妊活疲れ？不妊治療のストレスを解消してママになろう！

マタニティマークを見て心がざわついてしまったり、ベビーカーを押すママさんや赤ちゃんを可愛いと思えなかったり、自分になかなか赤ちゃんが来てくれないと平穏な状態を保つことが難しくなってしまうものです。

妊活中の女性であれば誰でも妊婦さんや子連れ家族をうらやましいという気持ちが芽生えるのは当然です。だからこそ憎悪の気持ちに発展しないように上手に不妊ストレスを解消して前向きな明るい気持ちを取り戻すことが必要です。

仕事のストレス

不妊治療は保険が適用されても高額の場合があります。さらになるべく自然な妊娠を希望しているならば漢方や鍼灸治療を行うので治療費が思った以上にかかります。治療費のために仕事を続けながら妊活している女性は多いと思います。

仕事のストレスさえなければもっと穏やかに過ごせるのにと思うかもしれません。しかし実際に仕事をしないで専業主婦で妊活をしているとさらにストレスが溜まることが考えられます。

• 無職なのでご主人のお給料だけで治療費を払わなければならない
• インドアになりやすくうつ病を併発する可能性もある
• 仕事という逃げ道がないので赤ちゃんを諦めにくくストレスが溜まりやすい

もちろんご主人の稼ぎが申し分ないのであればまったく問題ありませんが、子供が生まれてからの学費がかかりますからある程度の貯金があったほうがいいです。特に不妊治療すると多胎になる可能性もあるので通常より多めに見積もっておいたほうがよさそうです。

家にいるとネットやスマホで情報を必要以上に収集することに時間を注いでしまいますし、ネットの妊活仲間が先に妊娠してしまうなど精神的なショックが大きく立ち直れないほどのストレスを抱えてしまうこともあります。

仕事をするのは確かにストレスのたまることではありますが、万が一赤ちゃんが授からなかったときのライフラインになりますので「もし妊娠できなくても仕事がある」と前向きな気持ちにさせてくれるでしょう。

専業主婦で妊活している人はなにか家でできる仕事を探してみてはいかがでしょうか。「妊娠」という結果はすぐに手に入らなくてモチベーションが下がってしまうこともありますが、仕事はやった分だけ報酬が伴います。仕事を通じて自信がつけば余計なストレスを溜めずに済みます。

また資格試験に挑戦してもいいでしょう。子どもが小さいうちはフルタイムで働くのは難しいこともありますから、長期的な視野で自分の人生を再設計するのも一つの方法です。たとえば妊娠中から税理士を目指すために勉強しておけば子どもがある程度大きくなったときに独立開業することもできます。

いいのか悪いのか臨月に試験日と重なってしまったケースもあるので、何かに没頭したり打ち込むことはストレス発散に有効です。

基礎体温のストレス

低温期から高温期に上がる時期は特に敏感な時期です。朝起きて検温するときや排卵検査薬の結果をみるときなど、毎月合否通知書を開封するようなもので誰しもがストレスを感じるものです。

高温期は特にひょっとしたら赤ちゃんができているかもしれないことを思うと飲酒や激しいスポーツもできませんからますますストレスを解消するのが難しくなります。

一番感情のコントロールが難しいのが高温期と言えます。期待してマタニティ雑誌や育児グッズなど眺めているだけで明るく前向きで幸せな気持ちになりますが、期待しすぎて月経がきてしまった場合に反動でうつ状態になってしまうことがあります。

かといって今回もダメかもしれない、期待しないで無欲でいようと冷静につとめていても頭の中でカウントダウンしてしまっている自分がいるかもしれません。

月経が始まってしまったときのストレス

低温期から高温期の移行がスムーズだったり手ごたえがあったりするときに限ってあっさり月経がきたりするものです。精神的に落ち込んで出勤する元気もなくなるかもしれません。

相談できないストレス

晴れて結婚できたものの実家や義実家に帰るたびに「孫はまだ？」と気軽な感じで尋ねられたり、かえって気を遣われたりします。「なかなかできなくて…」と言うことができれば気が楽なのですが、完璧主義者で今まで仕事や恋愛に努力してきた女性にとって自ら敗北宣言するのはなかなかできずに「まだ仕事を続けたいので…」と心にもない嘘をついてしまったりします。

職場でも「あれ？結婚してるんだよね？子どもはまだいないの？」と聞かれたりします。聞く方は単純に「大学出てたっけ？何学部？」と聞くようなもので深い意味はなかったりします。しかし不妊治療をしている女性にとってこれほど苦痛な質問はありません。

また妊娠は性生活を露呈するようで相談しにくい内容であることもカミングアウトできない起因となっています。

ネットやカウンセリングで相談するのもいいのですが、やはり実社会で不妊治療経験者に相談するのが一番いいです。実は妊娠に至るまで悩んだことのある人は結構いるものです。不妊治療までしなくてもS○Xしたあとに足を上げたり体外受精を3回していたり、あなたより深刻な過去の悩みがどんどん出てくるはずです。

不妊治療がどれだけ進歩しても「命」を扱うことに変わりはありません。どんなに優秀な産婦人科医であってもやはり「神の領域」だと言います。不妊治療とは神の領域に人間が踏み込むことなのです。

あなたに赤ちゃんが来るかどうかは神のみぞ知るなのです。やるべきことはやってあとは神や宇宙の法則にすべてを委ねる気持ちでいれば、不妊治療を通じてあなたが成長できる機会が与えられたとポジティブに考えることができるはずです。