「もう寝る時間!あれやらなくちゃいけなかったのに」「また何となく時間が過ぎて一日が終わった・・私このままでいいの?」学生・OL・主婦を問わず、だらだら生活に不満や不安のある女性はとても多いものです。
今日も時間を無駄にしてしまった、まただらけた生活をしてしまったと自己嫌悪に陥る日を過ごしていませんか?または無意識にかなりの期間を生産性のない時間を過ごしているのではありませんか?今日は少しあなたの生活を振り返る時間を持ってみてください。
朝から夕方まで勉強や仕事に専念している人、家事・育児に専念している人、2足のわらじを履いて大わらわな人、置かれている立場によって生活パターンはさまざまです。
しかしどの立場にも共通して「時間を有効に使えていない」という悩みを持つ女性には共通する改善点があります。
だらだらしたくない!もっと充実した日々を過ごしたいと思うかたはぜひ自分の生活を振り返って改善点をチェックしてみませんか?
「何もしないうちに時間が経ってしまった」と感じる場合、この「何もしないうち」に「何をして」時間が過ぎて行ったのかを思い返してみましょう。
ここではよくあっという間に数時間を消費してしまい、時間を使いすぎてしまったと感じやすいあなたの時間泥棒となるものを考えます。時間泥棒の親玉3大要素と考えられるのは以下の時間の過ごし方です。
この3つの時間泥棒にじっくり迫ってみましょう。
コミュニケーションに役立ったり、情報を収集したり刺激的で便利なインターネット文化ですが、スマホやパソコンを楽しく使いこなしているつもりが、あなた自身が強迫的にメールやネットの奴隷になっていませんか?
メールやラインはすぐ返さなくちゃ、これを調べておかないと話題に乗り遅れちゃう、そして次々と動画やネットショッピング、興味のない芸能人のゴシップまで流されていき、気付くと数時間があっという間に経ってしまっていることも多いでしょう。
電話で同じようにだらだらと取り留めのない話題で友達と長電話する人も同じく、通話が終わると思いのほか時間が経っていて驚くことも多いはずです。
電源オフ!のタイミングがわからずに夜遅くまでスマホやパソコンをさわっているタイプのかたの時間泥棒は「デジタルツール」だと言えます。
楽しみにしている番組はもちろん、それ以外の時間もコマーシャルから続けて前後の番組もずっと観ているテレビ鑑賞パターンを続けていませんか?
とりあえず家に帰ったらテレビをつけて、何かほかに用事がない限り深夜までだらだらとどうでもよい番組を連鎖的に観てしまうこともあるでしょう。
テレビはこちらの都合おかまいなしに興味を引くような音楽やメッセージを次々と流して来ますので、消すタイミングを失ってしまいがちです。
家にいる時はほぼテレビをつけていて、何の番組だったのか、何か自分が印象に残ったものがあるかと考えて思い当たらないことが多いかたの時間泥棒は「テレビ」でしょう。
さあ何かしようと思っていてもソファや床に座ったが最後、気付いたら寝ているうちに時間が経ってしまった!ということがありませんか?
疲れた時や体調が思わしくない時は知らず知らず眠ってしまっても当然ですが、うたた寝が習慣になってしまっている場合はおそらく頻繁に「また寝てしまった」という自己嫌悪で目が覚めるパターンが続いているはずです。
うたた寝の時間が長い人、目覚めた後の気分がすぐれなかったり、寝てしまったことで逆にあとで忙しくなってイライラしてしまうことが多い人の時間泥棒は「不規則な睡眠習慣」です。
あなたの生活から大きく3つの時間泥棒だと思われる犯人を見つけ出してみました。なぜこの3つかというとこれらがおそらく一番あなたから「何もしないのにあっという間に」時間を奪い去ると感じさせる原因であることが多いからです。
ではこの困った時間泥棒をあなたの生活から追い出すためにはどうすればよいか、具体的なアイデアをお伝えしますのでぜひ参考にしてください。
断捨離とは生活の中から不要なものを処分してなくし、すっきりとした快適な人生を送るための生活術です。しかしなにもパソコンやスマホなどを捨ててしまおうということではありません。この処世術を過剰なインターネット生活に取り入れてみましょう。
まず、メールやラインなどのお付き合いを少し整理してみます。相手が今どこにいて何をしているかを送信し、それについてあなたが返事をし、また相手、あなたというエンドレスなコミュニケーションは果たして必要でしょうか?
必要な連絡や、相手とのより良いコミュニケーションのためだけに限ってメールやラインをある程度制限することもできます。
こちらから「また明日ね、おやすみ」と会話を終えたり、「夜は眠くて返信できないんだ、ごめんね」などと友人には伝えておくなど、あなたの時間を守る方法として使ってください。
あなたに一切のメリットがない、友人の無駄とも思える自分の話や愚痴に電話やメールで延々と付き合わされるのもストレスがたまる上に時間を無駄に消費しています。
話をまとめて切り上げたりする会話のエンディングを工夫して友人の長電話や連続メールはシャットアウトしましょう。
最初は勇気がいるかもしれませんが、しばらくすると交わされていた内容が自分に必要であるか必要でないかを選択する感覚が研ぎ澄まされていきます。何より、今まで必要以上のコミュニケーションにいかに無駄な時間を使っていたかに気づくでしょう。
耳の痛い言葉ですが、面倒だと思いながら相手に付き合って時間を無駄にしていたのは自分自身だったということに気づき、自分に心地よいコミュニケーション以上のことにはお付き合いを控えるのが賢明です。
子供の頃に「テレビは1日1時間まで」などと制限されていたことがありませんか?その時はテレビが観たくてたまらなかったけれど、テレビを観ない時間で他にいろいろなことができていたという記憶もあるのではないでしょうか?
だらだらと番組間のコマーシャルや天気予報などをつけっぱなしにして次の番組もまた観てしまうということで数時間が過ぎます。お気に入りや楽しみにしている番組が終わったらすぐにテレビは消す習慣をつけましょう。
もっと良いのは観たい番組はすべて「録画」しておくことです。あとで再生リストを見てみるとそれほど観たい番組じゃないな、という場合は消去します。番組の取捨選択することで観たい番組だけを再生して観ると、とても時間の節約になります。
録画するプレーヤーにチャプター機能がついている、1.3倍くらいのの早送り機能(会話が聞き取れる倍速)がついていれば尚良いでしょう。
観たかった場面だけを選んで再生したり、コマーシャルや面白くなさそうなコーナーは飛ばして観たり、早送り再生で短時間に集中的に観たかった番組を鑑賞することができます。
最近はこの機能を搭載した安価なプレーヤーが販売されていますのでチェックしてください。これからのあなたの時間を買うのだと思えば安い買い物ではないでしょうか?
うたた寝はとても気持ち良いものですが、毎日のようにうたた寝しているのはひょっとして夜の睡眠がきちんととれていない、隠れ睡眠不足かもしれません。
眠る直前までテレビ、パソコンやスマホの画面を見ていると脳が興奮して眠りが浅くなってしまいます。
せめてベッドに入る1時間前にはすべて電源オフにしてください。夜遅い時間の飲食やカフェインの摂取も胃に負担がかかり交感神経を刺激して睡眠の質が下がりますので控えましょう。
人間は夜10時から深夜2時までのゴールデンタイムと呼ばれる時間帯には眠っているのが理想です。
夜10時に眠るのは無理でも時計の針が0時を指す前には眠りにつき、朝は朝日とともに目覚めるという夜にぐっすり眠る睡眠習慣を身につけるとうたた寝もなくなってきます。
昼寝・うたた寝をすることでは質な夜の睡眠がうまくとれなくなり、日中の脳の活動が低下して眠気を誘発するという悪循環にも陥っていますのでなるべく避けます。どうしても眠い場合もアラームをセットして30分以内に抑える方がすっきりと過ごせます。
また、ソファや床に座るとうっかり眠ってしまうというパターンを身体が覚えてしまっていてうたた寝が癖になっていることもあります。
背もたれのある椅子に座る、リフレッシュする香りで洗顔をする、飲み物やガムで眠気を防止しながら作業をするなど自分にあった工夫をしてみてください。
時間を有効利用するための大きく3つのアイデアを見てきましたが、まだまだ充実した日々を送るための生活のヒントがありますのでお伝えします。
「いま」のあなたに必要のないものが生活にあふれかえっていないか良く見直してみてください。過去への後悔、未来への心配に心を占められている時間、今の自分に特別重要ではない情報をメディアで見聞きする時間、メール交換や飲み会など過剰とも思える人間関係のお付き合いなどです。
時間軸を今日現在のあなたにあわせて、現在の自分に必要と思わない事柄は整理していきます。思い悩みすぎず、用意周到に考えすぎず、すべてを守ろうとせずにすっきり暮らしましょう。必要なものとそうでないものの選択をしていく作業は自分の新しいステップには最適です。
趣味をもっと向上させる時間を持つことや、興味のある事柄の資格を目標として勉強することは生活にハリを与えます。好きなことなら何でも良いので、日々のスケジュールに趣味や資格取得のための勉強に費やす時間を設定しましょう。
行動と行動の間にはちょっとしたすき間時間ができます。その短い時間をあとに続く時間を充実させるためにうまく使う方法を考えましょう。
例えばその日の残りのスケジュールを計画して書き出してみる、次の作業への意欲を高めるために机の上をキレイに片づける、ちょっとした料理や英単語の暗記など達成感のある作業をする、ストレッチをして身体を快適なオンモードにしてリフレッシュするなどです。
いままでだらだらと観ていたテレビは消して、その時間を読書に充てましょう。読書をすると脳が活性化されるということは良く知られています。テレビと違い想像力をフルに使う文字を追う作業の読書は脳の働きをとても向上させるようです。
読書をすることは想像力だけでなく、構成力や文章力を高める効果があるので仕事や日常の会話や作業の質が上がり、今までより進歩した新しい自分へ進化することもあるでしょう。
興味のある分野を中心に、今まで知らなかったジャンルの読書にもチャレンジして世界を広げてみませんか?だらだらしていた休日も「カフェで読書」という時間の過ごし方を楽しめますよ。
さっとシャワーだけで洗うことを目的にせず、「身体を温めて血液循環を良くする」ことを目的としてかならず湯船につかって入浴してください。
血液循環を良くすると体調が整い、身体の深部まで温まり徐々に体温が下がっていくことはとてもリラックス効果があり3時間後には自然で良質な眠りを得られるようになります。
まず帰宅したらお風呂!という習慣をつけると、だらだらモードにストップがかかるうえ、リラックスモードに入り気分爽快な夜の時間を豊かに楽しめます。好きな入浴剤やアロマオイルなどで入浴タイムを楽しめるようにしてはいかがでしょうか。
To Doリスト(やるべきことリスト)を目につくところに貼っておきます。玄関の掃除、Xさんにお礼状を書く、花の水やりや犬の散歩など何でもやるべきことを書いておきます。
手帳でもカレンダーに書くのでも冷蔵庫へ貼り紙をするのでも良いでしょう。終わった事項から線で消して行き、残りのことを片づける時間の使い方をその都度考えます。
ポストイットで貼っておき、終わったことは剥がして捨てるなどでも良いです。ポストイットのメリットは後日に持ち越してよい分は簡単に張り替えられることです。
物事の優先順位をつける習慣がつき、ひとつの仕事をこなして項目を消したりポストイットを剥がして処分するということはとても達成感を得られ、時間管理も上手にできるようになります。
日記をつけることは日々の行動の記録でもあり、あなた自身とゆっくり、向き合う時間でもあります。1日の終わりになんでも思うままに気持ちや出来事をつづって1日を振り返ることは心の充実をもたらします。
日記が苦手というかたは、家計簿でも良いでしょう。書くという行為が脳のトレーニングなので記録を書き残すということが大切です。
1日を振り返り、明日はもっとこうしたいという気持ちを感じたり自分をほめたりする時間を持つことで何のために自分がこの時間を過ごしたのか明確に見えてくると、さらに時間を上手に使えるようになるでしょう。
あなたの生活から大切な時間を奪い去っていた時間泥棒は見つかりましたか?そしてどのようにうまく対処すれば、だらだら生活にサヨナラしてあなたの貴重な時間をもっと価値ある過ごし方ができるかヒントを得られたでしょうか?
無理は禁物ですのでゆっくりひとつづつでも実行してみてください。気づくとだらだら生活に悩んでいたころより格段の進歩を遂げた豊かな時間術を身につけた新しいあなたがそこにいるはずです。