和食はなぜ健康?代表的な食材は体にどんな効果があるの?

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海外に行ってみると、和食の素晴らしさというのを心から感じることができます。日本では、「日本のごはん」ですから、当たり前のように食べれますが、海外ではそれが当たり前ではないのです。

それは当然ですよね。なぜなら日本の食事なのですから、日本で食べれなければどこで食べるのかということになります。ですが、その和食、今では海外でもよく食べれるようになったとはいえ、レベルは低いです。

アメリカのロサンゼルスやニューヨークともなれば、たくさんの日本人が滞在していますから、いろいろ和食のお店があるとはいえ、本場と比べて、「そこそこ」だと思うものは数少なく、「おいしい」と思えるものはさらに少ないです。

そんな和食がどうしてこれだけ世界の人々から注目されているのか、それは和食は健康にとても良いとされるからなのです。皆さんもそう感じがことがあるはずなのです。まずはその和食の素晴らしさを学びましょう。

どのように体にとって良いものなのか、和食の何が素晴らしいのか、ここで知ってみましょう。そうすることで、あなたは必ず和食を中心に食べようと思うはずですよ。

1.米のすごさ! これで体を丈夫にする!

日本の食事の主食は米です。この「米」と聞いた時に、あなたは何を思い浮かべますか。多くの方が白米を思い浮かべるかと思います。ですが、この白米、実は、昔は米を作っている農民でもあまり食べれなかったのです。

白米がどのようにして作られるのかご存知ですか。白米というのは玄米の外側についている、言ってしまえば「皮」の部分を(今は機械で)そぎ取ってしまっているもののことを言います。ですから、白米は栄養がありません。

白米は糖分のみがなくなってしまった状態で、栄養素もほぼ含まれていません。ですから、玄米を主食にすることをおススメします。もちろん玄米もお米ですから糖分がありますが、それ以外のものもあるのです。

玄米って何がすごいの?

玄米は、人間が必要とする栄養素のほとんどを含むという、優れた食材なのです。これを、毎食摂れば、非常に体にも良いですし、健康を保つため、健康になるためにも非常に良いのです。

しかも、少々堅めですから、歯にもあごにも良く、美容にもいいですし、もちろん健康にも喜ばしい食材だということを覚えておいて下さい。歯が丈夫になることは笑顔が増えるということでもありますから、玄米はおススメです。

白米は栄養素がすべてをそぎ落とされたもので、糖分くらいしか残っていないものですが、玄米は、そのそぎ落とされたものが残った状態のものです。ということは、栄養素がまるまる残っていますし、味も白米よりはしっかりしています。

ただし、2歳以下のお子さんがいるご家庭では、お子さんに玄米を与えるのはよした方が良いでしょう。1度与えると分かると思いますが、玄米自体がややかたいものですから、きちんとお子さんの胃では消化しきれません。

そのまま出てきてしまうので、白米を食べさせた方が栄養はお子さんにはつくので、ちょっと面倒くさいかと思いますが、お子さんと大人用のごはんを作った方がお子さんにも大人のためにも良いでしょう。

この玄米を食べることで、骨を形成する材料もできますし、歯を形成する栄養素も体に蓄えられ、白米よりも食べ応えがありますから、大人には非常に良い食べ物です。便秘解消にも良いので、女性には最高です。

2.日本人が大好きな発酵食品! そのすごい効果って?!

日本人は発酵食品が大好きです。大好きというよりも、発酵食品を無意識のうちによく使っています。例えば、日本人が海外に長期滞在する時に必ず大瓶で持っていく醤油もそうですし、朝ご飯に欠かせない味噌汁の素、味噌もそうです。

そして、関西人がよく苦手とする、においが強烈な納豆もその1つです。どれもこれも大豆をベースとして発酵しているものですが、これが、肌にも体にも良いということはご存知でしょうか。

発酵食品の効果って?

  • 病気を予防する(殺菌効果)
  • 肌をきれいにする
  • アンチエイジング効果がある

これだけ聞いても、女性にとってうれしい効果だらけだと思いませんか。特に、世の中のお母さんたちは簡単に風邪などひいていられる場合ではありません。熱が出ていたって小さい子供を抱えていたら一緒に相手をしなければなりません。

その子供の数が増えれば増えるほど疲れは増しますし、体力も使いますが、やらねばいけないのです。ですから、日頃から病気を防ぐようにしていかないと、そういう状況にもうまく対応できなくなってしまいます。

そんな時に活躍するのが発酵食品です。発酵食品には、殺菌効果もあり、お子さんもあなた自身からもばい菌を除去してくれます。ですから、意識的に発酵食品を摂るようにしてくださいね。

他にもあるよ、こんな発酵食品

  • キムチ(ごはんのおかずに最適 !)
  • めんま(実は発酵食品。しかも繊維も豊富!)
  • ザワークラフト(ドイツ料理の代表格、栄養素たっぷりのキャベツで発酵食品をゲット)

これ以外にもいろいろありますが、こういったおつまみ系の食べ物に発酵食品は多いですから、お酒を飲む前にでも、これらをたくさんつまんで、お酒を飲みつつ健康な体をゲットしてみてはどうでしょうか。

3.世界でもこんなのない! 日本の海藻文化!

日本のごはんのすごさが1番わかるのが、海藻をよく使う所です。ワカメ、こんぶ、しらすやメカブなど、他の国ではあまり食べられていないものです。例えばヒジキも、韓国から大量に輸入されています。

ですが、その輸入元の韓国では実はヒジキを食べません。彼らは、誕生日に決まってワカメスープを作ります。ワカメも海藻ですから、このワカメはよく使うのですが、ヒジキが食卓にのぼることはほぼ皆無です。

それとは逆に、 日本では、新年の幕開けには昆布がおせちの中に入っていたりしますが、韓国人は、ワカメ以外にはあまり海藻を使用することがなく、欧米人ともなれば、ワカメも昆布もメカブも絶対に使いません。

アジア人が海外に進出してきた、そして、欧米人がアジアに行った時に、それが素晴らしいと思ったのか、そういうことから、こういった海藻がちょこちょこ欧米でも売られるようになってきました。

しかし、もちろん、ほとんどの欧米人がそれを頻繁に口にすることはありません。この海藻、何が素晴らしいか分かりますか。

海藻のすごさ!

海藻はミネラルが多く含まれています。ミネラルは体の組織を作るために必要な物であり、歯や骨の素を作ったり、体を丈夫にするためにも必要な栄養素です。しかも、体の5大栄養素のうちの1つとされているのものなのです。

世界的に見ても、海藻をここまで食べる民族というのは日本人くらいなものなのです。それを、だしにも使い、メインの料理としても使い、様々な用途にそれを使うことができるというのも、日本人ならではです。

ですから、この日本が誇る海藻文化を、キープし、たくさん海藻を食べるようにしてください。特に女性は、妊娠中であれば、色々な栄養素が赤ちゃんに摂られてしまいます。そのためにはミネラルも大いに必要です。

海藻が苦手だなという方は、ダシとして使って、海藻本体を食べるのではなく、海藻のエキスをとり、体に海藻の栄養素を取り込むようにしましょう。

4.素材を生かせ! 日本人の味と素材の使い方のすごさ。

和食の1番の凄さというのをご存知ですか。それが、味と素材の良さを生かすということなのです。これは、日本人として生まれてきて、日本人の親の間に生まれてきたらこれが当たり前として脳の中にインプットされます。

ですが、実は外国となれば、この「素材の味を生かす」ということに対しては、全くと言っていいほどこだわっていません。こういうことにこだわっているのは日本だけと言ってもおかしくありません。

というのも、みなさん、アメリカや他の国、韓国や中国へ行った方も思うかもしれませんが、「味が濃い!」と感じませんか。これはあながち間違っていないのです。もちろん、外食だからという理由もあります。

素材の良さを味わうというのがなんでいいの?

それだけ、調味料を多く使っていないということです。調味料を多く使っていないということは、変な成分を体の中に与えることもなく、栄養を過剰に摂ることもなく、ダイエットにも効果的なのです。

特に現代人は味覚障害の方が非常に多いです。自分で気づいていなくてもそうだという方はいるのですが、そういった方は、こういった調味料が多くききすぎたものを多く摂っているからそうなってしまうというのが原因の1つにあります。

ですから、そうならないためにも、素材の味を生かした料理を食べるようにしましょう。「味」は、成長過程でも、大人になってからも非常に大切なものです。素材の味をほぼ変えないでそれを摂取することは、健康にも良いことです。

さらに素材を生かした食べ方をすることこそ、その素材にとってはうれしいことですし、あなた自身も舌がこえますから、悪いことは一切ありません。そして、もし、お子さんがいる方は、その方が、お子さんにももちろんいいですよね。

そのように食べるようにするだけで、健康具合はかなりアップしますから、そうしてみてください。あまりに何かのタレで味を変えてしまった食材は、食材の味を知ることもできませんし、その中には塩分、糖分や様々なものが含まれています。

それがどれだけ体に悪いことかというのを現代人はわかっているにもかかわらずやめることはできませんから、そうなる前に、素材の味だけで食事をすることを心がけましょう。

和食というのは、実は、卑弥呼の時代から「長寿にきく」と言われている食べ物なのです。卑弥呼の時代といえばすでに1万年以上前のことで、研究者なんていないであろうに、そういうことが分かっていたのです。

それだけ健康な和食を日本人なのに摂らないなんてもったいないです。ですから、理想的な和食を摂り、健康な体を得ることができるようにしてみましょう。それには上記のポイントを参考にしてください。

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