽい人は、新しい環境にもすぐに適応できる優れた人なのかもしれませんね。続かないのは、「楽しい」と思うことが習慣になって、だんだんとつまらなくなるからです。ですが、その「習慣」はつまらないことでも回数を重ねてるうちに、それが当たり前になってきたということもあるのです。
では、実際に「当たり前」や「習慣」にするにはどうしたら良いのでしょうか。ひとつのことを毎日続ける、また長期間続けるための6つのポイントをご紹介します。
「毎日やるぞ!」と意気込んで、続かないと悲しくなりますよね。自分の無力さに、意思の弱さに空しくなったりしますよね。でも、「続けられなかったからダメ」と自分自身を責めるのではなく、「その環境にもう慣れちゃった」という自分自身の優れた適応能力を褒めてあげましょう。そして、いつもとちょっと違うことをしてみてください。
たとえば、ジョギングが続かなかったら、たまにはコースを変えてみてください。運動着で走るのではなく、お気に入りの洋服で、お金を持たずにデパートや公園を一日中歩き回ってはいかがでしょうか。また、音楽を聴きながら走ったり、万歩計を付けて走るのも良いですよね。わざわざ購入しなくても、携帯の無料アプリを使うこともできます。
たとえば、ダイエットで5kg痩せるという目標を決めたとしたら、その前の小さな目標としてマイナス1kg毎に、何か自分へのご褒美を作ってはいかがでしょうか。マイナス1kg目は、自分に洋服を買ってあげる。マイナス2kg目はメイク道具を買ってあげるなど、体重が減ると共にキレイになるアイテムをご褒美にしたり、頑張る活力となるご褒美がいいですよね。
誰かと一緒にやることで、一人でやるよりも楽しく続けられますよね。同じ目標を持つ友達と、お互いに励まし合いながら、刺激し合いながらやってみましょう。一緒にやることで、「途中でやめたら情けない」というプライドや責任感が生まれます。
一緒にやれる人が身近にいない場合は、SNSやコミュニティサイトなどで報告するのも良い手段です。誰かがコメントをくれたら嬉しいですし、報告することで報告の義務感が生まれます。
また、誰かに褒めてもらうのも良いでしょう。言葉をしゃべれない1歳児でも、お母さんに褒められると一生懸命に頑張ります。赤ちゃんは言葉を理解していませんが、褒めらると嬉しいんです。人は、生まれたときから「褒められると嬉しくて、頑張る」という行動ができるのです。
外から帰ってきたら、なんとなく部屋着に着替えますよね。なぜ部屋着に着替えるかというと、服を汚したくないなどといった理由もありますが、一番は、外で着ていた服だと家の中でくつろげないからです。毎日続けるにも、くつろげる環境を作ることが大切です。
たとえば日記を続けたい場合、家の中で好きな音楽をかけてリラックスしながら書くこともできますが、お気に入りのカフェやファミレスなど人のいる場所の方が落ち着いて書けるということもあります。くつろげる環境は人それぞれですが、自分に合った環境を見つけてみてはいかがでしょうか。
毎日の習慣にしていても、やっぱりできない日もあります。やらない日が数日続いてしまうこともあります。そんなときでも、またできる日から始めればいいのです。ですが、間が空いたからといって量を増やさないでくださいね。昨日やらなかったのだから、今日はリハビリです。急に量を増やしたら、体も心も疲れてしまいます。長く続けるためには、やらなかった日の自分を許してあげる、自分自身を思いやる気持ちが大切です。
たとえば、日記を毎日書くのは大変です。でも、一年後に読み返せたら、きっととても楽しいですよね。一年前の今日って何してたっけ?と、ページをめくれば一年前の自分に会えるのです。十年後、二十年後はもしかしたら子供と一緒に読み返しているかもしれません。そんな楽しい未来を想像しながら、未来のために続けてみてはいかがでしょうか。
何かを毎日続けるというのは、一日の時間の使い方を管理することに繋がります。色々な予定があったり、体調が変わったりする中で、そのために費やす時間を毎日作るということです。限りある時間の中で、自分で決めた「続ける」にぜひチャレンジしてみてくださいね。